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【十二の星の華】『黄昏の色、朝焼けの筆』(前編)

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【十二の星の華】『黄昏の色、朝焼けの筆』(前編)

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第4章 片鱗の黄

「なんだか……ゾッとする絵ですぅ」
 妙に重苦しい色使いの中、やけに陽気そうな骸骨達がテーブルを囲んで会食をしているという構図の絵画を前に、メイベル・ポーター(めいべる・ぽーたー)はポツリと感想を洩らした。
「ってより、もうこの美術館自体ゾッとするんだよ。趣味が悪い!」
 セシリア・ライト(せしりあ・らいと)は、自分の両肩を抱くようにして身震いをひとつ。
 不自然なくらいツタに覆われた入り口、必要最小限まで光量を落とした館内。
 細かな差こそあれ、展示されているのはいずれも、メイベルが眺めているようなモチーフの絵画ばかり。
「こ、こんなの見せられるとお姉さん困っちゃうわ……というかメイベル様、あんまり見ちゃいけません。こんな所に長くいたら、心が不安になってしまいますわ。なんなら、お目々、ずっと覆って差し上げたいくらい」」
 言って、フィリッパ・アヴェーヌ(ふぃりっぱ・あべーぬ)は自分の目を両手で覆い隠して見せた。
「そ、それはそうなのですけれどぉ……カンバス・ウォーカーの正体を調べるとなると……きっとこーんな絵ばっかりきっとたくさん探して歩かないといけないと思うんですぅ……」
「そ、そうなのですわよねぇ」
「あーもう! いっそこーゆー美術館ごと壊していっちゃいたい気分だよね! ドカーンと! 鈍器でドカーンと!」
「だ、だめですよぅ、そんなっ!」
「ホントにはしないけどさぁ」

「ホッホッホ」

 思わずウォーハンマーを握る手に力がこもるセシリアの脇で、小さな笑い声が上がった。
「お爺さん、誰?」
「いや、失礼失礼。お嬢さん方が真剣に不気味がってくれているようなので、嬉しくなりましてなぁ。いや、儂はこの美術館の館長をしてる者ですじゃ」
 館長と名乗った細身の老紳士は、そう言うと礼儀正しく帽子を脱いで、メイベル達三人に頭を下げた。
「まぁ! 不気味美術館の館長さんなのに、あまり不気味な方ではございませんのね」
「ほんとですねぇ〜」
 メイベルとフィリッパが感心したように館長を眺める。
「いや……メイベルちゃん? フィリッパちゃん? あのね」
 セシリアはひとり冷汗をかいて片頬を引きつらせた。
「ホッホッホ」
 館長は愉快そうに笑って、しかしそこで不意表情に影を落とした。
「そう……不気味を目指し、人の心を不安にさせる……そんな作品に惹かれてこんな美術館まで造ってみたが。本当の意味で不気味ではないのじゃよ。儂も……ここにある作品も。本当に不気味な作品は、こんなものではない」
 館長は、そう言うと、憧れでも込めたような光をその目に称えた。

『館長さん……?』
 メイベルは、セシリアは、フィリッパは、不思議そうにその横顔を眺めた。

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 がさがさ、がさがさ……。

 何かが小さく擦れあう音に、
 
 カタカタ、カタカタ……。

 時折、何か乾いた物がぶつかり合う音が混じる。

「――っ!」
 喉から飛び出しそうになる悲鳴を、持ち前の好奇心で無理矢理に飲み込んだ羽入 勇(はにゅう・いさみ)は、手にした明かりを、音の発信源へと向けた。
 懐中電灯の小さな光の輪に、二つの少女の顔。
 そして、三つの骸骨の顔が浮かび上がった。

「○△×☆□※■●!」

 勇は今度こそ悲鳴を上げ、光速の方向転換をかける。
「人の顔見て逃げ出すってのはちょっと失礼じゃない」
 全力で逃げ出そうとする勇の肩を、四方天 唯乃(しほうてん・ゆいの)はむんずと掴んだ。
「りょ、『猟奇! 空京を脅かす少女ゴースト!』や、離して! 離して!」
「どうしたのですか〜?」
 暴れる勇を、ブラックコートに身を包んだエラノール・シュレイク(えらのーる・しゅれいく)がひょいっと覗き込んだ。その動きに、三体のスケルトンがカタカタと付き従う。
「あ、『アンデッドを操る暗黒魔術集団の罠! 危うし空京!』そ、そういう記事はボク専門外だから! 他当たって、他!」
 勇の勢いに、むしろエラノールがびっくりして身をすくめる。
「落ち着きなさいな。スケルトンなんて今日び別に珍しくもないでしょーが。あと、誰が少女ゴーストよ」
 唯乃はパンパンと勇の頬を両手で挟む。
「はっ……ごめんなさい。あんまりにもあやしかったからつい……」
「……そういう、素直なのは嫌いじゃないわ」
 唯乃は、わずかに唇の端をひくつかせる。
 エラノールはほっと胸をなで下ろしため息をついた。三体のスケルトンも、それにならうようにカタカタと音を立てる。
「一体何をしてたの? こんなところで」
「ゴミ漁りなのです。ケケとルルとトトにも手伝ってもらって」
 勇の問いに、エラノールがスケルトン達を指差す。
「ゴミ漁り?」
「エル……情報は、省くと誤解を招くのよ。カンバス・ウォーカーの騒ぎは知ってるでしょ」
 唯乃の言葉に勇はコクコクと勢いよく頷いた。
「その原因探し。カンバス・ウォーカーが出現した絵は強力にネガティブな想いが込められた作品――どんなひん曲がった作品よそれって考えたら、失敗作のことじゃないかと思ったのよ。だから、ゴミ漁り」
「曲がった想いの作品が見つかる前に鼻が曲がりそうなのですけれど」
「だ、だから誤解を招くようなこと言わないの! 生ゴミとか漁ってないでしょ!」
 唯乃がわずかにその顔を赤く染めた。
「うむむ。でもそれは新しい視点だ! ふむふむ」
 手帳を取り出した勇は、感心したようにメモを書き付ける。
「そっちはなあに? 何かの記者さん? 取材?」
「ボクは、カンバス・ウォーカーの専属記者!」
 よくぞ聞いてくれたとばかりに勇は勢い込んだ。
「――になりたいなぁって野望があります。あ、記者はほんとね。今回は三人もいるし、カンバス・ウォーカーが生まれるのは絵に限らないみたいだからもっと範囲が広いのかなぁって。足を使って稼ぐ取材の真っ最中。それで――」
 勇は背後を手で示した。
 最新の建物が次々に生まれる空京にあっては、若干年代物と呼べる古さの、高層ビル。
「もしかしたら、建築物なんてのもありかなぁと思って。このビル、空京の都市計画でかなり早い段階から設計されてたビルなんだ。今のところ――目立って変わったところはないけどねぇ」
 勇の言葉に、唯乃とエラノールも空を振り仰いだ。

 と、その時――

「こらぁ! なーにをゴミなんか漁っとる!」
 叱責の響きとともに、清掃の担当者なのだろうか、つなぎ姿の男が近寄ってきた。
「あ〜あ! こんなに散らかして!」
「ご、ごめんなさいなのです〜。き、きちんと片付けて帰るのです〜」
 わわわと慌てた様子のエラノールが頭を下げる。
「ほんと頼むよ? ったく。飲んだくれの絵描きがここで飲みつぶれてることがなくなったってのに……これじゃ全然安心できねぇな」
 ブツブツとこぼす男の言葉に、勇と唯乃は鋭い視線を向け、
「――!」
 同時に口を開きかけたが。

「興味深い話ですね」
 第三の人物の声が、先を制した。
「んん? なんだい? 兄ちゃんたちもゴミ漁りかい? 流行ってんのかい、これ?」
「いや、俺はゴミ漁りに興味はありませんし……流行ってもいないと思いますが……。まあ、片付けを手伝えと言われるなら手はお貸しますが」
「え〜? 私、ゴミ掃除なんてやだ〜」
 御凪 真人(みなぎ・まこと)の言葉に、セルファ・オルドリン(せるふぁ・おるどりん)は不満そうな声を上げた。
「そりゃ俺だって無償奉仕をしに来た訳ではないですから……ただゴミ掃除は嫌ですが。情報に対価は付き物ですからね。それに……『力仕事になったら真人はぜんっぜん頼りにならないから私に任せるのよ』って言ってませんでした?」
「そ、それはもっとスカッとする体力勝負の話よっ! 例えば――空京から悪人どもを追い払う類のゴミ掃除とか」
 セルファはグッと胸を張る。
「あと――その、そんなに殺気立って戦闘準備してなくていいですよ」
 真人の言葉に、セルファはキッとまなじりを吊り上げる。
「嫌よ。あんなカンバス・ウォーカーが生まれた絵の作者を探しに行くんだもの。真人が危――真人がどうなろうと知ったことじゃないけど……遭う人遭う人警戒しないわけにはいかないわ」
「空京中敵だらけですか君は」
 そこで、真人はハッとつなぎの男の方に振り返った。
「ああ、すみません。あの、よろしければその『飲んだくれの絵描き』のことを教えてもらえませんか」
「んなこと聞いてどうするんだ?」
 男は、怪訝の上にさらに憮然を上乗せしたような表情で真人に答えた。
「今空京で起こってるカンバス・ウォーカー騒ぎ。原因となった作品を探しているんですよ。妙に攻撃的なカンバス・ウォーカーですからね……何か曰く付きの作品でもあればそれがあやしいのではないかと」
 真人の言葉に、男は宙に視線を漂わせた。
「あのジジイが曰く付きの絵をかぁ? どうだかねぇ」
 男はゆっくりと首を振る。
「教えるのかかまわねぇが、役に立つかどうかはしらねぇよ? ほれ、そこの、ちょうど嬢ちゃんが引っかき回したゴミ捨て場の辺りでな、ちょっと前まで毎朝ジジイの絵描きが酔っぱらって寝てたんだよ。どんな絵描いてんのか――ちっともわかんねぇけど、それでも絵を描く道具だけは毎日持ち歩いてたから――やっぱ絵描きだったんだろ、あのじいさん」

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「『カンバス・ウォーカーを生み出しそうな作品』……?」
「はいっ」
 それほど綺麗とは言い難いカフェで。
 嘗めるようにゆっくりとアイスコーヒーを飲んでいた絵描きは、東雲 いちる(しののめ・いちる)の言葉で眉根に皺を寄せた。
「強い想いに引かれて形を取る現象――か。そりゃあるってんならあるし……無いってんなら全然無い。要するに誰かが作ったもんなら少なからずどんな作品だって可能性だけはあるだろうって意味でな」
「今、この空京に現れた三人の、生まれた作品がわかればいいんです」
「……コーヒー、もう一杯飲んでいい?」
「あ、はいっ! 店員さん呼んできますっ!」
 いちるはきょろきょろと辺りを見渡した。
「いや、いいさ。来たら頼む。お勘定、よろしくね」
「は、はい! それで、ご存知ですか? きっと……本人達が言っていたように、『前向き』な絵ではないと思うんです」
「前向きではない絵、か。君はどうして知りたい? あまり関係なんて無いだろう?」
「そ、それはそうなんですけど……知りたいんです。放っておけないんです。苦しい想いで生まれたのだとしても――だからこの街を壊しちゃうっていうのは――さみしすぎると思うんです」
「なるほどねぇ……あのさ、実はタバコも切らしちゃってんだ」


「あ、タバコまで! いい加減に――」
 エヴェレット 『多世界解釈』(えう゛ぇれっと・たせかいかいしゃく)は絵描きがいちるにタバコを要求するのを見て足を踏み出した。

 グッ。

 と、しかしギルベルト・アークウェイ(ぎるべると・あーくうぇい)が、その腕を引っ張って止める。
「なにかしら、ギル」
「止めておけ」
「いちるは人が好いから情報収集だなんて思ってるけど、あれじゃただのたかりよ?」
「それでもだ」
「むしろあなたが飛び出していくと思ったんだけど……どういう風の吹き回しかしら」
「……ここで出て行けば、あの男がたかりだと認めることになる。この世界の暗面――いちるにそんな存在がいるのだと証明することになってしまう」
「あ……呆れた……」
 口から飛び出た一声の大きさに慌ててボリュームを落としながら、エヴェレットが肩をすくめた。
「そんなまだるっこしいことを考えていたの? こうなってくるといっそあの子、本当の箱入りにしてしまった方がいいんじゃないかって思えてくるわね」
 エヴェレットの言葉に、ギルベルトは苦笑いを浮かべた。
「暗い想いの前で、いちるの目を塞いでいられたら楽なんだがな。だがそれはお互い様だろう?」
「それは……私だって傷つくいちるは見たくないけど」
「いずれにしろ、カンバス・ウォーカーの一件となれば、いちるは顔を突っ込むのを止めないだろうよ」
「以前、カンバス・ウォーカーが消されたときには泣いていましたしね」
「ったく。甘いな。みんな甘いぜ」
 しんみりとトーンを落としたエヴェレットの感傷を吹き飛ばし、エルセリア・シュマリエ(えるせりあ・しゅまりえ)は不満そうに唇を尖らせた。
「あのなぁ、いちるの想いをかなえてやりたいとか、あいつが望んだから協力してやりたいとか、そんなの甘やかしてるだけ。いいか、そんなことしてたらいつか取り返しがつかなくなるぞ?」
 腕を組んだまま、エルセリアはギルベルトの元まで近寄ると、トントンとその胸を突いた。
「特にあんただよ。そりゃ俺だってこんなこと言っていちるから嫌われるのは嫌だけどな、失ってからじゃ遅いんだよ。悔しいけどあんたや俺は知ってるだろ、世界は綺麗な想いばかりじゃない。暗い想いは心を蝕むってことをさ」
「……」
 エルセリアの言葉で、ギルベルトの顔に苦い表情が浮かぶ。
「だから俺はカンバス・ウォーカーを信じない。そんな想いから生まれたものならば……信じられない。いいか、はっきりさせとくぞ。もしこの先、万が一何かあれば。俺はいちるの気持ちは無視する。いちるの安全の方を最優先させるからな」
 意思のこもった強い視線。
 エヴェレットもギルベルトも、口を引き結んだ。

「お〜い、みなさ〜ん」

 そこへ。
 いちるが明るい声をかけて手招いた。
 弾かれた用に顔をあげた三人は、それに応じる。

「こちらの絵描きさんが教えてくれましたよ! 数年前まで、こー、こーんな目で」
 いちるは自分の目の端を引っ張って半眼を形作ってみせる。
「空京の街を描いている人がいたみたいです! 探しに行きましょう! 一歩前進ですっ」
 いちるはにこにこと自分の成果を報告する。
「あんた達のお姫様、謀っちゃいないよ。ちゃんと俺が目で見た情報だから、安心してくれ」
「私はお姫様なんかじゃないですよ?」
 いちるが不思議そうな顔を浮かべる。
「いや、君は充分お姫様だよ」
 ギルベルトが、エヴェレットが、エルセリアが向けてくる強い視線に絵描きは苦笑いを返した。
「でもなんだかいいね君たちは。絵になりそうだ。この騒ぎが片付いてもしよければ、次のモデルをお願いできないかな?」

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 蒼空学園図書室。
「フォルクス。はい、追加の資料」
 「ドサッ」――というよりもういっそ「ズンッ」と音を立て、和原 樹(なぎはら・いつき)閲覧机の上に持ってきた本を積み上げた。
「むう。ずいぶん多いのだな」
 フォルクス・カーネリア(ふぉるくす・かーねりあ)は立った今眺めていた資料から顔を上げ、眉根に皺を寄せた。
「美術書はでっかいから余計に多く見えるけどね。仕方ないだろ、『文献にあたるのも一つの手だ』って言い出したのはフォルクスなんだからさ」
「お前が、『絵描きは習作や失敗作を塗りつぶしちゃうこともあるから……大変かもなぁ』とあわれを誘う声でぼやくので助け船を出してやったまでだぞ」
「そ、そんな声出してない!」
「いや、我は聞いた」
「出してな――うぷ!」
「マ、マスター! 声が大きいです! 図書室ですよここ」
 慌てたセーフェル・ラジエール(せーふぇる・らじえーる)が、樹に組み付いてその口を手で塞いだ。
 樹は一瞬で顔を赤くすると恥ずかしそうに肩を縮こまらせてからフォルクスを睨んだ。
「そ、それにしてもマスター。ではこんな大変なこと、どうしてするんです? 実際にカンバス・ウォーカーを止めに言ってしまった方が単純な気もするのですが」
 必死で空気を入れ換えようとでもするように、セーフェルは樹に話しかける。
 樹は少し難しい表情をして、視線を宙に投げた。
「んー……まぁそうだけど……なんていうか……あの娘たち、何らかの作品から生まれたんだよな? ってことはさ、荒れてるように見えても、その裏には認めてもらいたいとか誰かに知って欲しいって気持ちがあると思うんだ、作品である以上。本当に心の底から世界を否定したり、破壊を望んでるなら物を作って残したりしないだろ。だからさ、作品を作った人がどんなことを考えて、どんな気持ちでいたのか……それをがわかれば、解決の仕方も変わってくるかなぁって」
「人の想いを拠り所に生まれてくる存在……ですか。なんとも不安定で純粋な存在ですね……ただまぁ、情報を拠り所に生まれてくる私達魔道書と少し似ているところもありますが」
「ほんとだ。少し似てるかも」
「作った人のことを知りたい……ですか。マスター、私にも作った人がいると思うのですが、私のことは気にならないんですか?」
 ためらいがちにだが、セーフェルがズイっと樹に顔を寄せた。
「な、なんだよ、急にフォルクスみたいに」
「私のことは気にしていただけないのかと」
「だからさ!」
「我のことは気にならないのか?」
「本家が増えた!」
 二人の顔に挟まれて樹は頭を抱える。
「とは言え、訊かれても分からないんですけどね」
「我もなにを言われたところで態度を改めるつもりはないが」
 意外とあっさり身を引く二人。樹は「ゴンッ!」と机に頭をぶつけた。
「ところで樹」
「……今度は何だよ」
「パラミタ出現の際、新たな題材を目指してかなりの数の芸術家がパラミタに進出したということはあったみたいだな。いや、現状報告だ」
「おっけ。ありがとう」