リアクション
◆ 了 作戦終了! ◆
イルミンスール魔法学校の一室。
そこには大勢の人間の姿があった。
大図書室の整理は、大勢のボランティアの協力によって無事に終了したのだ。いまは皆、ささやかなティーパーティを楽しんでいる。
「あ、大ババ様ですぅ」
「これエリザベート、その呼び方をするなと言っておるじゃろうが! あぁ、ほら頬にクリームが着いておるぞ……」
ぶつぶつと小言を言いつつも、エリザベートの頬を拭ってあげるアーデルハイト。顔が綺麗になると、エリザベートも年相応の笑顔を浮かべた。
「大きなトラブルもなかったし、なんとか無事に終わってよかったのぅ」
「うん、よかったですぅ!」
「……どうじゃった、エリザベート。校長として参加してみて、今後のイルミンスールに役に立ちそうかの?」
「……う〜ん」
お菓子を食べる手を止めて、真剣な表情で考え込む小さな校長。やがて、その顔がぱっと輝いた。
「とてもたのしかった、ですぅ! 学校のそとの人たちと一緒にいろんなことをするのは、イルミンスールにとって、とってもいいことだとおもうですっ!」
「そうじゃな、せっかく学校に通っているのじゃから、楽しい思い出がたくさん作れるよう、わしらも頑張らなければいかんのぅ!」
そう言って、アーデルハイトは賑やかな室内を見渡す。
誰もが笑顔で、その日の出来事を話していた。
大図書室の整理は、皆の立派な思い出になったようだ。
――「大図書室整理作戦!!」fin
みなさん、大図書室の整理お疲れさまでした! 沢山の方の協力により、今年の整理は無事に終わりました。イルミンスールの図書室はとても沢山の人が利用しているので、綺麗になってエリザベート校長や世界樹も喜んでいると思います。
この整理作戦で仲良くなった人や、新しい友達が出来たでしょうか? ここで育まれた絆は、きっと他の場所で皆さんを助けてくれるはずです。
では、また別のお話でお会いしましょう!