リアクション
第８章 名残時９
夜の雅、全ての行事が終わりそれぞれが祭りの余韻に浸る。
ルドルフはヴィナの提案で川辺を歩いていた。
「ほら、水辺って涼しいでしょ。 結構夜とかは涼しくなったけど残暑はまだまだ厳しいからね。
暑い時には涼しい所で過ごしたいものじゃない？」
「確かに、時折吹くそよ風は心地いいね」
「でしょ？ 運動して汗を流すのもいいけど、まったーり散歩するのだって、悪くないよ」
ルドルフ達は、こっそりと施設中の様子を見ながら自然と触れ合い散歩を楽しんだ。
「どうだった、今日のイベント？」
「そうだな、皆よく頑張ってくれていた。 だが手が足りていないような所もあったようだし
色々と改良できそうだね。 例えば…」
「はーい、ストップ。 ルドルフさん、今は仕事の話は禁止！」
「ヴィナ？」
「前にも言ったと思うけど、皆ルドルフさんを慕って頑張ってるんだ。
あなたが休んでくれないとみーんな休まなくなっちゃうからね。 分かった？」
「しかし…」
「ルドルフさんの性格なら、皆に休みをあげても自分にはやらないだろうけど…そういうのはＮＧ！
俺をイエニチェリにしたからには、校務と休暇のバランスをしっかり取ってもらうからね」
その言葉に笑みを浮かべながら、ルドルフは薔薇を取り出し見つめる。
「さ、ルドルフさん。 お客さんとして……今日のイベントどうだった？」
「……美しい植物、景色。 心地よい気候に動物たちの声。
たくさんの美を用意したこの施設だったけれど……それだけでなく、たくさんの人の想いが見られた。
これもまたとても美しいものだったね。 心が癒されたよ」
その言葉にウィンクしながら答えるヴィナ。
「じゃあルドルフさんがやりたかったものになったじゃない。
はい、視察お終い！ あとはホテルゆっくりしようよ。 俺薔薇風呂の用意しようか？」
「……そうだな、今日はヴィナに甘えてみるとしよう」
彼とそのイエニチェリの視察は終了した。
これにて、『雅』は閉園でございます。 ご来園、真にありがとうございました。
まずはこの場を借りて謝罪させていただきます。
リアクションの遅延、大変申し訳ありませんでした。
決して作業に手を抜いたりしてるわけではないのですが、逆にその分遅筆になりがちで
皆様にはいらぬ不快感を感じさせてしまったことと思います。
今後はなるべくこのようにならないよう、再発防止に努めてまいります。
すみませんでした。
ではシナリオの話へ。
今回のシナリオでは薔薇の学舎の皆様のアクションが全くかぶっていないのに感動しました！
しかも彩々や馬場など人手がいる場所には必然的に人数を多く配置してくれるなど
教導並みの組織だったアクションで執筆していてとても楽しかったです(笑)
おもてなし、ご苦労様でした。
お客様の方々は、楽しんで頂けたでしょうか？
今回はデートと遊びが７：３くらいだった印象です。 なのでそれぞれの恋愛の違いを
表現しようと色々試行錯誤しております。 読みづらい場合は未熟者に経験を積ませたという事で
お許しいただければ…と思います。
公式NPCを招待されていた皆様へ。
全体的にさびしく思ったのが招待欄のアクションが「〜を招待」で終わっていた方が多かった事です。
GMとして作成できるのはあくまでリアクションですので、皆さんのアクションが無ければNPCも当然変化は起きません。
確定ロールは基本的にNGではありますが、筋が通っていて、極端に１人が有利になる等がなければ採用されます。
ですから折角なので文字数のある限り
「こうなったらこういう風に気持ちが変わるといいな」「こんな風に思っていてほしい」
など、NPCへの愛を存分に語って頂ければと思います。(アクション成功が保障されるわけではありませんが)
あと、MCLCどちらでも、招待枠に使用する方のアクションの最初に、【公式NPC○○招待枠】等
分かりやすく招待の旨を記載して頂けると助かります。
今回は全員(NPC枠含む)で８２名の方が参加してくださいました。
色々キャラクターを絡められるよう努力いたしましたので、
お楽しみ頂けたならば、PC同士、またはNPCと関連を持ってもらえると嬉しいです。
これからも蒼空のフロンティアを宜しくお願い致します。
僕としても２作目からこんなに多くの方と物語を楽しむことが出来て感動です。
アクションの方でも、色々と気遣って下さったり、自分の心情やこれまでのNPCの経緯などを
記載して下さった方がいてとても助かりました。
特にNPCに関しては原則GMは他のGMのシナリオを参照しないことになっておりますので、
参照シナリオを載せるだけでなく、そのシナリオでどんな事態が起きたかも記載して頂けるとありがたいです。
皆様に楽しんで頂けたようであれば、また雅をやってもいいかもしれませんね。
ルドルフさんに頼めば新しい施設やイベントも増やせると思いますので(笑)
それでは、大変な長文を失礼いたしました。
参加して下さった方も、たまたまお読みくださった方も、
シナリオでお会いできる日を楽しみにしております！
