シャンバラ教導団

リアクション

２４）ネージュ・フロゥ（ねーじゅ・ふろう）

「２回目だし、今度はオーバーキルしないよう、気をつけないとね。
今度はオーバーキルしないよう、気をつけないとね。
大切なことなので２回言いました」
ネージュ・フロゥ（ねーじゅ・ふろう）が、言った。
「ネーおねえちゃん、やや古いネタなのですよー」
舞衣奈・アリステル（まいな・ありすてる）がツッコミを入れる。

「今回もようこそいらっしゃいました」
「トッドさん、どうしてざんすかがいるの？」
ザンスカールの森の精　ざんすか（ざんすかーるのもりのせい・ざんすか）が不機嫌な表情でいる。
「わけのわからない理由で呼ばれたざんす！」

【イベカ】ざんすかクリティカル

「ネージュさんはチョコインゴット使いとして、
あのざんすかさんを倒したそうですね。
スタジオにざんすかさんに来ていただいていますので、ぜひ実演してくださらない？」

舞衣奈がニヤニヤしながら、インゴットをネージュに手渡す。
「……やっぱり？　殺（や）らなきゃダメ？
これからテンプレ発言をする気がすっごくするんだけど」
「もはやあきらめてください、なのですよ」

かくして、ネージュは、インゴットを投擲する。

「チョコインゴット、いっけー！」
「グハッ！？」
しかし、投擲したのは、チョコインゴットではなく、
チョコ味の豆腐の中に激辛チョコの液体を入れたものであった。

「マーボー地祇（ちぎ）の完成なのですよ！」
こっそりチョコインゴットをすり替えた、舞衣奈がほくそ笑む。

「身体中が熱いざんす！？
ぶっ飛ばしてぶっ殺してやるざんす！！」
激辛チョコで全身コーティングされたざんすかが叫ぶ。
「え、なんで、チョコインゴットのはずなのに！？」
次の瞬間、ネージュはざんすかのラリアットでぶっ飛ばされる。

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『ざんすかにぶっとばされてお星様になるのは、
森水マスターコメディシナリオ常連にとって、
むしろ名誉なご褒美なんだよぉ〜！！』
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ネージュはスタジオの天井を突き破って、お星様となった。

「テンプレ発言乙、なのですよ」
舞衣奈がネージュを見送るが。

「誰がネージュだけぶっ飛ばして終わりにすると思ったざんすか！？」
「え、ざんすか、予想通り暴れ狂ってるのですよ！？」
「パートナーの罪はパートナーも同罪ざんす！」
「きゃあああああああああなのですよー！？
あたしのこともただぶっ飛ばすんじゃ芸にかけると思うのですよ！」
「ミーのぶっ飛ばしはネタじゃないざんす！」
「いまさら何言って……グハッ！？」

舞衣奈も、スタジオの天井を突き破って、お星様となった。

「そもそもミーをスタジオに呼んだ奴もぶっ飛ばしてぶっ殺すざんす！」
「どなたか、ざんすかさんを止めてください！」
「スタジオ観覧者もスタッフも全員ぶっ飛ばしてぶっ殺すざんす！！」
トッドさんやスタジオの全員も、暴れるざんすかのために大混乱となった。