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イルミンスールの息吹――胎動――

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イルミンスールの息吹――胎動――
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『イルミンスール、胎動』

 視察を終えた理子とセレスティアーナは、見たまま感じたままをアイシャ・シュヴァーラ(あいしゃ・しゅう゛ぁーら)始め王国の者に伝えた。
 やがていくつかの会議が行われ、そして出た結論は……『アーデルハイトを、地上に帰還させる』。

「おかえりなさい、アーデルさん」
「う、うむ」
 出迎えにやって来たザカコを前に、アーデルハイトが珍しく口ごもる。
「……やれやれ。何を話せばいいのか悩むなど、そうそうない経験じゃ」
「確かに、初めて聞いたかもしれませんね。まあ、半年以上も離れていれば、仕方のない事かと。
 ですが、アーデルさんはここに帰ってきた。これからではありませんか?」
 ザカコの言葉に、アーデルハイトが振り向き、ややあって納得といった表情を浮かべる。
「……おまえの言う通り、かもしれぬな。全てはこれから、というところか」
 呟き、アーデルハイトがどこか清々しい表情で告げる。
「これからもよろしく頼むぞ、ザカコ」
「ええ、アーデルさん。こちらこそ」
 互いの手が交わり、固く結ばれる――。

 イルミンスールは再び、元の体制に戻った。
 しかしそれは、決して前と同じではない。新しい“息吹”が吹き、新しい“胎動”が脈打つ。

 イルミンスールの未来は、いずこへ――。

『イルミンスールの息吹――胎動――』完

担当マスターより

▼担当マスター

猫宮烈

▼マスターコメント

猫宮です。
『イルミンスールの息吹――胎動――』をお届けします。

今までの流れをまとめつつ、今後に繋がる流れを作る、のシナリオでした。
それらを感じていただけたなら、幸いに思います。


●アーデルハイトは地上に帰還しました。
 ザナドゥに行けなくなったわけではないので、そちらにも出てきます。

●イナテミスの設定に、リアクションで変動があった部分を変更しています(する予定です)。


それでは、参加していただきどうもありがとうございました。
またの機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。