リアクション
第二回戦対戦表 『さあ、お昼休みも終わりました、これから午後の部の開始です。すでに半数の選手が姿を消しました。まずは、対戦表を御覧ください。いずれも、第一回戦を勝ち抜いた猛者ばかりです。この中でさらなる高みへと登っていくのは誰か。奮戦に期待しましょう』 緋桜遙遠 …………………………………… 結城奈津 欠場 ………………………………………… ニーナ・ノイマン 大神御嶽 …………………………………… デクステラ・サリクス セイル・ウィルテンバーグ ……………… ゲブー・オブイン ビュリ・ピュリティア …………………… 欠場 瀬山裕輝 …………………………………… 赤嶺霜月 鳴神裁 ……………………………………… 魄喰迫 欠場 ………………………………………… 欠場 超娘子 ……………………………………… ジェイムス・ターロン 佐々木弥十郎 ……………………………… 猪川勇平 アルディミアク・ミトゥナ ……………… 日堂真宵 ベアトリーチェ・アイブリンガー ……… 神代明日香 真田大助 …………………………………… リアトリス・ブルーウォーター 立川るる …………………………………… 欠場 欠場 ………………………………………… 緋山政敏 神崎荒神 …………………………………… リゼネリ・べルザァート 欠場 ………………………………………… 鬼龍貴仁 毒島大佐 …………………………………… アリアス・ジェイリル 欠場 ………………………………………… 真田幸村 キネコ・マネー …………………………… フィリップ・ベレッタ 樹月刀真 …………………………………… カガリ・グラニテス ルース・マキャフリー …………………… 欠場 テティス・レジャ ………………………… 欠場 曹丕子桓 …………………………………… 欠場 メイドちゃん ……………………………… 欠場 エリエス・アーマデリア ………………… 漆髪月夜 欠場 ………………………………………… 緋桜ケイ シエル・セアーズ ………………………… 水橋エリス フォン・ユンツト著『無銘祭祀書』 …… 欠場 ミルゼア・フィシス ……………………… 欠場 六本木優希 ………………………………… 魔導書『複韻魔書』 ウィング・ヴォルフリート ……………… 鑑鏨 第二回戦第一試合 『さあ、第二回戦第一試合の対戦は、緋桜 遙遠(ひざくら・ようえん)選手と、結城 奈津(ゆうき・なつ)選手です。 結城奈津選手、派手なテーマソングと共に登場です。おおっと、火柱が上がった。明らかに、第一回戦よりもヒートアップしています。はたして、そのマスクの下に隠されているのは、凶悪なファイターの顔か、それとも、麗しき乙女の顔か。 対する緋桜遙遠選手、クールです。氷翼アイシクルエッジをたたんだまま、微動だにしません。 さあ、戦いのゴングが鳴った。 緋桜遙遠選手、ブリザードで広範囲を凍らせて一気に決めようとする。 おおっと、結城奈津選手、フォースフィールドでそれを防ぎつつ一気に突っ込んだ。ロケットシューズで加速しつつ、前面でクロスさせた腕でフライングアタックをぶちかます。 奇襲を予測できなかった緋桜遙遠選手、動けない! 吹っ飛ばされました。もんどり打って場外へ落ちていきます』 「っしゃあ、オラー!!」 『結城奈津選手、両手を挙げて雄叫びをあげます。筋肉もりもりの二の腕と腋が色っぽいです。 勝者、結城奈津選手です!』 第二試合 『ニーナ・ノイマン選手の不戦勝です』 第三試合 『さあ、一呼吸おきまして、大神 御嶽(おおがみ・うたき)選手対、匿名希望の猫娘さんの戦いをお送りします。 開幕早々、猫娘さんが軽い身のこなしでキックをしかけますが、大神御嶽選手、呪符を利用した女王の盾でそれを跳ね返します。実に対照的な戦い方となりました、この戦い。 おおっと、大神御嶽選手、大量の使い魔と式神を撒き散らしました。まるで蟻か蜂にたかられるようになって、猫娘さんが嫌そうに払いのけています。 その間に、大神御嶽選手、大技に入るか』 「我、求むるは強き呪縛。速きにあっては制。氣を持って動きを封ず!」 『おおっと、大神御嶽選手、呪符を飛ばすと共に動きました。呪符が、猫娘さんの四肢に貼りついて動きを止めます。その間に、大神御嶽選手、猫娘さんを投げて組み伏せた。トコトコと、式神が近づいて猫娘さんのカチューシャを外します。 勝負ありました。大神御嶽選手の勝利です』 第四試合 『さあ、続いては、セイル・ウィルテンバーグ(せいる・うぃるてんばーぐ)選手対、一回戦シードで勝ち上がって参りましたゲブー・オブイン(げぶー・おぶいん)選手の登場です』 「ひゃーっはははははは。パラミタを支配するのは俺様だあ。この世界のおっぱいというおっぱいは、全て俺様の物だぜえい」 シンボルマークのピンクのモヒカンをふさふさとゆらし、だらんと長い舌を垂らしながら、ゲブー・オブインが中指を突き立てた。 「おおっと、いいぜいいぜいいぜ、女が相手じゃねえか。ナ〜イスおっぱい! そのおっぱい、もらったあ!! 漢は拳で勝負だぜぇ!」 「ひ〜」 思いっきり手をワキワキされて、さすがにセイル・ウィルテンバーグがドン引いてうつむいた。拳の意味が思いっきり違うと思う。 『さあ、試合開始です』 「うひゃひゃ、こいやぁ!」 ゲブー・オブインが挑発する。 「ふふふふふ……。さあ、地獄のショーの始まりだぁ! 全力で、殺り合おうぜぇ! クククッ、アハハハハッ!!」 顔をあげたセイル・ウィルテンバーグの戦闘モードのスイッチが思いっきり入った。 「潰れろ!」 思いっきり振り上げた機晶斬竜刀・神薙を床に叩きつけて、ソニックブレードを放つ。 「それがどうしたあ。おっぱいの前に障害などねえ!」 思いっきりソニックブレードをくらって血をだらだらとこぼしながらも、ゲブー・オブインがセイル・ウィルテンバーグにつかみかかっていった。 むんず。 「うぎゃあ! 放せ放せ放せ!!」 「おっぱい、いっぽーん!!」 おっぱいを堪能した後、ゲブー・オブインがセイル・ウィルテンバーグの紙風船をパチンと指で弾いて割った。 『ゲブー・オブイン選手、なんと勝ってしまいました。まさに、煩悩の勝利です!』 第五試合 『ビュリ・ピュリティア選手の不戦勝です』 第六試合 『さあ、少し休憩しましたので、みなさん落ち着かれましたでしょうか。 赤嶺 霜月(あかみね・そうげつ)選手、瀬山 裕輝(せやま・ひろき)選手、武舞台へどうぞ。 赤嶺霜月選手、一礼いたします。相変わらず礼儀正しい』 「えーっと、最近……」 『瀬山裕輝選手、宣伝は禁止です! さあ、さっさと試合を開始しましょう。 先にしかけたのは赤嶺霜月選手だ。阿修羅の素早い抜き打ちを放つ! 瀬山裕輝選手、かろうじて殺気を感知して後ろに飛んで躱した。だが、格闘主体の瀬山裕輝選手ではちょっと不利か。 ああっと、赤嶺霜月選手、攻撃の手を緩めません。そのまま、狐月【龍】の疾風突きを叩き込む。瀬山裕輝選手、身をのけぞらせて躱そうとするが、完全には無理だ。頭から胸につけ替えた紙風船が割られました。場所を変えたのが裏目に出たか。 勝者、赤嶺霜月選手です』 |
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