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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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44)緋柱 透乃(ひばしら・とうの)

緋柱 透乃(ひばしら・とうの)は、
パートナーの緋柱 陽子(ひばしら・ようこ)
月美 芽美(つきみ・めいみ)とともにスタジオ入りした。

「さっそくですが、こんなお写真をいただいているの」
トッドさんが写真を映し出した。

【2022ゴスロリ】着せてからのお楽しみ

「このお写真では、この後、どうなったのかしら?
透乃さんと陽子さんの
ご結婚生活と合わせて、詳しく聞かせてくださらない?」

「この後のこと? 話してもいいけど放送終了になっても知らないよ〜」
「ちょ、透乃ちゃん、やめてくださいっ!?」
透乃を陽子が慌てて止めようとするが、
逆に、透乃が陽子を押し倒してしまう。

「あ、やめ……」
「んー、やめてほしいの? ほんとに?」
馬乗りになった透乃が、恥らう陽子に言った。

「まあ!」
トッドさんが目を見張る。

「ちなみに写真の提供者は私よ。
隠しカメラを仕掛けて盗撮しておいたものがこんなところで役立つとはね」
芽美がニヤニヤしながら様子を見守る。

「ちょ、や、あんっ?」
「この写真の時は普段着ない服を着て
少し恥ずかしがってる陽子ちゃんを見てたら我慢できなくなって襲っちゃったんだよ。
まあ夫婦(?)がコミュニケーションの一環とか生活の一部として
こういうことをするのは普通だよね。
勿論こんなに温くないけど、ここでこれ以上やるとねー」
服の上から陽子の身体に触れつつ、透乃が言った。

「結婚生活っていうけど結婚前と同じ4人暮しだから変わりは無いよ。
しっかりとした結びつきさえあれば結婚に拘りはなかったからね。
私の苗字が『霧雨』から変わったくらいかな。
陽子ちゃんと同じになったのは嬉しいけどね」
透乃に押し倒されたままの陽子も続ける。
「確かに生活は変わってないですが、
記憶が無くて『家族』を知らなかった私にとっては、
結婚して本当の『家族』になれたことが何よりも嬉しかったです。

……あっ……。

そ、そしてもうひとつ、結婚して私は『意識』がかわりました。
それまでの私は透乃ちゃんの背中を追ってばかりでしたが、
今は横に並んで一緒に生きていきたいと思っています。

やっ……。

例えまわりからは変化がわからなくても、私達の間でわかっていれば、それで満足です」

最初は嫌がっていた陽子だが、だんだんと目がうつろになっていた。



しばらくお待ちください




何事もなかったかのようにトッドさんが続ける、
リイム・クローバー(りいむ・くろーばー)さんの質問です。

皆様は夢のために誰かと争う事をどう思いまふか?
相手を打ち負かし、そして自分の道を進むのは果たしていいことなんでふか?

とのことです」

「『競う』ではなく物騒な『争う』という表現なのがなんかいいね。
私は正しいと思ってるよ。
食事は食われるものの命を奪っているけど、
そのことを責める人がどれだけいるの?
受験戦争等で勝ち上がった人は悪い人だと思うの?
こんな感じで生物として生きている以上
常に争って犠牲者をだしているようなものだから気にしたってしょうがないよ。
リイムちゃんの夢は敗者が死ぬわけじゃないんだから、堂々と自分の道を進めばいいと思うよ」
透乃が、淡々と付け加える。
「因みに私は戦場では敵対者は皆殺しとして行動してるけど、
それも『全力で全力の敵と戦う』ためにやってることだよ。
戦うことが楽しみで生きがいになってる私にはそれで犠牲者がでてもなんともないね」

「まあ、透乃さんならではのご回答ね。
個性的だわ」
トッドさんが言った。

「最後に、国頭 武尊さんからの質問です。

異種族との恋愛や結婚について、
「地球出身の出演者全員」にどう考えているか答えて貰いたい

ということです」

「元を辿れば英霊は地球出身だから答えるわ」
バートリ・エルジェーベトの英霊である、芽美が答える。
「はっきり言うけど『有り得ない』と思っているわ。
種族にもよるけどね。
私は生前のこともあって恋人や配偶者とは心だけでなく体の繋がりも欲しいわ。
でもドラゴニュート、獣人、ポータラカ人、人の部分が少ない機晶姫と体の関係をもつのは絶対嫌。
ナラカは不快だから他の場所で実体のもてない奈落人もだめね。
これはただの猥談ではなく子孫を残すことにもつながることよ。だから『有り得ない』と思うわ」

「なるほどね。芽美さんらしいお答えね。
こういった意見は新鮮だから、聞けてよかったわ」
トッドさんがうなずいた。