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薄闇の温泉合宿(最終回/全3回)

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薄闇の温泉合宿(最終回/全3回)
薄闇の温泉合宿(最終回/全3回) 薄闇の温泉合宿(最終回/全3回)

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○     ○     ○


 戴冠式が成功し、国家神が復活したことで、シャンバラは統一を果たした。
 正式な国家に対しては、宣戦布告をなくして戦争を行うことが出来ないため、エリュシオン軍は全てシャンバラから撤退をした。
 総督府、魔法院に使われていた建物も、ヴァイシャリーに返還され、エリュシオンの軍人はヴァイシャリーに残っていない。
 ただ、商いに来ていたエリュシオンの民間人の中には、そのままヴァイシャリーに残っている者もいる。

 現在も行政区分として西シャンバラと東シャンバラ地区に分かれてはいる。
 ロイヤルガードは国家神を守るための親衛隊として再編される予定だ。西シャンバラは高根沢 理子(たかねざわ・りこ)、東シャンバラはセレスティアーナ・アジュア(せれすてぃあーな・あじゅあ)がトップとなるだろう。
 尚、東シャンバラの総指揮であった、アイリス・ブルーエアリアル(あいりす・ぶるーえありある)がいなくなった為、彼女が担っていた役目は神楽崎 優子(かぐらざき・ゆうこ)が担うこととなる。

 シャンバラが統一されたことで、ユリアナ・シャバノフはさほど揉めることもなく、空京で裁判を受けることとなった。
 彼女自身は盗賊行為を行っていないこと、反省しておりシャンバラのために尽くすと言っていること、日本の法律では未成年であること等が考慮され、教導団に仮入団の上、保護観察処分となる。
 春には蒼空学園に帰還の予定だった。
 本人はロイヤルガードへの入隊を強く望んでいるそうだ。

 魔道書のヴェントは東シャンバラで盗賊達と共に裁判を受け、1年の禁固刑が言い渡された。ただ、彼の人格はユリアナに依存していることが明白であるため、ユリアナの功績次第で、減刑される可能性もある。
 対の魔道書の方は、ヴァイシャリーの魔法院で、現在はシャンバラ人により管理されている。


 宛がわれた部屋の中で。
 ユリアナ・シャバノフは鏡を見ていた。
 鏡に映る、自分の姿を。

 私に必要なのは、完璧な演技力。
 決して、襤褸を出さないこと。


――薄闇の温泉合宿 完――

担当マスターより

▼担当マスター

川岸満里亜

▼マスターコメント

合宿へのご参加ありがとうございました。
ほのぼの温泉を楽しめた方も、色々振り回されてほのぼの出来なかった方も、お疲れ様でした。
とにかく今は、スイーツが食べたくて仕方がありません! 皆さんのご提案のスイーツ、すっごく美味しそうで〜。

尚、レスト、ユリアナ、魔道書関連のお話につきましては、春頃ペリフェラルエピソードで行われる予定です。
そちらのシナリオでは厳しい戦いが予想されます。
(このシナリオの結果でそうなったというわけではないので、なんらかの責任を感じたりはしないで下さい!)

東西の駆け引きなど、とても楽しく(興味深く)書かせていただきました。ありがとうございました。

今回は、以下の方にロイヤルガードの称号を発行させていただきます。
沢渡 真言(SFM0003541)さん
ミューレリア・ラングウェイ(SFM0006275)さん

毎度、貴重なアクション欄を使っての私信等、ありがとうございます。
余力がなく、なかなかお返事が書けずに申し訳ありません。とても励みになっております。

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。