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着ぐるみ大戦争~明日へ向かって走れ!

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第5章 出撃前夜 

 空中を低く飛んでいるジャイロコプター。操縦しているのは霧島 玖朔(きりしま・くざく)だ。陸戦訓練時と異なり、後ろに乗っているラピト兵は半分恐慌状態だ。
 「おたおたするな。そう簡単に落ちやしないぜ!」
 霧島はそう笑った。次第に高度を下げていく。すぐに地上に降り立つ。
 「おーし、後席交代だ!」
 「燃料入れまーす」
 レナ・ブランド(れな・ぶらんど)が燃料用ホースを引きずってくる。その間に後席のラピト兵は入れ替わる。さすがに空は飛んだことがないのか。目を回している感じだ。
 「それにしても。これじゃまともな訓練にはならんなあ」
 ぼやいているのはゴットリープ・フリンガー(ごっとりーぷ・ふりんがー)である。
 「そうです。これでは事実上航空科はないも同然です」
 口を尖らせて同意しているのは早瀬 咲希(はやせ・さき)だ。現状で分校には飛行科の装備はまともな物がない。今飛ばしている基礎訓練用のジャイロコプターが三機在るだけだ。
 航空科の訓練を行おうとしていた早瀬らには大変だ。座学だけではラピト兵にはとうてい理解できないのでまず飛んでもらおうと言うわけだ。
 「まあ、そう言うな。本校にだってろくな飛行機材はないんだ」
 頭をかいてそう言うのは航空科主任士官の角田 明弘(かどた・あきひろ)である。
 現在シャンバラに展開する教導団に共通する悩みがある。軍隊なのに重装備がほとんどないのである。いわゆる、戦車、航空機、野砲のたぐいである。これは日本本土からパラミタに運び込む手段が新幹線?しかなく、荷台に積める物に限られる。そのため重装備を全くといっていいほど持ち込むことができないのだ。現状では本校に航空機が若干在るようだが戦車は存在しない。このジャイロコプターは高度も出せず、スピードも遅く、燃料を頻繁に入れねばならず戦場に投入できない。(小銃で撃ち落とされる代物である)また、航空機の場合、ドラゴンに注意!である。
 早い話、シャンバラで開発、生産した物でなければ投入できない訳だ。そうなるとまず生産設備からして大がかりな物にならざるを得ない。
 「航空機をまともに作ろうとすれば、まず、生産設備が必要だ。簡単にはいかない」
 「それじゃあ、あたし達は?」
 「ここしばらくは基礎訓練として歩兵で動いてもらう」
 「そんな〜」
 「ま、気持ちはわかる。まあこの際だから言っとこう。実は独自の航空部隊設立の計画がある」
 「それは本当ですか?」
 さすがにフリンガーも聞き捨てならない。
 「ああ、副会長が必要な物とかいろいろ下準備中だ。ただ、今の所は未確定要素が多すぎて公式な計画として出せないのだ。とりあえずは腐らずに訓練にいそしんでくれ」
 「じゃあ、はっきりするまでは歩兵にくっついていればいいんですか?」
 ギルバート・グラフトン(ぎるばーと・ぐらふとん)がバルブを閉めたところで振り返った。
 「そう言うことだ。実際、いろいろ獲得せにゃならんものが在るらしい。そのためにはおそらく例のワイフェン族との戦いで成果を出す必要があるそうだ」
 いろいろつながっているらしい。

 「誰が第二匍匐と言いましたかあ〜。頭あげるとあたってしまうんでございますよ」
 ハインリヒ・ヴェーゼル(はいんりひ・う゛ぇーぜる)は丁寧に?怒鳴っていた。
 訓練は最終段階である。いよいよ実践的訓練の段階であるが、そうなると項目も絞られてくる特に銃器を用いた野戦を考えた場合、匍匐前進しながら近寄っていくのは必須である。特に戦場が概ね平地であることから重要視されている。
 ヴェーゼルはにっこり笑って発射命令を出す。とたんに機関銃が火を噴いた。
 「第三匍匐でもあたりますからね。死にたくなければ頭を急降下させてくださいませ」
 激しい射撃音に頭を必死で地べたにくっつけて、それでも進んでいるのが比島 真紀(ひしま・まき)サイモン・アームストロング(さいもん・あーむすとろんぐ)だ。
 「負けない、負けないであります!」
 すぐ頭の上を弾が飛んでいく。少し後ろからはセリエ・パウエル(せりえ・ぱうえる)アマーリエ・ホーエンハイム(あまーりえ・ほーえんはいむ)も訓練に紛れていた。二人はいわゆる『情報本部』が頓挫したため困っていたところ、ヴェーゼルに首根っこ捕まれたのだ。
 「祥子お姉様、ワタシはなぜこんなところで?」
 「あああ、あなた頭あげると危ない、危ない」
 こちらの二人も必死で前進中である。言うまでもなく、訓練は新入生全員がやらねばならない。そうはいうもののさすがに地面とキスしたくないのは人情である。
 いわゆる匍匐前進には第一から第五まであり、第一匍匐というのは上半身を起こし、片膝立ててずりずり動くものであり、だんだん姿勢が低くなっていく。第五匍匐はべったり地面に顔までつけている状態である。いわゆる一般的な匍匐前進とは第四匍匐を指す。
 皆々機関銃の弾の下を必死でくぐり抜けている。脇を見るとラピト兵もこわごわながらもがんばっている。
 「真紀、このままだとラピト兵に遅れを取るぞ」
 アームストロングが頭部側面を地面にくっつけたまま比島を向いて言った。
 「うう……それは格好悪い……」
 「ここはがんばらんとまずいぞ」
 「わかったであります。ふぁいとぉ〜〜〜!」
 「いっぱあああああつ!」
 教導団員達は一斉に第四匍匐で前進した。

 司令部室ではなにやら言いつのる声が漏れてきた。
 「会長、一体いつになったら機甲戦力は整備されるのですか?」
 怒っているのは機甲科主任士官、ハンナ・シュレーダーである。金髪をソバージュにしている。
 「わかっているけど、今すぐは無理だわ。志賀君、現状は?」
 「ええ、現在工廠で開発中ですが、技術士官の話では砲塔の試作中だそうです。申し訳ありませんが少々先ですねえ」
 シュレーダーはじろりと志賀をにらみつけるようにして出て行った。入れ替わるようにレオンハルト・ルーヴェンドルフ(れおんはると・るーべんどるふ)シルヴァ・アンスウェラー(しるば・あんすうぇらー)を従えるようにしてやってきた。
 「失礼する。報告を提出したく参った」
 ルーヴェンドルフはそういうとレポートを差し出した。
 「何かしら?」
 「ラピト族との現状並びに問題点について参加した兵士達から聞き取りを行い完璧にまとめた。これを一読の上、提言を実行してもらいたい」
 「ラピト族との現状?」
 「問題点、ねえ」
 志賀はそれを受け取るともう一つのレポートを取り出してルーヴェンドルフに差し出した。ルーヴェンドルフより分厚い。
 「補給部隊からの報告書です。私がこれを読む間、読んでいてください」
 そう言うと志賀はレポートをめくり始めた。渋々ルーヴェンドルフも読み始めたが次第に顔色が変わってくる。
 「こ、これは…」
 「く……」
 アンスウェラーとルーヴェンドルフは青ざめた。補給部隊のラピトの現状に関しての報告書だ。内容はより詳細であり、結論が異なっている。
 「ラピト兵に関しては正確ですが、ラピト族全体に関しては補給部隊の方がまとまってますね。まあ、母集団が違いますから」
 要するに共○党の集会に行って支持政党を聞けばほぼ100%共○党と答えるだろう。この結果自体は間違いないがこれをもって日本で一番支持の多い政党が共○党だと言えば大間違いになる。一部分で全体は推し量れない。
 「ラピトの兵士達は概ね我々を支持しています。言うなればラピト族全体と比べれば方向性の偏った集団ですから……。ラピト族全体について調べるなら、補給部隊に同行して調べるべきでしょう」

 偵察部隊の帰還ににより、ワイフェン族の部隊がじりじりと進撃していることが明らかになった。
 7月10日、出撃命令が下り、編成が発令された。これにより、三郷キャンパスの戦力は正式に「シャンバラ教導団第3師団」として軍事編成されることとなった。その内実は以下の通りである。
 まず、基幹となるのが「機動歩兵連隊」、兵力約2400名である。いわゆる機械化歩兵部隊であるが、将来的な装備その他の点から機動歩兵の呼称が用いられている。この連隊はほとんどが直接的に教導団員で構成されている。なお、一個連隊は4個大隊からなる。
 次に「第2歩兵連隊」、兵力約2400名。これは通常の歩兵と考えていいが、兵員の大半がラピト族などシャンバラ人で構成されており、教導団員は一部の指揮官に限られる。
 「第3歩兵連隊」は兵力約1800名。内実は第2歩兵連隊と同じであるが、人員が不足しており、一個大隊欠損の三個大隊編成である。
 「第1騎兵大隊」はバイクに乗った教導団員で構成された近代騎兵である。兵力は600名、5個中隊編成であり、バイク兵のみで構成された機動力優先の軽騎兵中隊とサイドカー兵を混成させた火力重視の重騎兵中隊とに分かれる。サイドカー兵はサイドカーの側車に軽機関銃が装備されており、側車に乗った者が撃ちながら突撃できる。
 「第2騎兵大隊」は馬に乗った従来の騎兵であり、シャンバラ人部隊である。兵力は約400名、3個中隊編成である。
 「強襲偵察大隊」は兵力約450名、3個中隊編成である。これは名称こそ「偵察」であるが、実質は威力偵察を含む様々な任務に投入される部隊であり、練度・判断力に優れた精鋭が配置されている。
 「集成砲兵大隊」は兵員約600名で4個中隊編成。軽迫撃砲を全体で108門装備している。本来、軽迫撃砲は歩兵部隊に分散配置されるべきものであるが、現状で支援砲撃兵器がこれしかないため、まとめて砲兵部隊として運用している。野砲の配備が急がれている。
 このほか「支援大隊」が存在し、補給、整備、医療支援などを行っており、兵員は約550名である。
 最後に師団司令部中隊、兵員約120名が存在する。これは通信・伝令、本部護衛の歩兵部隊である。
 なお、中にはいくつか特徴的な部隊がある。第1騎兵大隊のE中隊はランス、ハルバードなどの長柄武器を用いる者を集めて編成されており、騎兵突破戦力の要とされ、「突撃槍騎兵中隊(シュツルム・ランツェンレイテン・コンパニィ)」と呼称されている。
 また、機動歩兵連隊の第1大隊D中隊は対車両戦闘を主想定された部隊であり、AMR(アンチ・マテリアル・ライフル)にて敵車両を吹き飛ばすはずであったがAMRの装備ができておらず、事実上、一般の機動歩兵として存在している。名称のみ「装甲猟兵中隊(パンツァー・イェーゲル・コンパニィ)」となっている。
 最後に、ウィザード能力を持つ者は機動歩兵連隊第4大隊A中隊にまとめられており、「魔導擲弾兵(マギステン・グリネイダー)」と呼ばれている。部隊名称は「魔導擲弾兵中隊(マギステッヒ・グリネイデン・コンパニィ)」とされた。
 これらにより、第3師団の総兵力は約9300名。実際は師団というより、増強旅団程度の戦力である。司令部としても装備・人員が揃わない状況での出撃は避けたかったが、現状でラピトを防衛できる戦力が第3師団しかない状況では敵の侵攻を黙ってみている訳にはいかないからだ。
 なお、師団長は言うまでもなく和泉詩織(少将)、副師団長兼参謀長は志賀正行(大佐)となる。

 7月12日、士官を集めて作戦指示が行われた。パイプ椅子の並んだ講堂でスクリーンに概略の地形表示などデータが提示される。
 「えー、偵察部隊の努力でかなり敵の陣容が判明しています。我々第3師団はこれに対し、一撃を加え、もってラピトを防衛することを目的とします」
 志賀が現状を説明していく。
 「地形はスクリーンにあるように左側が川、右側が急斜面の丘であり、長距離迂回作戦は現実的ではありません。この最大幅2キロ未満の空間が戦場と予測されます。敵はこれに対し、歩兵部隊を中央に置き、両脇に騎兵を挟む形で陣を敷いています」
 向かって左から騎兵200、歩兵14000、騎兵400。後方に投石機である。
 「これに対し、第3師団は基本、以下の様に布陣します」
 志賀は地図に布陣を重ね合わせた。
 「最左翼から騎兵第一大隊、第2歩兵連隊、機動歩兵連隊、第3歩兵連隊、騎兵第二大隊の順となります。また中央の機動歩兵連隊の後方には強襲偵察大隊を置き、予備兵力とします。その後ろに集成砲兵大隊、支援大隊を配置します」
 スクリーンで見ると、総兵力は敵の6割程度であり、不利といえよう。
 「師団の基本作戦としては歩兵部隊が後退しながら敵歩兵部隊の進撃を支え、その間に騎兵が敵騎兵を突破、後方に回り込み攪乱して包囲、反撃を行います。ま、一番無難ではありますが」
 スクリーン上で矢印が伸びコマ送りで動きが示される。
 「今回の作戦の要点はいくつかあります。まず第一に騎兵部隊。一刻も早く突破しなければなりませんがいきなり突っ込むと長篠の武田軍です。中世以前の戦いと違い、銃器がありますので、まずは騎兵も最初は降りて撃ち合いに参加してください。敵の騎兵をどうやって押さえて一気に突破するか。これがポイントとなります」
 騎兵の突破はこの作戦の要である。銃器があるが故に昔と違い、単なる騎兵の力押しはできないと言うことだ。
「第二に歩兵部隊は騎兵が回りこんでくるまで何がなんでも戦線を支えなければなりません。これをどうするかです。正直、敵といきなり白兵戦なんぞやろうものなら押しつぶされます。銃器の利点を生かしつついかに敵と正面からぶつからずに支えるかですね」
 一番地味だが一番頭を使うのがここである。優勢な敵をどう食い止めるか正念場はここであるといえよう。
 「そして第三に砲兵部隊です。先の二つを完璧にやっても現状では踏みつぶされることは必定。これは戦場が平地だからです。ならば一時的に平地でなくすればいい。そこで迫撃砲の出番です。これをうまく使って、地形的に敵を妨害することが重要です。ただし、迫撃砲の弾薬は無尽蔵ではありません。どこをどう叩くかを慎重に見極めてください」
 奇策的な使い方をするのが砲兵部隊である。敵が平地の戦いを想定するなら、その足下を崩してやるのは兵法の基本である。
 「それと、戦闘とは別に重要な任務があります。万一に備え、ラピト外縁の丘部分に陣地を作る必要があります。まあ、申し訳ないですが、これは無駄になるのが望ましいし私も無駄にしたいなあと考えていますが必要なので、こちらにも回ってください。これは角田少佐が指揮します。ラピトからも作業員が来ます。また、ラピト住民の避難を進めます。全員は無理でもできるだけ脱出できる体制を整えてください。これはシュレーダー少佐が指揮します」
 最後に和泉が立ち上がった。
 「総員、全力を尽くして防衛戦を成功させてください。この戦いは今後のシャンバラにおける様々な事柄に影響を与えます。シャンバラにいる者皆がその行く末に注目していると考えてください」
 士官達は皆立ち上がり、敬礼した。

 「なるほど、やることになっちゃったわけ?」
 年の頃は40代後半のやややせた感じの男が言った。分校長室で和泉と志賀から報告を受けた三郷キャンパス分校長、毛利 総一郎(もうり・そういちろう)である。見た目はくたびれたサラリーマンと言う感じだ。
 「装備、人員共に不足している現状ですがラピトの人々を見捨てるわけにはいきません」
 「まあ、そりゃそうだ。ラピトは穀倉地帯としても大きいし、ここを見捨てるようなら地球人は信用されなくなる。ま、やっちゃって、やっちゃって」
 和泉の言葉に毛利は気楽な感じで言った。
 「モン族や荒野にいる勢力も様子をみているだろうしねえ」
 「では私たちは」
 「申し訳ありませんが」
 「ああ、留守番は任せてくれていいよ。本校とは連絡しておくから」
 毛利はそう言うと湯飲みのお茶をすする。
 「それはそうと、志賀君。ワイフェン族に関してはもう少し、調べておいてくれ」
 「はい」
 「第三師団、出撃します!」
 7月15日、教導団第三師団は前進を開始した。

担当マスターより

▼担当マスター

秋山 遼

▼マスターコメント

 皆さん、初めまして、マスターの秋山 遼(あきやま・りょう)と申します。ゆるくて地獄な地雷原シナリオ「着ぐるみ大戦争」へようこそ。このシナリオで皆さんはぬいぐるみと共に戦っていただきます。コンセプトは「ふりむけば、ぬい(ぬいぐるみ)」です。

 まず、勘違いしている人がかなり多いようなのではっきり言っておきますが、このシナリオはシミュレーションゲームではありません。シミュレーションのファクターは含んでいますがあくまでRPGです。作戦なんかをだらだら書いているだけのアクションは没です。キャラクターがどう考え、行動するかがポイントとなるので要点をまとめた上で、しっかり動いてください。
 え〜、皆さんいろいろ考えているようですが、今回の肝は「合同訓練」ですが、合同訓練と理解してない人、多いですねえ。自分が只ラピト兵をしごくだけというのはいただけません。今回ピカいちだったのはネイト・フェザーさん。あえてラピト兵に頭を下げて教えを請うというのは思い切り個性的かつ光ったアクションです。ラピト兵と仲良くする、かつ自分と相手の練度を上げるという意味をこれだけで集約させてます。フェザーさん自身は自分を鍛えるのが目的とありますが、結果として一番合同訓練の意味を示したアクションとなりました。
 一方、なにやらがらがらと崩れているのが「情報本部」周りの人たちです。偵察に出る人や補給に出る人たちより情報収集に対するアクションがまとまっていませんでした。実際、闇雲に組織を増やしても意味ありません。また、むやみに組織を作る弊害がすでにアクションに現れているので現状、情報本部は却下とします。皆さん、まずは新兵なんですから地道なとこからですよ。
 それと、自分に都合のいい結果をアクション内に書いちゃっているのはマイナス評価です。没になるよ。
 なお、なにやら権力志向の人が多いですがこのシナリオは出世・権力には向かないから覚悟してね。
 次回、いよいよワイフェン族と戦いですが、教導団の人は士官候補生、それ以外の学校の人は曹長となります。(士官候補生の方が上)戦闘部隊に参加する場合、個人で指揮できるのは分隊までですので注意してください。
 それから、あちこちにシナリオ上の地雷があるから踏まないようにね。