リアクション
◇ ◇ ◇ 神速にゴッドスピード、バーストダッシュといったスピードアップを用いた超加速の空中ダッシュで、飛行生物を振り切り、一気に敵陣に突っ込んでいく美羽。 「負けないからね、リコ!」 プロミネンストリックで高速飛行していた際、囮用に放置していた和輝のチームのクリスタルをブライトマシンガンで赤くして通り過ぎていく。 「これで1点。他に手薄なクリスタルはないかなー?」 「美羽さん、あちらに大将がいます!」 美羽のゴッドスピードでスピードが上がったベアトリーチェ・アイブリンガー(べあとりーちぇ・あいぶりんがー)がたいむちゃんを発見する。 目と目を合わせ頷くと左右に別れた。 「3点もらったー!」 「そう簡単に渡さないわよ」 美羽のブライトマシンガンを避け、ハーモニックレインを使うたいむちゃん。 美羽に引き付けられているたいむちゃんの背後からベアトリーチェは諸葛弩で神威の矢を打つ。 「3点、頂きますよ」 撃たれた矢によってクリスタルは赤くなった。 「ナイス!」 「ありがとうございます。次のターゲット、探しますよ」 「もちろん。コハクは大丈夫かな?」 「大丈夫ですよ。コハクさんならしっかり守ってくれます」 「そうだよね! よし、もっと点数を稼ぐぞー」 残像を残して美羽とベアトリーチェは奥地へ飛んで行った。 ◇ ◇ ◇ 美羽が気にしていたコハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)はというと、レッサーダイヤモンドドラゴンに乗ってしっかり不可動式のクリスタルを守っていた。 「うん、このくらいなら大丈夫」 無座別に攻撃してくる飛行竜の前に立ちふさがり、背後にあるクリスタルと陣営を守っていく。 「ここから向こうには行かせないよ」 そう言ってコハクはヒプノシスをかけて、飛行竜を眠らせる。 前方の飛行竜をそうやって対処すると、美羽のゴッドスピードをかけてもらったことで上がったスピードを活かして防衛ラインを越えようとする飛行生物たちを同様に眠らせていった。 |
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