リアクション
エピローグ
「本当にごめんなさい」
雅羅は深々と頭を下げた。
コントラクターたちにも巻き上げられた金が返され、カジノが蓄えた金は然るべき場所で保管されることになった。
雅羅の災厄体質をよく理解しているコントラクターたちは、自分の体質のことを考えろと説教をする。
「だから、謝ってるじゃない。もう、これで懲りたわ。金輪際ギャンブルなんかに手を出さないわ」
ハッキリと宣言するが、それでも疑わしい視線を止まらない。
「な、なによ……みんな信用してないわね? 分かったわ、ならここでギャンブルを金輪際やらないって誓うわ。なんなら賭けたっていいもの」
雅羅は自信満々にそんなことを言って、コントラクター達は一斉に苦笑いを浮かべた。
──了──
どうも、西里田篤史です。
今回は本シナリオへご参加いただきありがとうございます。
ご覧の通りのギャンブルとバニーちゃんだらけのシナリオとなりました。
ギャンブルというのはお金を儲けるのでは無く、夢やスリルを金で買う物だというのが僕の中にはあるのですが、皆様にとってのギャンブルとはどういうものでしょうか?
何にしてもギャンブルで身を滅ぼすようなことは無いように願います。何事も適度にやっておくことに超したことは無いと思います。
そんな小難しいことを考えながらシナリオを書き終えたので、とりあえず僕は宝くじ売り場で夢とスリルを連番で買ってきます。
相変わらず次回のシナリオ案は全く無いままですが、またどこかのシナリオでお会いできるの楽しみにしております。
今回のシナリオにご参加いただいた方、本当にありがとうございました。
それでは、失礼致します。