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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
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リアクション

17)小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)

「今回のゲストは、
蒼空学園のアイドルにして西シャンバラ・ロイヤルガードの小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)さんです」
「こんにちは!
また、お招きいただいてうれしいです」

前回に引き続き、またインタビューを受けることになった美羽は、
堂々と質問に答える。
「まず瀬山 裕輝さんの質問です。

『僕私のおススメ又は自慢したいアイテムやスキル〜』

とのことです」

「私の自慢したいアイテムは、
このマイクロミニスカートです!
これは去年の修学旅行でイタリアに行ったとき、
私のために作ってもらったオーダーアイテムで……
超高級ブランドショップで作ってもらった、10万Gもする自慢の一品なんです」
「まあ、すてき!」
「蒼空学園新制服と合わせてはけるように、制服っぽくしてもらってるんですよ。
それに、この、
マイクロミニスカートと一緒に着ている特注蒼空学園新制服も自慢で……。
ぱっと見は普通の蒼空学園新制服ですが、
実は高級な生地で作られている特注品なんですよ」
「たしかに、よく見ると、とても高級なお召し物だとわかるわ。
着心地もいいでしょう?」
「ええ、とっても」

ファッションショーさながらになってきた番組の様子を、
メインカメラマンのコハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)が撮影する。
「美羽、うれしそうだね」
「よし、これで視聴率を稼ぐんだ!」
サブカメラマンのツァンダの町の精 つぁんだ(つぁんだのまちのせい・つぁんだ)も、
一緒に撮影する。
「ところで、ミーはなんで呼ばれたざんすか?」
ザンスカールの森の精 ざんすか(ざんすかーるのもりのせい・ざんすか)も、なぜかついてきていた。
「さあ……美羽がざんすかも連れてくるようにって」
コハクも首をかしげる。
「そんなことより、【蒼空学園のアイドル】の貴重な映像を収めるんだ!」
つぁんだが言った。

ちょうど、美羽がテレビカメラの前でかわいくポーズをきめながら、クルッと1回転していた。
フワッと広がるスカートと、上質な制服を、
テレビカメラでばっちり撮影してもらったところで、画面が切り替わる。

【イベカ2021】春一番!

「最近、地球では、美羽さんがパンティーを身につけていない、という噂が広まっているの。
この写真でも下着が見えていないようだけど、
実際にはどうなのかしら?」

(だ……誰のせいでそんな噂が広まったと思ってるのよ、このタマネギおばさん!)
前回のトッドの部屋のインタビューで、
「美羽ちゃんノーパン疑惑」が広まったのだが、
ひきつり笑いを浮かべつつも、【蒼空学園のアイドル】として恥ずかしくないよう、
美羽は、恥ずかしそうに言った。
「そんな話、みんなの前じゃできないですよ」

スタジオがざわめく。

(美羽ちゃん、やっぱりはいてないんじゃ……)
(はいてないから、はっきりしたこと言えないんじゃ……)

そんな疑念が広まったのだが。

「よし、こうなったら見えそうで見えないローアングル画像で、
視聴率アップをはかるんだ!」
つぁんだが、金儲けのため、美羽のローアングル画像を撮影しようとするが。

「ミーの友達になにしやがるざんす!」
「ぐはあっ!?」
ざんすかのラリアットでぶっ飛ばされたつぁんだが、美羽の方に飛んでいく。

「あ……ざんすかはこのために呼ばれてたのか」
コハクは納得した。
ざんすかは、乱暴者だが、けっこう友達思いの性格なのだ。

美羽は、床に倒れたつぁんだと目を合わせると、にっこりと笑った。

「そんなにローアングル画像が撮りたいの?」
「え? いや、その……」
「悪は成敗! これが乙女の魔法ストンピングよ!」
「うぎゃああああああああああああ!?」

カメラを持ったままのつぁんだに、美羽がストンピングを浴びせる。
しかし、なぜか、けっして下着が見えることはないのだった。
なお、この映像のために、「美羽ちゃんノーパン疑惑」がますます強まることとなるのだった。

「あらあら。
これ以上は放送できなくなっちゃうわね」
トッドさんが言った。
かわいい外見の女の子がどつき漫才しているのは、
パラミタでは普通でも、地球では刺激が強すぎるのだった。



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