校長室
【学校紹介】薔薇のように美しくあれ
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イエニチェリ説明会 体育館には新入生が集められ、現役イエニチェリ、ルドルフの説明会が行われた。 説明された内容を要約するとこうだ。 薔薇の学舎は普通科とイエニチェリ科に分かれる。 普通科はどこの学校でも行うような基本的なカリキュラムが主だが、イエニチェリ科にはさらに専用のカリキュラムがある。 イエニチェリ科の専用カリキュラムは政治経済の他、帝王学や実戦さながらの戦闘訓練などが加わる ちなみに学生は皆、依頼を受けるために学校を留守にすることが多い為、基本的には単位制である。 その他、新入生からも色々な質問があったが印象的だったのはこれだろう。 『同性愛は認められているんですか?』 一緒に聞いていたフェンリルはぎょっとしたが、ルドルフの返答はこうである。 「校長が黙認なさってらっしゃる。だが学生の本分が勉学であること、そして、パラミタの未来が君たちかかっているのは忘れないでほしい。以上だ」 そう締めくくるとルドルフは壇上を降りた・ そして舞台裏。 ヴィナ・アーダベルト(びな・あーだべると)がすぐにルドルフに近づいてくる。 「ルドルフさん、お疲れ様。イエニチェリともなるとやらなきゃいけないことがいっぱいだな」 「いや、君たちのおかげで助かった。楽に進行出来た」 「ミントも役に立った?」 ミントがわくわく顔で聞いてくる。 「もちろん役に立ったよ。有難う」 「じゃあ、また、遊びに来ていい?」 「構わないよ」 ルドルフが微笑を見せると、ミントは喜び。 「わーい♪ 加夜に報告しなくっちゃ」 と、はしゃいでいる。 「ルドルフさん、壇上で言ってたことに嘘はない?」 「嘘?」 ヴィナが尋ねてくる 「同性愛が認められてるってこと」 「ああ、禁止はされていないが」 「そっか、なら俺、ルドルフさんから告白されるような男になるように精進するかな」 ニコッと笑ってヴィナは、雑用に戻っていく。 その、笑顔につられるようにルドルフも微笑した。 こうして、新入生たちの新しい一歩がここに刻まれることになった。 新たな薔薇はこの中から生まれるのだろうか。
▼担当マスター
茨城はるか
▼マスターコメント
こんにちは、茨城はるかです。 この度は、私のスケジュール管理が未熟だったため大幅な遅刻となってしまいました。 参加者の皆さま、読んでくださる方々、大変ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。 今後は、このようなことがないよう初心に戻って頑張らせて頂きます。 今回、称号等付与している余裕がございませんでしたので、寂しいことになっております。 すみません。 それでは、読了ありがとうございました。 ※8月17日 一部修正を加え、リアクションを再提出しました。