校長室
たま☆るさんイラスト500枚突破記念 エンジョイ!たまカフェ!
リアクション公開中!
エピローグ 葛葉 杏(くずのは・あん)のパートナー、うさぎの プーチン(うさぎの・ぷーちん)は取材許可を得て、昼少し前にたまカフェにやってきていた。「パラミタスクープハンター」の取材である。 この番組は、スクープハンターがカメラを片手にパラミタ中のスクープ映像を撮影して紹介するニュースバラエティである。交渉から撮影まで一人でやると言う過酷な番組だ。 「プーちゃんです、今日は空京万博開催に沸く空京にやってきました」 店の入り口でナレーションとともに、店の全景を撮る。 「実はさっき、カフェのチラシを貰ったので今回はここに行きたいと思いまーす」 瀟洒な店内の様子をさっと流して撮り、次いで店員さんの様子、賑わっている様子なども撮る。 「ここの制服は可愛い、オシャレと評判でしたが、噂に違いませんね!」 ゆっくりと今度は、奥の試食席にカメラを向ける。壁には先ほどたま☆るが描いたアイシャの肖像画がかけられ、その下には空京万博の面々と、たいむちゃんがいる。やはり有名人は押さえておかなくてはならない。 「な、なんと今日は特別ゲストとして、アイシャ・シュヴァーラ女王陛下と、空京たいむちゃんがいます ……あ。新メニューの試食の結果が、発表される模様です」 「皆様、ここで発表がございます」 アイシャが立ち上がった。 「今回の試食メニューを、一通り審査した結果、たまカフェの新採用メニューは……」 ここでいったん言葉を切る。 「林田 樹さん、林田 コタローさん作の、『大人のためのお子様ランチ』に決定いたしました」 わあっと店内に歓声が響く。樹は照れくさそうに、コタローは無邪気にはしゃいでいる。 プーチンはパーティの様子を一通り撮影し、空京テレビにデータを送った。 (採用されるといいけどな……) 夏の長い昼が終わり、杏色のたそがれが薄れ、明るい夏の宵が訪れるころ、開店500日記念パーティは大成功に終わったのであった。お客側も、従業員側も、楽しい気持ちで家路についた。 その後、空京万博コンパニオンというゲスト、外装から考えられないほどオシャレな内装、新採用メニューの発表など、空京テレビでの宣伝効果も高く、カフェはその後空京の名物的存在として、たまカフェはすっかり人気のスポットとなった。 また、多種多様な制服も評判を呼び、アルバイトをしたい、という学生も多く、増えたお客に対応して従業員も十分確保することができたという。
▼担当マスター
鷺沼 聖子
▼マスターコメント
こんにちは、鷺沼聖子です。 今回のシナリオですが、お客様より従業員さんが少し多めでした。試食メニューのレシピや、個性的なアクションなど、楽しく読ませていただきました。コミカルなものも多く、楽しいお話になったかな、と思います。 私の住むエリアでは今年は7月は19度から31度へなどと気温の乱高下が激しかったです。一方8月上旬から連日猛暑ですね。 皆様お住まいの地域はいかがでしょうか。熱射病など、体調管理には十分気をつけてくださいね。 またよろしかったら、私のシナリオにご参加いただけますと幸いです。