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しっぽ取り宝探しゲーム

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しっぽ取り宝探しゲーム

リアクション

 アナウンスが響き渡る。
『ゲーム終了、宝箱を開けたのは咲夜由宇さんとルンルン・サクナルさんです。繰り返します、ゲーム終了――』
 宝箱に入っていたのは、ぺらぺらの紙きれだった。
「優勝おめでとう、って書いてあるだけぽん。ご飯じゃなかったぽん」
「……でも、ちょっと嬉しいこん」
 目を合わせて、由宇とルンルンはにこっと笑った。

「やっぱり迂回してたから遅くなっちゃったちー」
「うぅ……でも、しっぽは無事……にゃん」
 と、久遠。
 心亜は小さく溜め息をつくと、自分のしっぽを振り返った。
「確かに、これだけ目立つのに取られなかったのはすごいちー」
 もふもふした大きなしっぽ。通常のルートを進んでいたら、確実にセルマに奪われたであろう。

「荀灌、起きるマル!」
 ゆさゆさと揺すり起こされた荀灌は、郁乃ががっくりしているのに気付いてはっとする。
「ど、どうしたにゃ?」
「ゲームが終わっちゃったマル。いつの間にか、ぐっすり眠っちゃってたマル」
 耳を澄ますと、外からアナウンスが聞こえてくる。
 荀灌も思わず落ち込んでしまうが、これは飽くまでもゲームだ。
「きっと、次がありますにゃ」
 と、荀灌は郁乃を励ました。

 膠着状態が続いて何分が経過しただろう。
 アナウンスが流れて、鉄心は戦闘態勢を崩した。
「今日はここまで、みたいだわん」
「そうだな。良い勝負だったこん」
 と、エヴァルトも身体から力を抜く。
「機会があれば、また相手になってくれるか?」
 鉄心が言うと、エヴァルトは頷いた。
「ああ」

担当マスターより

▼担当マスター

瀬海緒つなぐ

▼マスターコメント

お疲れ様でした。
お楽しみいただけましたでしょうか?
というか、みなさん、ハンター狩りすぎです。
ただでさえ、人数が少ないっていうのに――!(笑)

戦闘に関してはレベルなどを参考に判定させていただきましたが、結果的にはあまり関係なかった気もします。
普段から気にしないで執筆しているもので……ごめんなさい。
飽くまでも参考、ということで。

ご参加いただき、ありがとうございました。