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料理の激人

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料理の激人

リアクション



エピローグ


「……ジョニー」
「兄さん……」
 メンバーが激人会の暴動を完膚なきまでに叩き潰した後。途方にくれ、立ち尽くしていたジョニーへと声をかけるトニー。
「ごめん……。激人会がそんなことをしていたなんて知らなかったんだ」
「気にしなくて良いんだ。結果的に私達が勝負に勝った」
「…………」
「親父がジョニーにお金を渡して旅に出ろという遺言を残したか……。なぜだか分かるかい?」
「いや……」
 ジョニーが首を横に振る。
「親父はお前に、色々な料理や文化に触れてもっと素晴らしい料理人になってほしいと思ったから。あの遺言を残したんだ」
「…………」
「そして、この勝負を条件つきで受けたのは、お前に手に入れたものと私が培ってきたものをあわせてお客さんを喜ばせたかったからだ」
「……兄さん」
「お前も馬鹿じゃない。お前自身も斉藤さんに言われて気付いたのだろう? 自分に足りてない物が」
「僕は復習の事ばかりにかまけて食べる相手を喜ばせる事を忘れてしまっていたんだ。料理は愛情。いつしか僕は大事な事を忘れてしまっていたんだ」
「分かっているなら。これから培っていけば良い。さぁ、ジョニー。一緒に帰ろう」
「ありがとう兄さん……。僕もまた一から頑張るよ」

 ――こうして改心したジョニーと共に定食屋『ハラマタ』を営むことになったトニー。元々人気のあったお店には、更なる人気が集まり毎日のように列が出来る料理店へと生まれ変わったのだった。


担当マスターより

▼担当マスター

瓜生和希

▼マスターコメント

お久しぶりの方はお久しぶり。はじめましての方ははじめまして。瓜生 和希です。

リアクションの方、いかがでしょうか? 人数も少ないってことで色々と入れ込んだ結果、なんか料理じゃない話がメインになっているようなそんな感じになってしまいました。申し訳ないです……。

さて、今回は料理バトル! 皆様の作る料理はどれも美味しそうなものばかりでテーマ毎に1つだけ決めるというのはなかなかに苦労しました。
ネットや親に聞いて調べましたが、どれも美味しそうでした……。そのため決めるに決められませんでした。
そして書いている時に重大な事に気付きました。

「……! 肉料理を選んでいる人がいない!?」

ということで急遽、高円寺 海くんにはデザートと肉料理を作っていただきました。ミートパイと里芋と肉の煮物。これもネットで調べて情報入手しましたが、美味しそうでした。


あとリアクションを読んで分かると思いますが、この勝負、実は激人会の仕組んだ出来レースになっておりました。
パーパス斉藤の説明に「激人会を通じて」と書いてある通り、この方は評論家であると同時に激人会に精通している人間でもあるということになります。
だけど、皆様の素晴らしい料理を食べて改心して、正当な評価を下し、出来レースを打ち砕いたというのが今回のリアクションの結果です。途中ひどいけど最後はなんかすばらしい人になってしまいましたが……。
味も大事ですが、料理は愛情ですよね……?


それと、ジョニーさんについてですが彼は激人会が悪い組織だってことは一切知りません。
ただ、空京のレストランで働いている時に、黒服の男にスカウトされて激人会の指示の元、料理対決を繰り返し様々な料理店を激人会の傘下に入れてきた、激人会に利用されていただけの人です。


司会者の人は……、番組だからということで登場させました。すごく頑張っていますが名前はないです。
お仕事で呼ばれただけのどちらにも所属しない中立的立場のななしの人ととらえていただければ思います。


頑張って書いていましたが、もし話がこんがらがっていたり、「なんかここおかしくない?」とか「パーパス斉藤ひどいな……」とかあったりしたらごめんなさい。
斉藤さんの料理の講評の仕方は派手にやらせるつもりでしたが、途中からテンション下がり気味になったのは自分のボキャブラリーが不足しているからです。すみません……。

なんか、いつも謝ってばかりになっていますね……。
こんな自分ですが、皆さんには楽しんでいただけたらな。と思います。
そして、一部の方には称号を贈らせてもらいます。
ではありがとうございました!