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種もみ学院~環太平洋漫遊記

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種もみ学院~環太平洋漫遊記

リアクション

 日本、原宿竹下通り──。

 原宿駅竹下口前。
 若葉分校生庶務のブラヌ・ラスダーが訪れたいと言っていたこの場所に、彼と仲間達が降り立った。
「てめぇら、殴り合いの喧嘩はすんなよ! 今回は、メンチ切ったりする程度に留めておけェ」
 若葉分校番長の吉永 竜司(よしなが・りゅうじ)がそう言うと、地球人の若者達の視線が一斉に集まり……すぐ眼を逸らして、避けていった。
「そうです。殴り合いは勿論、メンチ……にも注意してくださいね。睨まれてもスルーです。喧嘩するようなことしたらだめですよ」
 実質、若葉分校の班長的存在の関谷 未憂(せきや・みゆう)が心配そうに言う。
 彼女はセーラー服を着て、髪をおさげにして、眼鏡をかけ……パンフレットに映っているパラ実生の格好をしていた。
 ある意味、パラ実やこういった場所では非常に目立つ格好だ。
「チョウコさんも、喧嘩しに行くんじゃないし、カツアゲも人さらいもしてはダメですって言ってましたし」
「修学旅行っていったら、他校生と喧嘩はつきものだからな! けど、喧嘩したら女の子たちをびっくりさせちまうから、今回はやめとけよ!」
 未憂と竜司の言葉に「うぃーす」と若葉分校生達は返事をするが。
「あの子可愛くね?」
「いや、俺は肌は白い方が好きだ」
「わわわわ、人形みたいな娘いるぜーっ!」
 既に女の子の物色に夢中になっていた。
「大丈夫だ。少しくらい羽目を外しても、今日は番長が来てくれたからな、全部責任はとってくれるはずだ! 行くぞ、野郎共〜!」
 ブラヌが拳を振り上げる。
「おー!」
 若葉分校生は同じように拳を振り上げると、わーっと竹下通りの方へと走っていった。
「てめぇら、オレが責任取れる範囲にしとけよー! 優子の顔に泥塗るんじゃねェぞ」
「オッケー! あたし、行きたい店あるんだー!」
 未憂とお揃いのセーラー服を着たリン・リーファ(りん・りーふぁ)も飛び出していく。
「リン、走らないの。人にぶつかったら……あっ」
 リンを追おうとした未憂は、その場に留まっていたレン・オズワルド(れん・おずわるど)に、軽くぶつかってしまった。
「すみませんっ。こら、リンー!」
 ぺこっと頭を下げると、未憂はリンを追っていく。
「なんだァ? てめぇはいかねぇのか?」
 竜司がレンに尋ねると、レンはゆっくりと歩きだし、自販機の前で立ち止まる。
「俺はこの辺りで見守らせてもらう。楽しんでくるといい」
「そうか、荷物持ち希望かァ! 土産沢山買うからなァ、助かるぜェ!」
「いや、荷物持ち希望じゃ……」
「ヒャッハー! 若葉分校新入生大募集中だァ!」
 レンの言葉を最後まで聞かず、竜司も竹下通りへと駆けていった。

「めちゃくちゃ人多いね。はぐれないように気を付けよう」
 ブラヌの後ろを歩きながら鳥丘 ヨル(とりおか・よる)がそう言うと。
「おう、ヨル。俺から離れんなよ。迷子になりそーなら、服掴んでてもいいぞ!」
「ありがとー。でも、ボクはここ、一度来たことあるから大丈夫。ブラヌが迷子にならないように、近くにいてあげるね」
 くすっと笑いながら、ヨルはブラヌについていく。
「いっぱいお店もあるし、買い物や買い食いもしたいよねー。個性的なデザインの服とかほしいな。ブラヌはどんなのが好み?」
 露店の衣服を見ながら、ヨルが尋ねる。
「目立つのがいいな! 特攻服みたいなやつ」
「暴走族の番長のような服、ブラヌ似合いそうだよね。元々そういうの着て、暴れてたんだっけ?」
「まーなー。っと、あ、あの女の子達なんか、どうかな」
 アイスクリームショップの前にいる女の子グループにブラヌが目を留めた。
 でもその子達は、すぐに少年のグループに声をかけられて、楽しそうに会話を始める。
「くそっ、出遅れたか。……しっかし、噂に聞いてた通り、若い子ばかりだな。女の子も多いし、ナンパしてる野郎も沢山いるし。お、俺もやってやるぜー」
「がんばれー、ブラヌー! それっぽい人がいたら、どんどん声をかけてみよう」
「お、おう」
 ブラヌはナンパの経験はそれほどない。成功の経験はほぼない。
 今日はゼスタのアドバイスで、柄シャツにジーンズという普通っぽい格好をしているが、頭はスキンヘッドだし、髭と一緒に眉も剃ってきたし、ごっついネックレスや指輪もじゃらじゃらつけている。
「か、彼女? 俺らとお茶しない?」
 頑張って声をかけてみるも。
 ……無視。無視。無視して逃げるの連続だった。
「諦めるな! ボクのパートナーが言ってたよ。『押してダメなら、もっと押せ』って」
 ヨルがしょげかけるブラヌの背を叩いて、応援する。
「そうだよな。逃げられねぇように、回り込んで……っ」
 ブラヌは女の子達の前に回り込んで、頑張って笑顔を作ってナンパをする。
 でも女の子達の返事は「彼氏を待っている」とか「予定がある」とかばかりで、良い返事は全くもらえない。
「それでも、メアド交換はやっておこう。名刺作ってきたんでしょ?」
「あ、そうだった」
 ブラヌは手作りの名刺を取り出して、再チャレンジ!
「俺、パラミタからきたブラヌ・ラスダーっていうんだ。俺らとお茶しない? 面白い話、いっぱい聞かせてやれるぜ!」
 そんな風に声をかけ始めたら。
「パラミタ? ニュースで見たけど今、大変なんだよね?」
「皆さんは、避難してきたんですか?」
 女の子は勿論、道行く男性たちも若葉分校生に興味を持ち始めて、近づいてきた。
「避難じゃないぜェ、修学旅行だ! オレらの分校は安全地帯にあるからな。ネットも完備だし」
 竜司がそう説明をする。
 ちなみに今回の旅行は修学旅行ではない。竜司を筆頭に、分校生は全員そう思い込んでいたけど。
「興味があるヤツは、分校に来い! 来れない奴も、通信教育部の学生として、認定してやるぜェ! ヒャッハー!」
「ふふ、ひゃっはーだって、かわいい」
「ほんと、かわいいー」
「写真とっていいですか〜」
「つるつるの頭もかわいいー。こういうのって手入れ結構大変なんだよね?」
 竜司は地球人だが。竹下通りの若者達には、異世怪人……いや、異世界人だった。
 携帯電話でぱしゃぱしゃ竜司や、ブラヌ達は写真を撮られていく。
「ヒャッハー! 美味いスイーツの店があるなら、教えてくれよなァ。お礼におごってやるぜェ!」
「あるある! 行こー行こー」
「あっちの、シュークリームの店もおすすめだよっ!」
 お人形のようなドレスを纏った女の子達が、美味しいお店へと案内してくれる。

「クレープ食べたいクレープ!」
 リンは一足早くクレープ屋さんへ突撃する。
 さっきまで混雑していたクレープ屋さんが、一時的に空いていた。
「バナナチョコスペシャルとイチゴチョコスペシャル!」
 リンは元気よく注文して、くるりと追いついてきた皆の方を向く。
「皆はなににするー?」
「俺、カスタードスペシャル!」
「俺は、チョコスペシャルー」
「わ、私はいらないかな……」
 分校生達はそれぞれクレープを注文するが、未憂は既に人酔いをしてしまって、ぐったりしていた。
「それじゃ、未憂にはアイスをあげるよ」
 貰ったスプーンでアイスを掬って、リンは未憂に分けてあげる。
「ありがと」
 冷たいアイスを食べて、少しだけ元気が出てくる。
「他にも美味しそうなものあるねー」
 クレープを食べながら、リンは辺りを見回して、可愛らしお菓子のお店に目を留める。
「あそこ、揚げたてのポテトチップスなんてあるよ? お店で普通に売ってるのと違うのかな。食べてみよー!」
「おー!」
「土産じゃ食えねぇモン、制覇だ!」
 食いしん坊の若葉分校生は、リンに続いて屋台やお店を巡っていく。

「よぉ、荷物持ち!」
 ブラヌが一旦、駅の方へと戻ってきた。
「荷物持ちじゃないぞ」
 壁に寄りかかっていたレンが、身を起こす。
「ロッカー空ないし、ホントに荷物番してくれると助かるんだけど」
 そう言い、ブラヌはレンの前に紙袋を下ろしていく。
「うー、肩いてぇ」
 知り合った若者達に聞いたお勧めの店を、ヨル達と回り始めたのだが、すぐ荷物が持ちきれないほど多くなってしまった。
「預かってもいいが、あまり多くなりすぎると、持ち帰れないぞ」
「わかってるって。気を付けるよ」
 そう言うブラヌに、レンは缶コーヒーを差し出す。
「ん? サンキュ」
 ブラヌはコーヒーを受け取ると、その場で飲み始める。
「ところで、お前は地球人の『彼女』を作って、『契約』しようと考えているみたいだが」
「まーな。契約者になったら、強くなれるしな!」
「だが、契約者となれば、自然と戦いの場に赴くことにもなるだろう」
 共にコーヒーを飲みながら、レンが言った。
「んー……。俺昔から喧嘩ばっかしてきてたし、国の為に戦う気なんてねーし、かわんねーと思うぜ」
「彼女も同じ考えだろうか? 彼女が戦いの場に赴くことになった時。お前は、その大切な相手を守ってやれるのか?」
 その覚悟は出来ているのかと、レンは問いかける。
「まあ、女の方がしっかりしてるからな。守ってもらうのは俺の方? 金銭面の方も契約者になれば、地球から援助でるだろうしなー。
 あー……! わかってるよ、俺がしてやれることって、ほとんどねーんだよ!」
 ブラヌはちょっと投げやりに言う。
「契約は相手の人生を共有するものだ。
 軽い気持ちで契約すれば互いに苦しむ結果に繋がるということを覚えておけ」
 レンがそう言うと、ふて腐れたような表情で、ブラヌは小石を蹴った。
「お前さえ良ければ、ウチで働いてみないか?」
 少し優しい声でレンはブラヌに問いかけた。
「手に職を持っていることは経済力に繋がるし、仕事をこなしていけば自然と誰かを守るだけの強さを身につけることにもなる。
 ……それに、ウチには可愛い子も沢山いる。例えば俺のパートナー」
 レンがよく連れているパートナーとは、ブラヌも会ったことがある。
「そしてこんな奴もいる」
 そう言って、レンはリンダ・リンダ(りんだ・りんだ)の写真をブラヌに見せた。
 映っていたのは、神秘的な感じのする美しい女性だった。
 ブラヌはごくりと唾を飲むが、首を左右に振る。
「俺もっと若い子が好みだし」
 リンダを目の前にして言ったら、埋められそうな台詞である。
「今は結構稼ぎもあるから、彼女が地球からの援助を得られなくなっても、共働きで暮らしていくことくらいは、出来ると思うぜっ」
 ブラヌはとある団体に属していて、とある金持ちボンボンの下で、時々アルバイトをしたり、様々なルートで得たレアアイテムを、ネットオークションで販売して稼いでいる。
 とくにとある十二星華の少女の生の服が高額で売れる為、チャンスがあればその少女を着替えさせたりして、お宝をゲットしている。
「そうか。どんな仕事をしているのかは知らないが……その彼女になる女性に、恥じることのない生き方をしろよ」
「ああ、わかってるって!」
 コーヒーを飲み干すと、ブラヌは竹下通りへと戻ろうとする。
「……あ、お前もナンパするか? 荷物番、少しなら代わってやってもいいぜ。
 癪だけど、お前の方がいい男だしな」
 ブラヌが言うと、レンはふっと笑みを浮かべ、壁に寄り掛かる。
「遠慮する。俺は好きな女が居るからな」
 たとえ、若葉分校への勧誘だったとしても、分校生に混ざって、誤解を招くようなことはレンには出来なかった。
「そっか、じゃ頼んだぜ〜。せめて、これは俺が捨ててくぜ」
 ブラヌはレンの分の空き缶も受け取ってゴミ箱に捨てると、皆の元に戻っていた。

○     ○     ○


 夕方。
 原宿のホテルの宴会場に、地球やパラミタの若者が集まっていた。
 パラミタ人はそう多くはない。ブラヌと一緒に訪れた若葉分校生十数名だ。
 地球人の若者はほぼ、日本人なのだが格好も顔の色も多種多様で、まるで多種族のようだった。
「でさ、その教師がずげぇうぜぇんだ。高校受験なんてどーでもいいってのに……」
「契約者になったら、そっちの高校いけんの? パラ実生って名乗ったら学生として認められのか?」
 少年少女達が、持ち寄ったお菓子や飲み物を飲みながら、騒いでいる。
「未成年はお酒はダメよ。責任取るのは私なんだから」
 崩城 亜璃珠(くずしろ・ありす)が、地球人の少年達からビールを取り上げる。
「いいじゃんか、魔女ってことで」
「俺は1000年生きてる悪魔ってことでー」
 そんなことを言い、缶ビールに手を伸ばしてくる少年達。
「中学生って自分で暴露しちゃったしね、そういうわけにはいかないわ」
 この宴会――合コンを企画したのは、亜璃珠だった。
「こんな苦いもの背伸びして飲まなくても、美味しい飲み物はいくらでもあるわ」
 そう言って、亜璃珠は用意してきたほんのりオレンジの味がする、高級な水を注いであげた。
「うわっ、水なのにうめぇ」
「ホント、美味しい〜」
 少年少女達の反応を、軽く笑みを浮かべながら亜璃珠は見守る。
「おねぃさん。おねぃさんも若葉分校の教師なの〜? 日本じゃ教えてくれないこと、イロイロ教えてくれるんだよね?」
「おじょーさん家に下宿とかさせてくれる? 俺農家とかはちょと……」
 亜璃珠がナンパして誘った男の子の数人は彼女にべったりくっついている。
「少しは援助してあげられるかもしれませんわ。でも私もまだ学生の身だもの。先生としてではなくて、学友、もしくは先輩としてイロイロ教えて差し上げますわ」
「おー、やった〜」
「違う違う、ヒャッハー! って喜ぶんだろ、シャンバラでは」

「パラ実の制服如何です? 今来ている服と交換でお譲りしますよぉぉぉ」
 黒縁眼鏡の少年が、未憂とリンが来ているセーラー服を、地球の女の子に勧めている。
「えー、そのカッコ、ダサすぎ」
「う……っ」
 年下の少女にはっきり言われて、未憂はちょっとがっくりする。
「ブラヌはね……ええっと、気前がいいんだよ。ノリもいいよね!」
 ヨルは、ブラヌの良いところを、地球人の女の子達にアピールしてあげていた。
「そうそう。彼女を退屈させないし、いろんな所にデートに連れて行ってやるぜっ!」
「でも、契約は誰でもできるわけじゃないしね。小型結界も私のお小遣いじゃ買えないかなー」
「体験入学だけでもしてみたいなー」
 多くの若者達が若葉分校に興味を持ち始めていた。
「あたし、高校中退してんだよね、そんなあたしでも、パラ実は受け入れてくれそーだよね」
「おう、大歓迎だ! とりあえず、若葉分校の通信学科にはいっとけよ。そのうち通信教育も始まるぜ」
 ブラヌのそんな言葉に、お菓子を食べながらリンがくすっと笑う。
「ホントに作っちゃったら嘘じゃなくなるね。あ、みんな、これも食べてね。買いすぎちゃって持って帰れないから!」
 リンはどさどさっと、お菓子をテーブルの上に出す。
「あ、ここの焼き菓子美味しいんだよね」
「代わりにこれどうぞー」
「わーい、この砂糖菓子、美味しそう!」
 女の子達は菓子を交換しあって食べていく。
「そーそー、通信教育なら、分校にあんまパソコンなくても対応可能だし。俺って頭いい!」
「うん、ナイスアイディアだよ、ブラヌ」
 ヨルが褒めると、ブラヌは反り返るほどに胸を張る。
「コントラクターになれたら、毎日楽しいぜェ」
 竜司の周りには、女の子より男子が集まっていた。
 番長である彼の話を興味津々と聞いている。
「腕力も知力も跳ね上がるし、そうすりゃ、選べる仕事も増える。事件を解決したり、モンスターを倒せば収入を得られるし、なにより地球では味わえない体験を存分に出来るからな!」
「俺さ、バイクに興味あるんだけど、高校卒業するまで運転禁止なんだ。パラミタでは、バイクは勿論、飛空艇とか空飛ぶ箒とかに乗り放題なんだろ!?」
「持っていればなー。契約者なら入手はそう難しくないぞ」
「いいなー。乗りてぇー」
「行きたいな、パラミタ〜」
 竜司の言葉に、少年は目を輝かせる。
「通信学科入る奴は、若葉分校のメールアドレスに、写メ送ってくれよな〜。俺のメアドに直接連絡くれてもいいぜ。オトコのダチは沢山いるから、ダチは女の子限定な!」
 そんなことをいいつつ、手作りの名刺をブラヌは女の子優先で配りはじめた。
「送る送る〜。代わりに、若葉分校の授業風景とか送ってよ」
「総長ってどんなヤンキー? 役員は全員髪がないの?」
「聞いて驚くなよ、総長はロイヤルガードの隊長の神楽崎優子だ!」
「え……えー!?」
 ブラヌの言葉に、驚きの声が上がっていく。
「もしかして、ゼスタさんが担任?」
 アイスクリーム屋店員の女子大生が聞いてきた。
「お? ゼスタを知ってんのか〜。奴は担任じゃねぇが、若葉分校や百合園で教師やってるぜ!」
「ほんとー? ……会いたいなぁ」
 女性は少し顔を赤らめて言った。
 ゼスタはよくここに通っていたようで、当時の彼を知る人物も少なくはなかった。
「それじゃ、次はゼスタ呼んで、空京で合コン……いや、通信学科の授業やるかァ!」
 竜司が提案する。
「空京なら小型結界なくても来れるしなァ」
「いくいく!」
「面白そ〜」
「交通費はこのおねーさんにタカ……いや、お願いして出してもらうといいぞ!」
 ブラヌが亜璃珠の肩をバンバンと叩く。
「纏めて面倒を見る、とまでは言えないけれど。少しくらい援助できるかもしれないわ」
 そう亜璃珠が微笑むと、歓声と共に、若者達の顔に花が咲く。

 そうして、若葉分校生達は沢山のお土産と、竹下通りにいた個性的な地球の若者達のメールアドレスをゲットして、パラミタへと帰っていった。