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リアクション
■予選 薔薇の学舎 1
薔薇の学舎の予選会場は、
校長のルドルフ・メンデルスゾーン(るどるふ・めんでるすぞーん)の手配により、
大理石で造られた華麗な闘技場であった。
契約者たちに、ルドルフが宣言する。
「美しい戦いを期待しているよ」
試合開始とともに、吹雪が、闘技場の上を舞った。
清泉 北都(いずみ・ほくと)が、ホワイトアウトにより、敵の視界を奪ったのである。
(どこだ……!?)
リア・レオニス(りあ・れおにす)が、
潜在解放などで強化した高い身体能力で、攻撃の機会を伺う。
一方、クリスティー・モーガン(くりすてぃー・もーがん)は、
予選会場の下見を行い、記憶術で敵味方の位置関係を覚えて、戦術を立てようとしていた。
敵の場所こそ、試合開始までわからなかったものの、
クリスティーは防衛計画などで戦術を立てている。
よって、吹雪で視界が悪くなっても、冷静に対処することができた。
(薔薇の学舎の生徒らしく、そして、女王陛下に誇れる戦いをしなければ……!)
クリスティーは、
パートナーのクリストファー・モーガン(くりすとふぁー・もーがん)とともに、
連携して、リアに攻撃を仕掛ける。
クリストファーは、ドラグーンらしく、
マルチ・エアレイドで機動力を活かした攻撃を仕掛ける。
上から、と見せかけ、リアの側面から、
鋭い一撃が放たれる。
「くっ!」
ゴッドスピードで速度を上げ、リアは回避する。
そして、リアは、クリストファーの後方にいた、クリスティーに、
一気に攻勢を仕掛ける。
テクノクラートであるクリスティーは、
近接戦闘では、チャンピオンのリアよりも不利であった。
リアのソードプレイによる剣劇により、
クリスティーはリングアウトさせられる。
「相棒はやられたが、俺がその分相手になろう」
続けて、クリストファーとリアが、激しい戦いを続ける。
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