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【puico500枚突破記念】伝説の秘境オップイコを目指せ!

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【puico500枚突破記念】伝説の秘境オップイコを目指せ!

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 第3章 オップイコの集落にて

■□■1■□■ 尊い犠牲とオップイコへの道

オップイコへの道。

桐生 ひな(きりゅう・ひな)は、
倒れている人達を、容赦なく分銅でつぶしては、
ぺったんこにして回収していた。
「この行動を繰り返す事によって、脱落者の孤立化を防ぐのですよっ。
オップイコには、なんとなく知り合いがいる気がします。
どんなときも、知り合いを巻き込むのは忘れない私なのですよ!」

かくして、ひなは、オップイコに向かう。

★☆★

オップイコへの道。

秋月 葵(あきづき・あおい)は、期待に小さい胸を膨らませていた。
秘境オップイコにあるという「ぷい湖」、
そこで水浴びすれば理想のおっぱいになれるという情報を聞いたのである。
「準備はOK。絶対たどり着いてぺったんこから卒業するんだもん」
プイコノイラストをポケットに入れている葵は言う。
「カレンがあおいママのお手伝いするの〜」
葵のパートナーのハーフフェアリー秋月 カレン(あきづき・かれん)も、
『ぷい滸伝 第1巻』を読んでもらって、オップイコに興味を持ったのでついてきていたのだった。
「カレン、puicoさんのイラスト3枚持ってるから」
そう言いつつも怖いので、カレンは葵にぴったりとくっついている。
「葵達だけで行くなんてズルイ! イングリットも行くにゃー!
秘境オップイコにある美味しい物食べるんだにゃー」
そう言ってついてきた葵のパートナー、
白虎の獣人イングリット・ローゼンベルグ(いんぐりっと・ろーぜんべるぐ)は、
マイペースに前を進む。
「そういえば、イングリットちゃん、プイコノイラスト持ってたっけ?」
「ん? プイコノイラストないよ……。
でもへーき♪
イングリットはグリコノイラストを持ってるにゃー」
葵の問いに、イングリットは答える。

ミーナ・リンドバーグ(みーな・りんどばーぐ)は、
お菓子を大量に持って、オップイコの美女とキャッキャウフフしようとしていた。
「うう……持ってきすぎちゃった……重いよう……」
しかし、大量に持ってきすぎて、動きが鈍くなっていた。
「大丈夫ですか? 運びますよ」
沢渡 真言(さわたり・まこと)が進み出て、執事らしく、ミーナの荷物を受け取る。
「ありがとう」
「にゃー! イングリットが食べて減らしてあげるにゃ!」
笑顔のミーナに、イングリットが近づいてくる。

と、その時。

毒グモの群れが降ってきた。
「カレンちゃん! 危ない!」
葵が飛び出して、カレンをかばうが、毒グモの数が多くて
一気にプイコノイラストを消費してしまい、倒れる。
「いつもの癖でつい庇っちゃうんだよね。今は魔法少女だったよ……」
パラディンやナイトとして護衛をやっているため、つい前に出てしまった葵であった。
「あおいママー!」
「カレンちゃんは、オップイコに……」

「うわああああああ!?」
ミーナも、お菓子の数が多すぎたために、
動きが鈍くなり、倒れていた。
「うっ!?」
真言も、ミーナやイングリットをかばおうとするが倒れる。
「こ、このお菓子を、オップイコの人達に……
ミーナの分もキャッキャウフフしてきて……」
「わかった、安心してくれ」
真言のパートナーの英霊、マーリン・アンブロジウス(まーりん・あんぶろじうす)は、
自分も空京のミスドのドーナツを持ってきていたが、
ミーナのお菓子を受け取る。
(まあ、これで真言が脱落してくれた方が後々、都合がいいな)
「そ、そこの英霊、なにやら不埒なこと考えてますね……がくっ」
真言は、マーリンの様子を見て、そう言いつつ力尽きる。
「さ、さきにお菓子、食べておけばよかったにゃー、がくっ」
イングリットも気絶する。

かくして、葵とイングリットとミーナと真言の犠牲はあったものの、
オップイコの集落にたどり着いた一行であった。