リアクション
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散楽の翁たちを見送った後、他の者たちはいろいろと後始末をしてから帰還した。
大破したオリュンポス・パレスとアワビ要塞とウィスタリアの輸送が手間であったが、なんとか手配することができた。
「あれで、もう鷽はいなくなっちゃったと思うと、少し淋しいかもね」
「いや、あんな鳥はいなくなって正解だろう」
遠野歌菜の言葉に、月崎羽純がもうこりごりだと答えた。また謎生物に変身させられたのではたまったものではない。
復活する素材がなければ、もう鷽も甦ることはないだろう。
「つまんないなあ、あの小動物姿可愛かったのに。はい、あーん」
そう言って、遠野歌菜が、ふざけてチョコレートを投げた。
「そんなことしたって無駄……」
乗りよくチョコレートを口で受けとめた月崎羽純が、ボンと煙をあげてまた謎生物に変身した。
「うっ、うそ!?」
遠野歌菜と月崎羽純が顔を見合わせて絶句する。
「うそ〜!!」
それを笑うかのように、世界樹の枝に留まった小さな鷽の最後の一匹が、あの奇妙な鳴き声をあげた。そして、そのままその鷽は世界樹に住み着き、新たな七不思議の一つとなったのである。
少し遅くなりましたが、休日14です。
今回は鷽がらみでした。
次回は、遊園地辺りに行く予定です。
さて、俺キャンペーンをやろうとしている人たちにお願いですが、アクションでは、きっちりとネタバレしてください。
もちろん、ここは伏せてと言うところは、ちゃんと指定しておいた方がいいですが。
物語の書き方はいろいろありますが、基本はきっちりと結末を決めて、そちらへとむかって話を進めていく方法がセオリーです。
この場合、結末などの全ての伏線をマスターが事前に知っている必要があります。そうでないと、伏線が伏線にならなくて全体的にちぐはぐしてしまうのです。
目指す場所が分かっていれば着陸できますが、分からなければ墜落しかないと言うことですね。最悪空中分解です。
その辺りは、ちょっと留意してください。
また、オーダー小説ではありませんので、蒼空のフロンテアのルールや世界と接点がないアクションは基本的に自称になりますので気をつけてください。この場合も、実は何々だったとか、深い関係があったのだとかいう後出しは無効です。全て、先に言っておく必要があります。また、その段階で、ルール違反であれば跳ねられますので、最後の最後で破綻してすべて没になることは避けられます。