校長室
終りゆく世界を、あなたと共に
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5.目覚めてからもずっと(エロ有) 「夢を、見たの……」 「すごく怖い夢、見たんだもん……」 「皆様と離ればなれになって、孤独と絶望の中……」 「孤独に、死んで行くのでございます……」 「……夢……? はっ!? ま、摩耶……私の摩耶は、何処かしら!?」 全裸で跳び起きたクリームヒルト・オッフェンバッハ(くりーむひると・おっふぇんばっは)は、即座に一緒のベッドで眠っていたはずの神月 摩耶(こうづき・まや)の姿を探す。 うっく……ぐす…… 泣き声が聞こえた。 「摩耶? 摩耶なの!?」 「クリムちゃん……」 その声を、姿を確認した瞬間、クリームヒルトは摩耶に飛びついた。 「摩耶、無事ね!? 此処に居るわよね!?」 「クリムちゃん……ずっと一緒だもん……!」 互いに互いを求めるように、2人は泣きながらきつくきつく抱き締めあう。 そのまま、より深い繋がりを求めあい…… 「……リリン様?」 飛び起きたアンネリース・オッフェンバッハ(あんねりーす・おっふぇんばっは)もまた、リリンキッシュ・ヴィルチュア(りりんきっしゅ・びるちゅあ)の姿を探していた。 そして呆然としたまま震えるリリンキッシュの姿を見つけたその瞬間。 ……どさり。 アンネリースは無言のまま、リリンキッシュを押し倒した。 「アンネ様……」 「……恐ろしい夢をみてしまいましたわ……」 アンネリースもまた、震えていた。 そんな彼女の様子を感じ取ったリリンキッシュは、彼女に触れているという安心とまた離ればなれになるのではないかという不安に後押しされ、自らアンネリースを求め始める。 「ん……アンネ様……」 「は、ぁ、リリン様……っ」 夢の反動のように、いや、常日頃と変わらぬ日常のように。 甘い甘い夢の時間が、始まる。 「はぁ、はぁっ、ああっ、リリン様、此処も、此処も確認させてくださいましぃっ!」 「あぁっ、お願い……します……」 「……んっ、もっと、もっとぉ……」 目の前の存在を、いくら確認しても確認し足りないかのように、アンネリースはリリンキッシュを求める。 そして怯えていた彼女を慰めるように、辱めるように、あらゆる挑発的なポーズを取らせる。 それを全て受け入れ、更に足りないというかのように相手を味わうリリンキッシュ。 「あぁ、摩耶、摩耶ぁ、絶対に離さないからね!」 「もう、もう離さないんだもん……っ!」 「はぁぁ、印を、印をつけておかないとぁ……」 「あぁあん、ボクも、ボクもつけるのぅ……っ」 濃厚なキスが、全身へと広がっていく。 もう二度と離れないように、マーキングするかのように全身に愛を刻み込む。 互いを確認し合った2人の行為は、次第に快楽を求めるものへと変わっていく。 落ち着いてきてもやることは変わらない。 今度は4人で、たっぷりと楽しみ始める。 「ふふふふふ。もう悪夢はおしまい……甘い夢をみましょうっ」 「クリムちゃん……だぁい好き……っ」 「リリン様……何時までも、何時までもこのままでえっ……」 「嗚呼、嗚呼……アンネ様、このまま私の全てを愛してくださいませ……」 朝まで、いや朝が来ても、4人の睦み合いは終わらなかった。 いつまでもいつまでも、愛の交換は続く。