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栄光は誰のために~英雄の条件~(第3回/全4回)

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栄光は誰のために~英雄の条件~(第3回/全4回)

リアクション

 防壁を挟んだ戦いは、蛮族たちが損害を出しつつも、じわじわと防壁に近付く形で進んだ。
 「くっ……何か、対空防御が薄くなって来たなあ……」
 『光龍』玖号機で防壁のすぐ内側にいたアクィラ・グラッツィアーニ(あくぃら・ぐらっつぃあーに)は、空を見上げて呟いた。飛龍の数は確かに減っているのに、それ以上戦況が良くなっている、という感じがしない。膠着状態に陥ってしまっている。
 原因は、戦闘が二日目に入り、ヒポグリフ隊に疲れが見え始めたことにあった。交替で休憩を取ってはいるのだが、ずっと実戦の中で緊張を強いられていれば、人も乗騎も精神的にも疲れて来る。そう簡単に回復はしない。
 そしてついに、蛮族たちの先頭が防壁に取り付いた。
 「うおおおおおっ、雑魚魂なめんなよおぉぉッ!」
 一般 兵士(いっぱんの・へいし)が、フックのついたロープを引っ掛けて防壁をよじ登って来ようとする蛮族に向かってアサルトカービンを乱射する。だが、蛮族側も銃を打ち返す。
 「おおっと、相棒は殺らせねーぜ!」
 パートナーのシャンバラ人一般 騎士(いっぱんの・きし)が兵士の前に出て、盾で銃弾を防いだ。
 「おらおら、これでも食らいやがれ!」
 集めておいた手榴弾を、防壁の下へ放る。蛮族たちはぎゃあぎゃあと喚きながら一旦逃げ、無事な者は今度は別の場所から防壁を登ろうとする。
 「ここまで来ると下は狙えないであります。撤退するであります!」
 砲を撃ち尽くした『光龍』参号機が、台の上から降りて後退する。
 「済みません、私も後退します! 校舎内へ移動しますので、負傷者はそちらへ!」
 ずっと防壁の上で負傷者の治療にあたっていた夜住 彩蓮(やずみ・さいれん)も、負傷者が増えて防壁の上の狭いスペースでは対応しきれなくなり、移動することにした。傷口を布で押さえたり、足を引きずっている負傷者たちに気を配りながら、一部の無事な生徒たちの手を借りて、見張り塔から地上へ降りる。その後方では、防壁を登るのに成功した蛮族たちが出始め、防壁の上で乱戦が始まった。
 「……しまったな」
 その様子を見て、アクィラは呟いた。
 「どうしたですぅ?」
 隣に座る、パートナーのシャンバラ人クリスティーナ・カンパニーレ(くりすてぃーな・かんぱにーれ)が首を傾げた。
 「味方にけが人が出ても見捨てる覚悟はしていたけど、さすがに、敵味方が乱戦になっているところを『光龍』で攻撃するのはまずいよね……」
 「戦いに犠牲はつきものかも知れませんけど、いくら何でも、そんなことをしたらアクィラさんを軽蔑しますぅ」
 クリスティーナはじとーっとアクィラを睨む。
 「うんと出力を絞って、精密射撃してみたら?」
 砲手を務めるパオラ・ロッタ(ぱおら・ろった)が提案した。確かに彼らは今建物の外に居るが、校舎が並んでいる場所で水平射撃をしてもしも建造物に当たってしまったら、被害が出てしまう可能性はある。
 「そうだね、とりあえず、建物に当たらないように上空の目標に向けて撃ってみようか?」
 アクィラの指示に従って、パオラは砲身を上に向けた。
 「照準あわせ……今よ!」
 アクィラは発射ボタンを押した。できるだけ出力を絞ったつもりだったが、飛龍は衝撃で吹き飛ばされた後、墜落して行った。
 「体の大きい飛龍であれだと、上手く狙撃が出来ても、吹き飛ばされた標的が味方に当たったら被害が出るわね……」
 パオラは難しい表情で、落ちて行く飛龍を見る。もちろん、直接建物や味方の生徒に当たれば即被害が出ることになる。
 「どうする? 目標を変更して、対空防御に回る?」
 「作戦では、敵地上部隊が防壁に取り付くまでは対空防御で、その後は地上部隊を相手にするつもりだったんだよね……」
 アクィラが首を捻ったその時、とうとう敵の地上部隊が防壁を乗り越え始めた。
 『人が足らないかも知れない』という御茶ノ水 千代(おちゃのみず・ちよ)の不安が的中したのだ。防壁の上の生徒たちはどうにかして敵を食い止めようとしているが、いったん防壁を突破した敵の勢いは止まらず、わらわらと防壁内側の階段を伝って校内に侵入して来た。
 「転進ー!! 《冠》を奪われないように、技術科研究棟まで後退するわよっ!」
 運転手のアリス、アカリ・ゴッテスキュステ(あかり・ごってすきゅすて)が叫んだ。
 「ちょっと荒っぽい運転するから、皆掴まって!」
 タイヤを軋ませて、玖号機は猛スピードで走り出す。

 緊急事態を告げるサイレンが本校内に鳴り響く。
 校内の警備にあたっていた生徒たちの表情が、いっせいに緊張した。
 「いよいよ、かな」
 技術科研究棟の入り口前で、橘 カオル(たちばな・かおる)は愛用の木刀の柄を握り締めた。
 「無差別に人を殺そうとするのも、自分たちの都合でネージュを狙うのも、絶対に許せないんだから! 《冠》は渡さないし、ネージュだって守ってみせる!」
 カオルのパートナーのマリーア・プフィルズィヒ(まりーあ・ぷふぃるずぃひ)も、いつでも弓型の光条兵器を撃てるように身構えている。
 技術科研究棟の前は、秘術科同様周囲に土嚢やロッカーなどを積んで障害物を作り、その中に警備の生徒たちが詰めていた。人間が出入りする扉と別の場所に、車両や資材など大きなものの搬入口があるのだが、そちらも今はシャッターを下ろし、《工場》の入り口を守ったのと同じ防護ネットを垂らした上で、前にバリケードを作ってある。時折、予備の弾薬などを貰いに来る生徒が居るが、中に入るには身分証の提示とボディチェックが必要、と徹底している。
 「今のところ、ネージュさんに危険が迫っている感じはしないけどな」
 『禁猟区』のお守りをネージュに渡した大岡 永谷(おおおか・とと)が言う。
 「お守りを持っているのは、ネージュさんだけなんでありますよね? もしも敵が楓さんを先に狙ったら、危険かも知れません」
 比島 真紀(ひしま・まき)は、ネージュがその場で殺害出来ない状況であれば、誘拐される可能性もあると考えていた。
 「例えば、楓さんに先に危害を加えてその隙にネージュさんを、ということはないでありましょうか?」
 「うん、例えば、深山を先に人質に取るとか、あるかも知れないよな。最初にルドラに襲われた時に二人一緒に居たそうだし、パートナーか、そうでなくても親しい人間だと考えている可能性はおおいにあると私も思う」
 月島 悠(つきしま・ゆう)がうなずく。
 「でも、敵意のある人が近付いて来たら、ボクの『ディテクトエビル』で感知できるしね」
 パイルバンカーを手に、悠のパートナーの剣の花嫁麻上 翼(まがみ・つばさ)が油断なく周囲を見る。そこへ、
 「弾薬を取りに来た。入れてくれないか」
 アーミーショットガンを抱えたロイ・ギュダン(ろい・ぎゅだん)が駆け寄って来た。
 「身分証を見せてもらおうか」
 大岡 永谷(おおおか・とと)が手を差し出す。ロイは制服のポケットを探り、身分証を出して永谷に渡した。永谷がそれを確認する間に、ドラゴニュートのサイモン・アームストロング(さいもん・あーむすとろんぐ)がボディチェックをする。
 「……よし。念のため、武器はここへ置いて入ってくれ」
 「念入りなんですね」
 ロイは少し呆れたように言う。
 「鏖殺寺院が潜入していない、という保障はないからな。それに、不信感を解消してこそ、仲間として信じて、一緒に戦えるわけだろ?」
 永谷は身分証を返しながら、真剣な表情で言う。
 「この前、別の戦線で同士討ちが発生したから、ちょっと神経質になっているんだよ」
 永谷のパートナーの剣の花嫁ファイディアス・パレオロゴス(ふぁいでぃあす・ぱれおろごす)が、永谷の肩に手を置いて言葉を添えた。
 「まあ確かに、テレポートこそしないけど、結構神出鬼没っぽい敵ですからね。変装して入り込む可能性もゼロじゃないか……あれ?」
 ロイはやっと納得したらしく、銃をバリケードに立てかけようとして何かにぶつけ、目を丸くした。
 「ここにいるの〜」
 光学迷彩で隠れていた、永谷のパートナーのゆる族熊猫 福(くまねこ・はっぴー)がバリケードの側から姿を現す。
 「こうやって姿を隠していれば、敵がバリケードの中に入ってきた時にふいをつけると思ったんだよ」
 「なるほど」
 ロイは福に銃をぶつけてしまったことを謝り、研究棟の中に入って行った。
 「……空からの攻撃、少なくなったね」
 ふと、サイモンは空を見上げた。ヒポグリフ隊と『光龍』にかなりの数撃退されたからだけではない。地上部隊の突入前は、飛龍も高速飛空艇も所構わず爆発物を落としたり、軽機関銃を乱射したりしていたのだが、地上部隊が校内に入ってからは、局地的な戦闘に移行しているようだ。さすがに、味方を巻き込むような攻撃方法は取らないということなのだろう。
 「敵の目的は、ネージュさんと《冠》であります。それなら、どういう形にしろ、ここには必ず来るはずであります」
 真紀は厳しい表情で言った。
 「そうだな。何もなければそれでいいくらいの気持ちで、気を抜かないで行こう」
 悠がうなずく。

 「表の状況は!?」
 予備の銃弾を取りに来たロイ・ギュダン(ろい・ぎゅだん)に、楓は尋ねた。外の状況がわからなくて不安が募っているらしく、心配そうな表情だ。
 「敵が防壁の内側に侵入して来ました。表へ出ちゃダメです」
 厳しい表情でロイは言い、それから吐き捨てるように呟いた。
 「まったく、こんな状況になっても、査問委員の奴……」
 「何かあったんですか?」
 「皆が本校を守るために戦ってる中、何もしないで自分の学校の生徒を監視してる奴が居たんだってさ」
 楓の問いにロイは答えた。普段ていねいな言葉遣いがかなり荒れ模様なのは、聞いた話とは言え、かなり憤っているからだろう。
 「まったく、こんな時にまで『白騎士』のあら捜しかよ、いい加減にしろってんだ!」
 ロイは、パートナーのアデライード・ド・サックス(あでらいーど・どさっくす)がヴォルフガング・シュミットから聞いた話を楓に話した。
 「そうなんですか。そんなことが……」
 考え込んでしまった楓を見て、ロイは慌てて手を振った。
 「ああ、済みません、俺もぐちぐち言ってる場合じゃないですよね。……とにかく、ここから出ないように!」
 言い残して、外へと戻って行く。
 「楓さんもネージュさんも、あまり窓や出入り口に近寄らないで、出来るだけ部屋の奥に居るであります」
 ずっと二人の身辺警護についていた土御門 雲雀が注意をした、その時。
 「彼が、近くに……いる」
 ネージュが窓の方を見て呟いた。雲雀ははっとして身構える。その後ろで、ネージュの表情が変わった。いったんすべての表情がすっと消えたかと思うと、まるで別人のような大人びた表情で、楓を見る。
 『……わたしは《最果(いやはて)の白》。来たるべき日に女王を目覚めさせ、王国を復活に導く者のひとり』
 「ネージュ……?」
 呆然とする楓を、ネージュは微笑を浮かべて見返した。
 『わたしは、あなたがネージュと呼ぶ者の奥底に潜んでいた太古の記憶。心配しないで。わたしは彼女の一部であり、彼女はわたしの一部であるのだから』
 ネージュは手を伸ばし、楓の手を取った。楓を安心させるように、そして、何かを祈るように。
 『お願い、ルドラを、鏖殺寺院を斃して。それだけが、《最先(いやさき)の黒》と《最果の白》の二人を運命のくびきから解き放ち、自由にする方法なのです。パートナーであるルドラが生きている限り、《最先の黒》は彼に呼ばれる。逆に、ルドラを斃せば、彼女の目覚めは阻止することが出来る。そして、鏖殺寺院を斃して王国を復活させれば、鏖殺寺院が彼女の中に植えつけた殺人姫の宿命も消えるはず』
 「でも、私一人でそんなこと出来ない……」
 『あなたも、ネージュも、一人ではない。でしょう?』
 ネージュは首を傾げて言った。楓は視線を下ろし、ネージュの胸に下がっている、永谷がくれたお守りを見た。
 「うん……そうだったね。私にも、出来ることがある。上手く行くか判らないけど……でも、だからって、やってみる前から諦めちゃダメだよね」
 何かを決心した様子の楓を見て、ネージュはうなずいた。楓はネージュの手を離し、身を翻して駆け出そうとした。
 「待つであります!」
 雲雀が楓を止めた。
 「査問委員長は校内に居ますよね? 話があるの。外へ行かせてください!」
 楓は叫ぶ。
 「出ちゃダメであります、話がしたいのなら、今呼び出しをかけるでありますから」
 雲雀は携帯を取り出し、教務課に呼び出しの放送を依頼した。ほどなくして、妲己が技術科研究棟に姿を現した。
 「全校放送で呼び出しとは、何か緊急事態でもありましたか?」
 「査問委員長。お願いがあります」
 首を傾げている妲己をまっすぐに見つめて、楓は口を開こうとした。そこに、ヴォルフガング・シュミットとエルダがやって来た。
 「妲己。本校が未曾有の危機に晒されているこの状況に、自ら戦わず、ただ我らを監視しているだけの査問委員が居るというのはいかがなものだろうか?」
 ヴォルフガングが、厳しい口調で妲己に問う。楓は彼に向き直った。
 「シュミットさんにも同じお願いをしたいと思っていたところだったから、ちょうど良かったです。……今だけでいい、本校を……ネージュを守るために、協力しあってもらえませんか」
 妲己とヴォルフガングは、牽制しあうかのように、ちらりとお互いを見た。
 「ネージュは、シャンバラの女王を復活させるために必要な『神子』のひとりです。教導団がシャンバラの復活を支持しているのであれば、風紀委員も査問委員も『白騎士』も関係なく、学校を挙げて保護してしかるべきだと思います」
 そんな二人に向かって、楓は言う。
 「あなたは日本の国費留学生。その発言が国の思惑と相容れなければ、奨学金を打ち切られて地上に帰還しなくてはいけなくなりますが、それをわかっていて、私たちと『白騎士』との関係に口を挟むのですか?」
 妲己が、探るように楓を見る。
 「……わかっています。日本の方針が、『出来るだけこういった争いに関わらないように、波風を立てないようにして、技術を得たり人脈を作ったりして美味しいところを取る』だって言うことも」
 楓は、妲己とヴォルフガングを見比べ、叫んだ。
 「でも、私は、大切な友達の危機に、してあげられることがあるかも知れないのに何もしないなんて、そんなこと出来ないんです! お願いです、ネージュを鏖殺寺院から守るために、力を貸してください!」
 「深山さん、彼女が女王を目覚めさせる神子だという話は本当ですか?」
 「……はい、本人はそうだと言ってます……」
 楓の言葉に、妲己とヴォルフガングは顔を見合わせ、二人揃ってネージュを見た。ネージュはうなずいた。
 「……風紀委員長の意向を確認する必要があるので、この場で答えることは出来ません。時間が必要です」
 「こちらも、仲間たちと話し合いたい」
 妲己とヴォルフガングの返答に、楓はうなずく。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 その頃、学校の外では、背後から敵を引っ掻き回していた林が、燭竜と連絡を取っていた。
 『は? また無茶なことを言い出しますね貴方は!』
 「元・参謀科の次席様として、どう思う」
 『……おそらく、貴方の推測は当たっていると思います。本校からさほど遠くないどこかに、弾薬を補給したり、搭乗員を休憩させるための拠点がなければ、今回の本校襲撃のような運用は不可能でしょう。機晶石を動力源とする飛空艇に補給の必要がなくても、その二つは必ず必要になりますからね』
 「だろ?」
 『ですが、どこにあるか突き止める時間と余力があるでしょうか?』
 「あれこれ条件を考えると、だいたいの場所は絞り込めるんじゃないか? 飛龍はもう7割近く撃退したんだろ? だったら、航空科やヒポグリフ部隊には、多少でも余力が生じる筈だ。もし敵が後方拠点を持っていたら、そこを潰さなければ戦いは長引く。せっかく俺たちが遊撃隊として外に居るんだ、活用しない手はない」
 『わかりました。指揮本部に諮ってみます』
 「頼む。あ、ついでに弾薬と食料もな!」
 『……善処します』
 またどうせ補給が少ないことを忘れて派手にやったんでしょう、と言いたげな、不機嫌そうな声で燭竜は答え、通話を切った。携帯電話をしまった林は、生徒たちを見回して言った。
 「いずれにしろ、俺たちももうひと働きすることになる。今のうちに休んでおけよ!」

担当マスターより

▼担当マスター

瑞島郁

▼マスターコメント

 大変遅くなりましたが、『英雄の条件』第3回をお届けいたします。

 今回は、シナリオの終着点、勝利条件と言えるものが幾つか提示されています。皆さんがどのように考え、どのように行動するかで、楓とネージュの、教導団本校の運命が変わります。そしてもちろん、グランドシナリオにも影響を及ぼすことになります。

 なお、次回も今回のすぐ続きからシナリオ開始となるため、大破した『光龍』拾弐号機は次回までに修理したり、もう一台製作したりは出来ません。残り11台で最終回を戦うことになります。

 以下は前回に続き、スキル関係の注意事項です。

 ・光学迷彩で乗り物まで消そうとしていた方が何名かいらっしゃいましたが、光学迷彩で消えるのは、『使用者本人と身に着けている装備品』までです。乗り物に乗って光学迷彩を使った場合、乗り物は隠すことが出来ません。

 ・財産管理は単に「計算速度が上がる」だけですので敵の行動予測には使えません(予知・予見のためのスキルではない)。ただし、弾道計算などは早くなる可能性があります。

 例によって、教導団の生徒として新規参加された方で、教導団関係の称号が表示されていないMCに、所属兵科の士官候補生の称号を付与しております(申し訳ありませんが、LC及び他のシナリオで既に教導団関係の称号を獲得済みのMCへの付与はありません)。自由設定に沿った称号にしてあるはずですが、もしも漏れや間違いがありましたら修正いたしますので、その旨ご連絡ください。
 次回は最終決戦の予定です。最後までおつきあいいただければ光栄です。