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【初心者向け】こどもたちのぼうけんにっき

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【初心者向け】こどもたちのぼうけんにっき

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 終章


「さあ、たくさん食べてね!」

 後日――。
 パルメーラは「こどもたちの冒険」の成功を祝して、参加者達を全員おやつに誘った。
「空大の学食で、申し訳ないんだけど」
「いいえ! 新しくて、綺麗で、清潔で、機能的で……とても素晴らしいと思います!」
 称賛したのはセラフィーナ・メルファ。
 彼女は子供達との約束を守って、自らも「おやつ」作りの手伝いを買って出たのだった。
 
 もちろん、子供達の姿も――。
「でも、院長センセ―もいっしょだもんね!」
 りーだーは嬉しそうに、鼻っ柱をさする。
 院長の膝の上が、定位置のようだ。
「まだまだ大人に甘えたい年頃なのですね? 結局」
 大人達には軽食も差しだしつつ、セラフィーナはふふふっと苦笑する。
「知らぬこととはいえ、子供達の面倒を見て頂いて、ありがとうございました」
 院長は目に涙を浮かべて、頭を下げた。
 
 学食では大量の軽食とお菓子がふるまわれ、参加者達は腹が膨れるまで食べ続けた。
 仲間たちとの絆と、子供達の元気で明るい笑顔――。
 それが何よりの「食欲の源」だ!
 
 宴たけなわの席で、院長が大鋸達に耳打ちする。
「私からも、ひとつお礼をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
「例には及ばねえよ、じいさん!」
「ダージュの言う通りだゼ!」
 大鋸とシー・イーは丁重に辞退したが
「何も出来ませんが……」
 院長は頭を振る。
「……せめて【称号】のひとつだけでも。お気に召すかどうかは分かりませんが」
「そうだ、な……」
 大鋸は暫し考えこんだが、ひとつ大きく頷いて。
「じゃ、特に活躍した奴にはつけてくれ! 頼む」

 かくして、参加者の数名は院長から【称号】を贈られ、この冒険談は幕を閉じるのであった。
 
 ■
 
 だが、子供達は気まぐれだ!
 いつ何時、危険な冒険の旅へと出かけてしまうかもしれない。
 その時はまた、新たなる【勇者達】にサポートを頼むとしよう!
  
 まずは、めでたし、めでたし。
 
 了

担当マスターより

▼担当マスター

大里 佳呆

▼マスターコメント

 シナリオを担当させていただきました、大里と申します。
 この度はご参加ありがとうございました。
 お陰様で、子供達ははじめての冒険を成功させることが出来ました。
 また御機会がありましたら、「サポート」の程、よろしくお願い致します。
 
 それでは、失礼致します。