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黎明なる神の都(最終回/全3回)

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黎明なる神の都(最終回/全3回)

リアクション

 
NPCリスト

◆キアン(イルダーナ・メルクリウス)(25)
 盗賊に身をやつしていた。

◆ブリジット(18)※外見年齢
 キアンを護るオリヴィエ製ゴーレム。龍騎士と渡り合える強さを誇る。

◆イルヴリーヒ・メルクリウス(23)
 キアンの弟。

◆ネヴァン・ヴリャー(16)※外見年齢
 エリュシオン人魔女。

◆タルテュ・ドゥアッハ(40)
 イルヴリーヒの忠実な臣下。

◆テウタテス・ミーヴァル(55)
 選帝神の座を狙う神官。

◆ハルカ・エドワーズ(13)
 天真爛漫な少女

◆ラウル・オリヴィエ(36)
 呑気なゴーレム技師

◆トオル・ノヴァンブル(18)
 イルミンスール学生

◆磯城・グレイウルフ(22)
 トオルのパートナー。




トオル「みんな、最後までお疲れ様!」
シキ「何とかトオルの出番を捻り出そうと頑張ってくれる人達のお陰で、今回も出れてよかったな」
トオル「しみじみ言うなっ。
 シナリオに関係無いのに出てるNPC、俺達だけじゃないだろ――!」
ハルカ「ハルカもみんなのお陰で今回も出れてるのです」
シキ「まあ、メイン登場のシナリオが終わってしまってる古参のNPCは、役目が終わってしまってるから、新しいシナリオでは出番作りにくいかもな。
 どっかに、メインのシナリオでも出番が無かったNPCもいたような気がするが」
トオル「うがー! あれは俺のメインシナリオじゃねー!」
ハルカ「メインじゃなくても、みんなと会えて楽しかったから嬉しいのです」
トオル「うー、まあ、まあな……」
シキ「そうだな。
 当初出番無かったのに、皆のお陰で出られたんだから、NPC冥利じゃないか」
トオル「それだけど。
 最初俺らガイドだけの出番だったのか?」
ハルカ「タルさんもガイドだけだったそうなのです」
トオル「あのガイド完全に、単なるシナリオの説明ってだけだったんだな……。
 つか、タルテュって女だったのか。
 シキ、気付いてたのか? そういえばやけに心配してたけど」
シキ「男装した女性が弱っていたら、普通心配するだろう」
トオル「言えよ……。
 お前いつも聞かないと言わないよな……」
ラウル「アクションの中で、関わってくれる人が多かったので、急遽出番が増えたようだね。
 お陰で色々と展開がスムーズに行ったので、アクションに感謝、という感じかな。
 名前を訊ねるアクションがあったから、その場で初めて名前を考えて、引用元から、女性ということにしたんだが、その後別の色々なアクションから男性と思われている事が発覚し、じゃあ男装の女性、ということになったようだ」
トオル「相変わらず行き当たりばったりだし」
シキ「色々な角度からシナリオを攻めてくれる人達がいて面白いじゃないか」
ハルカ「エリュシオンの方でも大変なことになっていたのです」
トオル「龍の卵の都市面白いな。俺も今度行ってみたい」
ラウル「エリュシオンとの行き来もしやすくなっているしね。
 その時は龍鉱石の買い付けを頼むよ」

トオル「そういや、キアンがイルダーナだって、最初からバレバレだったと思うけど、初回のアクションでは、PC文としてもPL文としてもそれを書いてくる人がいなくて、
「すげえ、皆の空気の読みっぷり半端ねえ……」
とマスターは感心してたそうだぜ」
ハルカ「はかせは迷子になっちゃったのです?」
ラウル「人を探していたんだけどね」
トオル「何処にいるのか知らなかったんかよ。
 ブリジットの点検に行ったんだろ? あとキアンの様子見か」
ラウル「何しろ十年ぶりだったもので」
トオル「お陰でこっちは、イルダーナに刺客を連れて来るハメになってんだぞ」
ラウル「それは、悪かったね」
トオル「悪いと思ってる口調じゃねえよ」
ハルカ「おとーとさんの方も大変なことになっちゃったのです」
トオル「何かこれ、最初から失敗する展開だったんじゃないのか? 第2回目っつーのがな」
ラウル「そんなことはないよ。
 難易度は高かったけど、成功するパターンもあった」
シキ「ちなみにここで成功してたら、第3回でイルヴリーヒが皆とファリアスに兄を迎えに行って、ゴーレムと気付かずブリジットに一目惚れして、しかし彼女は兄の恋人だから……!(誤解) と諦める、みたいなコメディ展開を考えていたらしい」
トオル「痛すぎる」
シキ「それはそれで、ほのぼのしたラストでいいじゃないか。
 結局シナリオ内では、二人の再会シーンまで行けなかったな」
トオル「難易度って?」
ラウル「第1回でテウタテスが登場した場面の、謎の球体に着目してくれた人がいたら良かったね」
トオル「そんなの、PLは知っててもPCは知らないじゃんか」
ラウル「まあそこは、上手く偶然を装う必要があるけど」
トオル「難易度高えよ」
ハルカ「でも、第3回で平和になったからよかったのです。
 みんな、お疲れ様なのです」
トオル「そーだな。皆無事でよかったぜ。お帰り」
シキ「その手は?」
トオル「土産」

ハルカ「はかせは大丈夫なのです?」
ラウル「うん?」
ハルカ「……みんな心配してるのです」
ラウル「ああ、問題ないよ。心配することじゃない」
ハルカ「ならいいのです……」
トオル「何だかなー。余計心配させんなよ。
 そっち、全部解決しなかったのか」
シキ「色々伏線が張りっぱなしみたいだな。
 マスターは、
「オリヴィエに関しては次の(ストーリーものの)シナリオで片をつける」
と思っているようだ」
ラウル「別に構わないのに」
トオル「つか、できんのかそのシナリオ。
 どこまでまとまってるんだ」
シキ「それは聞かない約束らしい」
トオル「全然できてないんじゃねーか!」
ハルカ「みんなで楽しくできたら、それが一番なのです」
トオル「ああ、いらねえいらねえそんなシナリオ。
 それより俺が主役のシナリオを次こそ!」
ハルカ「主役はPCのみんななのです」
シキ「だな」
トオル「……!
 …………!!
 ………………!!!」
シキ「地団太を踏まない」
ハルカ「それでは、みなさん、お疲れさまなのです」
シキ「また、いずれ縁があったら」
トオル「縁がなくても遊びに行くぜ。遊ぼうぜ。じゃ、またな!」

担当マスターより

▼担当マスター

九道雷

▼マスターコメント

 九道雷(くどう・らい)です。
 皆様お疲れ様でした。最後まで、とても楽しく執筆させて頂きました。

 マル書いてくれた皆様全員を扉絵に描けなかったことだけが心残りです。

 次の予定は白紙ですが(何だと)、また見掛けた時にはお付き合いくださると嬉しいです。