リアクション
エピローグ
ニルヴァーナ・フェアは数時間の修復後再び開催された。
反旗を翻したゆる族たちは全員が反省し、フェアの手伝いをして罪滅ぼしを行っている。
「大丈夫ですか?」
たいむちゃんはひよこに戻った隊長に声をかける。
「……貴方たちにも失礼なことをした」
「いいんですよ! みんな無事でしたし、被害も少なかった。だから大丈夫ですよ。あ、そうだ! せっかくだから、ニルヴァーナ・フェアの案内をさせてください暗い気持ちも晴れますよ?」
そう言って、たいむちゃんは返事も聞かずに駆けてしまう。
その邪気の無い瞳と姿を見て、ひよこ隊長は自嘲したような笑みを浮かべた。
「そうか……可愛さとは……その無垢さからくるのだな……それを忘れた我々が最初から勝てる道理が無かったのだ」
「何をしてるんですか? 早く行きましょう」
「ああ、今行く」
たいむちゃんの後ろをひよこ隊長が続き。
「……結局、我輩は終始空気だったわけだな」
鳥人型ギフトはディスプレイケースで正座をしながら、ふぅ、とため息をついた。
──了──
こんにちは、本シナリオを担当させていただいた西里田篤史というものです。
今回のシナリオに参加してくれた方々にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。
短い挨拶となりましたが、今回のシナリオはひとまず終わりとなります。
また、何かのシナリオで皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
それでは、失礼致します。