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【蒼フロ2周年記念】ちっぱい教の野望

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【蒼フロ2周年記念】ちっぱい教の野望
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●ティセラ・リーブラの贖罪


 ちっぱい教の本部に入ってくる、同志達からのC−Dayの戦況報告はあまり芳しいものではなかった。
 コントラクター達の抵抗を考慮した上で、その中から同志が誕生することをある程度計算して戦端を開いた。
 しかし、コントラクター達の抵抗は予想以上に激しく、戦況は拮抗しているとも言い難い。
 いや、拮抗しているのであれば良かった。五分五分だからだ。
 ところが、戦況はうさぎのあなの支援があっても圧されていた。

「“冥弩08小隊”の参戦はまだなの!?」
「まだ連絡はありません」

 日堂 真宵(にちどう・まよい)は凶司の返答に苛立ちを隠しきれなかった。
 ぺったんこ騎士団の団員である彼女は、喜び勇んでちっぱい教に合流していた。
 ぺったんこ騎士団の創立者でありながら、たっゆん24歳ダイナマイトバディを手に入れ、ザナドゥに就いた裏切り者アーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)への復讐のためだ。

「うさぎのあななんて、所詮はきょにゅーを好む下種じゃないの」

 真宵は同志となった当初から過激派として活動しており、うさぎのあなへ捕まえたきょにゅーを引き渡さす事を拒否し、【吸精幻夜】による胸が縮むくらいの強制ダイエットをさせるべきだと主張していた。
 もっとも、同志を大切にするちっぱい教内では、彼女の主張は採用されなかったが。

「この戦況を打開するには、シャンバラ魔乳三悪女の他にミルザムも狙うべきだわ。あの女は勢力を地球にまで広げ、きょぬー支配を目論むきょぬーの尖兵なのよ」
「ミルザムはパラミタに帰ってきていて、今空京のミスドで打ち合わせをしているという情報を得ています」
「でかしたわ。わたくしが自ら出向くわ。たっゆんきょぬーを滅ぼし、ちっぱいの世界をこの手に!」

 思わぬ凶司の情報に気をよくした真宵は、空京の地図のミスドの場所に赤ペンでマーキングした。



「ひゃふ! くぁあぁぁ……ふぁあっ、こ、この男、マッサージするたびに……ひゃん……腕を上げて……あ、あうぅ!」
「気持ちよくなかったら困る。俺はこの2年間、きょぬーを鷲掴む事だけに特化して来たんだからな。伊吹はウォーミングアップにすぎない」
「ひゃ、ぅひ……わ、分かっているわよ……(英霊としてパラミタに顕現して2年……この霧島というトンでもない男が私のパートナーになった事こそ欠点だと思っていたけど……)」

 シャウラロリィタとシャウラヘッドドレスを着用し、ロリィタファッションに身を包む伊吹 九十九(いぶき・つくも)
 デザイン上胸が強調されるシャウラロリィタだが、九十九の胸はそれが必要ないくらいパンパンに張り詰め、まるでマスクメロンでも入っているかのように生地を下から押し上げて自己主張していた。
 霧島 玖朔(きりしま・くざく)は無表情で、九十九の後ろから、2つの張りのある瑞々しい果実を鷲掴みにし、マッサージしていた。
 そんな玖朔とは裏腹に、身体の芯が火照ってきて息遣いが荒くなってゆく九十九は、玖朔と契約し過ごしてきたこの2年間のことが何故か走馬燈の如く思い出されていた。
 口ではウォーミングアップと言っているが、冷徹な玖朔のマッサージにはどこか温かさがあった。
 それを感じてしまうが故に、九十九は玖朔のマッサージを拒否することが出来ずにいた。

「今回の目標はシリウス・バイナリスタ(しりうす・ばいなりすた)……お前だ。今日こそお前のきょぬーを鷲掴みにしてやるぜ」