リアクション
■エピローグ
「はい、皆さんのおかげで無事事件は解決しました。 感謝しています」
動物園の管理室、園長は受話器を耳に当てながら話している。
「首謀者? 居ませんよ、居たのは動物好きな男達。 今回の事件は私達の過失です」
ちら、とモニターを見るとそこには動物達の世話を甲斐甲斐しくする男達が映っていた。
しばらく園長は彼らの様子を見ていたが、思い出したように顔を正面に戻す。
「動物園の無料招待状、渡していただけたでしょうか? それはなにより!」
園長は自分の送った招待状が届いたことを聞くと喜んだ。
「はい。彼らなら今後も平和的に事案を解決してくれるでしょう。 私が保証しますよ、校長」
感慨深く話すと、園長はそっと受話器を置いた。
「みなさん、私達を助けて頂き、本当に感謝しています。今後もその優しい気持ちを忘れずにいてください」
管理室で園長は1人、契約者達のことを思い浮かべながら呟いた。
皆さん初めまして、今回初めて執筆させていただきました。蘭鈴六(らん すずろく)と申します。
初めてという事で拙い部分もあり、大変申し訳ございません。
シナリオに関して、敢えて主な動物や犯人を隠す形で公開させていただきましたが如何だったでしょうか。
どのような事件が発生しており、何をどのように捕まえるのか、考える事を楽しんで頂ければ幸いでした。
実際にかけられたアクションはどれも素晴らしいものであり、こちらとしては本望といわんばかりです。
今回ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。