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【2019修学旅行】奈良戦役

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【2019修学旅行】奈良戦役
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終章 だってやっぱり修学旅行なのだもの。

 夜になった奈良の町。
 教導団生徒らは、本当に短すぎる残り時間であまりにもひと時の修学旅行を楽しんだ(……たぶん、楽しめていない)そのあと、宿泊施設である奈良県警寮に閉じ込められてしまったが、一方で。
 夜の、温泉街に消えていく三人の姿……
 そう、皆が戦闘中、吉野デートを満喫した、霧島 玖朔(きりしま・くざく)早瀬 咲希(はやせ・さき)水無月 睡蓮(みなづき・すいれん)だ。(でもバトルシナリオに相応しいことには違いないが。)
 ここから先は…………となるところ、今回はなんと混浴露天風呂の様子が描写されることになった。


終章‐01 最後はやっぱり、温泉なのか

 が。
 露天風呂を占領していたやくざな地元奈良県民。もしくは修学旅行中のパラ実生かも知れないが……
 霧島の刺青を見とめるや、早速それを口実に絡んできた。
 が、これらの狙いはもちろん、霧島の後ろの美女二人。
「おう兄ちゃん。マブイ女連れてんじゃん。これから何すんだい? へっへへ……そのコら置いて行きなよ、可愛がってやるからさ」
 ヒャハハハハ!
 霧島ら三人を囲んで、下品に笑う不良連中。
「やめろ。トラブルは起こしたくない」
 ヒャッハアァァァ!「問答無用!!」
 がっ。霧島に掴みかかるパラ実生。
「霧島さん!!」
 早瀬の、ドラゴンアーツ殺法によるランスの一撃。強烈にパラ実Aの鼻を打つ。「ぶばゃ!!」
「おんどれぁ何しゃぁがる!」
「危ない!!」
 水無月の雷術。ドガシャーン! パラ実B黒焦げ。「ぐゎら!!」
「うぐ、お、お前ら、覚えておけ!」
 残りは逃げ出したが、温泉宿の入り口で見張りをしていた九頭切丸に捕まり、全滅した。
 霧島、「……」。
「静かになったわね。霧島さん……」
「さあお風呂に入りましょうよ」





 湯煙湧き立つ、露天風呂。秋の夜風が心地いい。
 ゆったりと湯に浸る、霧島、その両隣に、早瀬と水無月。
「……」「……」「……」(霧島・早瀬・水無月 以下同)
 湯煙湧き立つ、露天風呂。秋の夜風が心地いい。
 ゆったりと湯に浸る、霧島、その両隣に、早瀬と水無月。
「……」「……」「……」
 湯煙湧き立つ、露天風呂。秋の夜風が心地いい。
 ゆったりと湯に浸る、霧島、その両隣に、早瀬と水無月。
「……」「……」「……」
 湯煙湧き立つ、露天風呂。秋の夜風が心地いい。
 ゆったりと湯に浸る、霧島、その両隣に、早瀬と水無月。
「……」「……」「……霧島さん」
「……」「……(む)」「背中流してさしあげます」
「……」「!!」「……(どきどき)」
「……」「……(むむむ)」「……(どきどきどき)」
「……ぽ」「??」「??(お、OKってことかしら??)」
 ざばっ「霧島さん、では!」水無月が勝負に出た。
 ざばっ「ま、負けないわ。私だって。霧島さん!」早瀬も立ち上がる。
「……」連れられていく、霧島。
 嬉々と霧島の背中を洗う水無月。見事な背中の流し方である。
(この為にメイドにクラスチェンジしたと言っても過言ではない!!!)
 よし♪ これで昼間の早瀬さんのたこさんウィンナと水筒間接キッスで奪われた点を一気に取り戻すのよ。
 更に、水無月は攻めに出る。
「霧島さん」ぎゅっ
「! あ。ちょっ……水無月さん、胸があたってますよ」
「え。そ、そうでしょうか……」
 と言いつつも、水無月、あててんのよとばかりしっかりとおおきなおっぱいをきりしまのせなかにおしあてる。
「くっ。それなら、それなら……!!」
 早瀬も、ぴったりぴっちりとよりかかりきりしまにぎゅうっといっぱいいっぱいおっぱいを
「……ぽ」「??」「??(更に先へと進んでもOKってことかしら?!)」
「……ぽ、しゅぽぽーーー!!!!」
 霧島の頭からぼんっと湯煙が噴出し、ばっ、と立ち上がると(禁)、霧島はそのまま夜の闇へと走り去ってしまった。
 しゅぽぽーーっ
「き、霧島さん……」
「か、かわいい……」
 これにて残念ながら真夜中の勝負はお預けとなってしまったが、二人は、霧島とのカンケイが深まったと確かな手応えを得たのである。
 が、それはまた三角形の角度が今まで以上に鋭利なものとなったことも意味した。
 湯煙湧き立つ、露天風呂。秋の夜風が心地いい。




宿泊施設

 上記露天風呂が、激しすぎたので……
 教導団宿泊施設の方の、お風呂は、静かな時間帯のみを。
 残念ながらもう、おっぱいの大きなひとも多い教導団女子生徒諸君は、すでにお風呂の時間が終わってしまっていて……
 今は最後の、教官のお風呂タイム。
 ですので、湯船に酒盆浮かべて一献交わしくつろぐ、沙 鈴(しゃ・りん)センセと騎凛 セイカ(きりん・せいか)センセがいるのみです。
 が、このシーンで実は二人より重要なのは……
 昼間仮装修学旅行の防戦がなかったので、男子の女子風呂への侵攻の阻止、という任務でようやく登場の綺羅 瑠璃(きら・るー)さんなのでした……。
「……」
 夜になって今まで、数時間、ずっとお風呂の前で、男子たちによる幾度に渡る猛攻を一人で防いだ瑠璃。
「……(はやくお風呂に入りたい)」
「る、瑠璃さんーーー!! ご、ごめんね? もうだいじょうぶ。わたしたちと一緒に入りましょう? ね」
 と、いうわけでようやく湯船に浸れた瑠璃なのでした。
「ほっ」
「ところで沙鈴さん……」
 騎凛・瑠璃そろって、「……おっぱいがおおきいですね」。
 そして、見張りがいなくなったのをすかさず悟った男子生徒全員が、一致団結してお風呂へと攻め込んだのでした。



終章‐02 教導団の修学旅行は楽しかったか

 西大寺にやって来た、鷹村、ルカルカ、ダリル、フリッツ、サミュエルたちトーテムポール班。
 最後はここで、ジャンボ茶碗に持ち込んだ酒を注ぎ、乾杯する。
 酒は、鷹村の出身地九州の地酒(銘柄は「おうち」)。
「では、乾杯だな」とフリッツ。
「変わらぬ友情に」鷹村が言う。
「乾〜杯!!!!!」
 ワイワイはしゃぐ五人。
「帰ったらな」
「あっ」
 ルカルカのお酒はとりあえず、ダリルが取り上げて呑みほした。
「うむ。良い酒だ。
 カルキノス(竜の外見だし我慢してもらった)には沢山食べものを買って買えるか」
「パラミタの友達にも、鹿の糞チョコに、トンボ玉ストラップに、色々買っていきたいものがあるねぇ……」





「ちょうど良い所に来た。
 貴官に新たな任務を命じ……
 サミュエルか。
 教導団の修学旅行は、どうだった?」
「うン。とっても楽しかったヨ。
 団長。これ、お土産のお守りだヨ」
「ほう。……。(……。安産祈願。か。(……。???))」
 サミュエルは日本語が読めなかったのだった。
「……ありがたく、受け取っておくぞ」

 こうして、教導団は無事に、修学旅行から帰ってきた。
 修学旅行という名のただのバトルから。
 教導団の修学旅行……楽しかったでしょうか。…………





 ――その頃……
 京都。
 蒼学生「あれ、あんな人、抽選に入ってたっけ??」
 セオボルトは、京都の芋ケンピを守るため、清明の十二神将と戦っていた。
「くっ、はっ、はあっ! 芋ケンピは、このセオボルトが守ってみせましょう!!」


担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 ご参加頂いた皆様。公開が一日遅れてしまい、大変申し訳御座いませんでした。
 さて、教導団の修学旅行(と書いてただのバトルとも読むかも知れない)いかがでしたでしょうか?
 夜這い攻防戦も、李 梅琳と騎凛セイカのおっぱい対決も、構想だけで実現できませんでした。
 せめて戦闘終了後に修学旅行らしい修学旅行をということでアクション末等に記して頂いていた方も何人もいらっしゃいましたが、今回、サンプルにあるような純粋に修学旅行を楽しむアクションをかけられた方以外は、なくなくバトルのみとさせて頂きました。せめて修学旅行の雰囲気が少しでも味わえるバトルになっていれば……と思う限りです。
 逆に純粋に修学旅行を楽しむアクション(恋愛含)の方は、バトル専門GMとしては自分との格闘もあり、……でもほんとはいちばん楽しんで書いた部分でもあり、……どうでしたでしょう。


 以下判定関連幾つか。簡単に。
 今回描写に反映させた式神(霊体の兵)への攻撃値の目安です。
 ・通常の物理攻撃 0/・塩(日常的な魔除け品) 1/・通常の魔法攻撃、ホーリーメイス 2/・英霊の攻撃、ヒロイックアサルト 3/・光条兵器 4/・バニッシュ 5
 物理攻撃(0)は効き目なし。塩等日常的な魔除け品(1)は牽制程度、2以上は攻撃があたり式神を倒すことができるといった判定。

 伝説については実はわりあい簡単で、石舞台周辺にある鬼の雪隠れ、猿石、マラ石、亀石といった石造物に道満が呪符を貼り付け、式神を作り出していましたので、もとを叩けばすべての霊体は消えるという仕組でした。もちろん、市民の人たちの救助や、敵の足止めなどと連携がとれる必要はあったので、うまくアクションをとって頂けました。
 本当に詳しく調べてくださった方もいて恐れ入ります……。
 そして今回、マラ石に向かった方のみいなかったので、2019年には奈良県明日香周辺にマラ兵がたむろしていることになります。

 道満について
 今回、道満をシナリオに出すとなったときに、道満のことをただ強力なラスボスとして描いてしまうのは躊躇いがありました。
 とくに道満について調べていくうちに……敵とか悪とされる者にも勿論その人物のドラマがあり、そこのところをシナリオに盛り込んで、かつアクションにも戦うにしてもただ武器で打ち合う以外の幅を持たせられたらと思い、結果としては色んな方向性のアクションを送って頂けたことでリアクションが成功したと思う次第です。

 全体的に判定は緩めです。

 最後に
 今回遅れてしまってのマスターコメントにてで控えめにですが、次回シナリオについて述べさせて頂きたく思います。
 というのも、今回、多くの人に修学旅行らしい修学旅行を楽しんで頂けなかったという心残りもあって、次回、遠征ものシナリオを全三回くらいの予定で、行いたいと思います。
 遠征……賊討伐か魔物討伐か、またバトルはバトルなのですが(御免なさい……)、その過程は、幾つかの辺境の城や町等を抜けていく旅のシナリオといった感じにしたいと思っています。ですので、これをもう一つの修学旅行?……と捉えて頂ければ。……と願ってやみません。
 では、このくらいに。
 公開は11月中旬かそれ以降を予定だけど未定。人数が集まろうが集まらなかろうが(弱気)まったりと今度のシナリオはいきたいと思います。

 今後、判定や、それに遅れてしまいがちなペースの配分等も含め……よりよいマスタリングを目指していきたく思います……。
 ありがとうございました。またお会いできる機会が御座いましたらどうぞよろしくお願い致します。(今唯)