リアクション
閉幕
シズルは公園のベンチにもたれかかったおサエに、心配そうに声をかけた。
「おサエちゃん、大丈夫?」
メクリも真剣な表情で、おサエの傍についていた。周囲の騒ぎは意に介してもいない。
「おサエ、お前顔色わりーぞ。大丈夫なのかよ?」
メクリは心配そうにおサエを覗き込んだ。シズルが声をかける。
「もう騒動は起こさないつもり? メクリ君、」
「俺がパワーを分けた奴らは、もうお仕置きされたか、パワーを使ってねえよ。たいした人数じゃないし」
「もう、イタズラはよしなよ……。メクリ君の評判が悪くなっちゃうだけだよ……」
おサエが力なく言う。それには答えず、メクリは言った。
「お前、もしかして目一杯、力貸しちまったんじゃねえのか? ……しょうがねえな」
メクリは言って、おサエにパワーを分けた。
「おサエちゃん、大丈夫なの?」
シズルが言う。
「ああ。力を使いすぎちまっただけだ。俺の力を分けたから、少しは元気出るだろ」
「……ありがとう」
おサエが微笑むと、メクリは赤くなった。
「……悪かったな。 ……俺 ……あんまりイタズラしねーようにする」
そう言うと、ぷいと飛んでいってしまった。
かくしてこの日、空京をパニックに陥らせていた騒動は終焉した。
私的制裁によりぼろぼろとなったゲブー・オブイン、七刀 切の2名には、追って当局からも厳しい処分がなされ、また、変熊は公然わいせつ罪で当局に現行犯逮捕されたという。
こんにちは、鷺沼聖子です。
まずは、東日本大震災において被災なさった皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
私の住む場所もこれまで経験のない大きな地震がありました。
すべてのエリアで、地震による影響が最低限ですみますように、また、全てのエリアの一日も早い復興を願ってやみません。
さて、実際の春一番は、スカートが〜なんて可愛いものではなく、砂埃も飛んでくるし、目を開けて歩くのもしんどかったりしますね。あまり風が強いと看板などが飛んだりして危ないですしね。
私の住むエリアではこれから数ヶ月間、春一番並みの風(弱めの台風まがい)に悩まされる日々が多いシーズンとなります。
さて、今回のシナリオですが、ガード側のアクションをかけた方々がが圧倒的に多かったです。
そんなわけで、ガード側メンバー同士の交流や、ゲリラ的な攻撃(?)側とのやり取りといった形のリアクションがメインとなりました。
応募していただいた皆様の、いろいろなアクションやせりふをを読みつつ、これはぜひストーリーのここに、といった感じでちりばめさせていただきました。
またよろしかったら、お付き合い頂けますと幸いです。