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イルミンスール大図書室、その深層は!?

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シナリオガイド

大司書がいるといわれる大図書室の深層部分。その扉が開かれた?
シナリオ名:イルミンスール大図書室、その深層は!? / 担当マスター: 篠崎砂美

「次回の特集が決まった。『イルミンスール大図書室、その深層は!?』だ!」
 ここは、月刊世界樹内部案内図の編集部です。どうやら、次の特集が決まったらしく、編集長が部下たちにむかって発破をかけています。
「それは、いいんだが、バイトはまたこの娘たちなのか……」
 編集長が、編集部内に集合しているゴチメイたちを見渡して溜め息をつきました。
「へへへへへ……」
 ココ・カンパーニュ(ここ・かんぱーにゅ)が、照れ隠し笑いでごまかそうとします。
 以前、一度バイトで雇ったことがあるのですが、そのときは変化する世界樹内で迷子になり、後に大規模な捜索隊を出すという騒動になっています。
 その顛末も、内部で大騒ぎされたことに怒ったエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)が全員をエントランスへテレポートさせて追い出すという悲惨なことになっていました。特に、多数いた入浴中の者たちの黒歴史は、はたして消えたのやら、消えていないのやら……。
「でも、大図書室は、以前の大掃除で、だいたいの構造は分かったと聞いていますけれど」
 まだ世界樹で遭難したことはないアルディミアク・ミトゥナ(あるでぃみあく・みとぅな)が、聞き返しました。うんうんと、ペコ・フラワリー(ぺこ・ふらわりー)がうなずきます。
「甘い! 甘すぎる! 世界樹の内部構造をなめちゃいかん!!」
 ドンと、編集長がデスクを拳で叩きました。
 きゃっと、リン・ダージ(りん・だーじ)チャイ・セイロン(ちゃい・せいろん)の後ろに隠れます。
「昨日のマップが、いや、1時間前のマップが役にたつなどと思うな! 状況は日々変化している。可能なら、うちの雑誌も時刊にしたいくらいだ!!」
 一部魂の叫びも含まれていたようですが、はたして、月刊サイクルのマップに意味があるのでしょうか。とはいえ、調査と編集には時間がかかるので、これより早くすることも不可能なわけではありますが。
 もう飽きたのか、マサラ・アッサム(まさら・あっさむ)が、棚に収めてある既刊の背表紙を爪でなでてカラカラと音をたてて遊び始めています。
「とりあえず、大図書室を中心に、しっかりと調べてきてくれ。頼むぞ」
「おう、まっかせといてくれ!」
 編集長に言われて、ココ・カンパーニュがドンと自分の胸を叩いてポヨンと豪快にゆらしました。

「で、こうなったと……」
 編集長が、ガックリと肩を落としました。ゴチメイたちを派遣したのは昨日のことです。そのまま、しっかりきっかり、ゴチメイたちは遭難しました。ある意味、想定内です。
「そのお馬鹿たちを捜し出して、ちゃんと地図も作ってくればよろしいんですのね。ほーほほほほ、楽勝ですわ!」
 両手を腰に当てて、お嬢様が高らかに勝ち誇りました。まだ出かけてもいないのに、勝利宣言は早すぎます。
「大丈夫です。僕が、ちゃんとサポートいたしますので」
 頭をかかえる編集長に、執事君がフォローを入れました。
「手こずるようなら……」
 仕込み箒に軽く手をかけて、メイドちゃんが不敵に微笑みます。
「とにかく、なんでも魔道書保管庫辺りで消息を絶ったようだ。君たちも注意してくれたまえ」
「御心配無用ですわ。さあ、いきますわよ!」
 編集長の言葉を適当に聞き流すと、新たにバイトとして雇われたお嬢様たちは大図書室にむかいました。

「これが、突然現れたって言う扉?」
 魔道書保管庫の一番奥の壁に現れたという巨大な本を前にして天城 紗理華(あまぎ・さりか)が言いました。人の身長よりも大きな巨大本が壁に貼りつくようにしてあり、そのページが開いています。そこには魔方陣が描かれており、刻々と彩りを変える光を放っていました。
「それはいいんですが、なんで私まで引っ張り出されるんですか」
 自分は関係ないと、大神 御嶽(おおがみ・うたき)がうなだれました。
「ついでよ。手伝いなさい」
 しれっと、天城紗理華が言います。まあ、いつものことです。
 二人の背後では、メイちゃんたち三人が、キネコ・マネー(きねこ・まねー)のぽよんぽよんしたお腹に御挨拶して遊んでいました。その胸には、それぞれのマスターが封印された魔法石と、ケンちゃんの欠片が封印された魔法石がペンダントにされて下げられています。
「ううっ、いいかげんにするですら……」
 たまらずキネコ・マネーがアリアス・ジェイリル(ありあす・じぇいりる)に助けを求めましたが、冷ややかに見つめ返されただけです。
「とにかく、遭難者が出たということは、風紀委員としては、これを見過ごすわけにはいかないわよ」
「いや、私は、風紀委員では……」
 すかさず大神御嶽が否定しようとしましたが、あっさりと天城紗理華にスルーされました。
「いざ、救出隊、出発!」
 大神御嶽の耳を掴むと、天城紗理華はそのまま本の魔方陣の中へと入っていきました。その後に、キネコ・マネーたちも続きます。

「ここは、どこなのじゃー!」
 本だらけの世界で、ビュリ・ピュリティア(びゅり・ぴゅりてぃあ)が叫びました。
 魔道書保管庫の奧で珍しい本を見つけて、それを開いたのはよかったのですが、そのページに現れた魔方陣に吸い込まれて、なんだか見知らぬ場所に来てしまいました。ここも世界樹の中なのでしょうか。

テンクテンコに言われて来たけれど、ここが世界樹の大図書館ですか。興味深いですね」
 軽くメガネの位置をなおしながら、ショワン・ポリュムニアが大図書館の中を見回しました。夏合宿のときに幽霊退治に来た巫女たちの仲間のようですが、また違うメンバーが来ているようです。
「なんでも、ここには大変物知りな司書がいるって話よ。さあ、メモメモっと」
 リクゴウ・カリオペが、手に持った手帳にこまめにメモしながら言いました。
「なにかあ、コウジン様の手がかりがつかめればあ、いいですよねえ。うん、きっと見つかりますよお。だって、こんなに御本がたくさんあるんですものお。すごい、すごい♪」
 タイモ・クレイオが、のんびりとした口調で言いました。

「五千年か。ずいぶんと変わったものだ」
 大図書室で読んでいたパタンと本を閉じて、一人の娘がつぶやきました。イルミンスール魔法学校の制服を着ているので、生徒の一人でしょうか? 白い髪を頭に巻きつけるようにして結っています。
「まだ、私の知らないことがたくさんありそうだ。先日減った分をなんとかしなければな……」
 そうつぶやくと、娘は周囲を見回しました。何かいろいろと動きがありそうです。

担当マスターより

▼担当マスター

篠崎砂美

▼マスターコメント

 いろいろとお話は複雑に絡み合っていますが、基本は大図書室の深層の探索です。アクションは、原則それに則った物になりますので注意してください。休日シナリオと勘違いすると、不採用部分が多くなります。

 選択可能な行動は、だいたい以下のものです。

★本筋は、イルミンスール魔法学校の大図書室の探索です。依頼者は、月刊世界樹内部案内図の編集部と言うことになります。
 キャラクエストですでに大図書室の探索がありますが、そちらはもう済んだと言うことで別の区画の探索ということになります。
 どんな部屋なのかはある程度設定することも可能ですが、今回の描写は純ファンタジー的な雰囲気に徹しますので、それらしい物を優先採用します。なので、ちょっと難易度が高くなります。通常の大図書室の描写は、過去の読書会シナリオや休日シナリオで描写された物に準拠します。

★魔道書保管庫――禁書保管庫でもありますが――、その奥の壁には巨大な本が扉のように現れ、そこから奥の空間に行くことが出来ます。大図書室の深層、そこにはかの大司書がいるかも知れません。不思議な空間を通りすぎて、大司書に会うことはできるのでしょうか。

★ゴチメイたちは、絶賛迷子中です。
 ゴチメイたちは、全員バラバラか、適当に纏まっています。大図書室の中でなくとも、世界樹の中であれば、探したい場所を探せば、そこで出合えるかもしれません。ただし、一人のキャラに対して複数のプレイヤーが別々の場所を指定した場合、どれか一つ以外は空振りになってしまいます。なので、掲示板などで宣言するなどして競合しない方がいいでしょう。特に指定がない場合は、魔道書の奥の空間にいることになります。
 魔道書の奥の空間には、ビュリ・ピュリティアも迷子になっています。彼女たちを探しに、大神御嶽たちもコンちゃんたちと一緒にその空間に入っています。捜索する場合、彼らに同行するか、途中で出会うか、まったく別に捜索することになります。

★お嬢様たちは、ゴチメイの代わりにマップを作りに来ています。一応、捜索も依頼されていますが、あまり熱心ではありません。大図書室の中か、深層で会うことができます。こちらも、競合する場合は、どちらか一方か、移動中にすれ違うことになりますので、掲示板などで調整をおすすめします。

★十二天翔から、ちょっとメガネの秘書さんタイプのショワン・ポリュムニアと、メモ魔で文芸部タイプのリクゴウ・カリオペと、感動屋でのほほんとしたタイモ・クレイオが、アストラルミストやコウジン・メレのことなど、いろいろを調べに来ています。テンコ・タレイアとテンク・ウラニアはお休みの予定ですが、来ているという設定でも構いません。競合しない限りは、世界樹の中であれば個別に会うことができます。

★コウジン・メレも、変装して大図書室にやってきています。幽霊としての姿しか目撃されていないので、正体に気づくことはできません。普通に、イルミンスール魔法学校の生徒と信じて絡むことはできます。

★ガイドに出ていなくてもイルミンスール所属扱いのNPCは絡める可能性がありますが、マップ作成か大図書室に関係していないアクションの場合は、極端に難易度が上がりますので、モブですれ違う程度になります。イルミンスール以外のNPCは絡むことはできません。

☆基本的に、NPCたちには世界樹の中――突然現れた魔道書の向こうの世界も含めて――であれば、指定した場所で絡むことが可能です。シナリオの設定上、基本位置は大図書室内であり、NPCたちによっては深層にいることになり、そちらが優先されます。ただし、絶対ではありませんので、宿り樹に果実や大浴場でも可能です。けれども、休日シナリオではありませんので、シナリオとまったく関係ない場合は没になりますので注意してください。
 ただし、複数のプレイヤーから別々の場所を指定された場合、時間的に可能でない場合は、一箇所以外のアクションは空振りになりますので注意してください。
 場所の指定がない場合は、他の人が指定した場所、または魔道書のむこうの空間になります。原則、場所を指定した人のアクションが優先されます。
 MCとLCは別行動可能です。また、状況によっては、それぞれが別に絡む指定のNPCが、MCとLCが再会することによって面識を持つ可能性はあります。
 誰に誰がどう絡んだかで、過去や今後のシナリオ関係の開示される情報量が結構変わる予定です。

▼サンプルアクション

・ゴチメイたちを捜す。

・大司書を捜す。

・遊ぶ

・世界樹内を案内する

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2013年11月02日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2013年11月03日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2013年11月07日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2013年11月21日


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