皆さん、初めましてorいつもお世話になっております。神明寺(じんみょうじ)です。
『【四州島記 巻ノ三】 東野藩 〜解明編〜』の最後にお約束した通り、何とか11月中にシナリオガイドを公開することが出来ました。
引き続き、よろしくお願いします。
……といいつつも、今回は特にキャンペーンという訳ではありませんので、以前の話を知らない方でも気兼ね無くご参加頂けます。
また、学校制限もありませんし、特定の学校が有利になることもありません。
色々と細かい設定がそこら中に散りばめてありますが、話自体は、何のコトはない普通の冒険モノです……舞台が、雪山である事を除けば。
詳しくは後ほど述べますが、このシナリオ内の時間は蒼フロ公式の時間よりも半年以上前の3月中旬ですので、山にはまだ大量の雪が残っています。また、少しでも天候が悪化すれば、すぐに吹雪が起こるでしょう。
と言っても、心配する必要はありません。
雪山の経験の無いPCでも、事前に雪山登山についての特訓を受ける事が出来ますので、特にハンデなく雪山に挑んで頂けます。
また、白峰に詳しい現地の猟師などを、ガイドとして雇うことになっています。
ひとつ、気楽にご参加下さい。
では以下に、アクションの記述方法について説明します。
よく読んで、アクションを作成して下さい。
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★☆★ 【シナリオの目的】 ★☆★
このシナリオの目的は、全部で3つあります。
まずは、御上を蝕む毒を打ち消すための薬草、シラミネイワカズラを手に入れること。
そして、ミヤマヒメユキソウの群生地を見つけ出すこと。
最後にその群生地まで、大勢の人たちが登る事が出来る登山ルートを確保することです。
出来るだけ遭難の危険性を回避しつつ、尚且つ楽に登れ、さらに多くの人が一度に通れるようなルートの開拓。
これは、計画の成否を左右する、非常に重要な任務となります。
以上3つの内どれか一つでも達成出来ないと、シナリオは失敗となりますので、注意して下さい。
この他、「個人的に調べ物がある」とか、「皆の登山を邪魔したい(悪役志望の方)」など、他の理由でシナリオに参加したい方もいると思います。
そうした方は自由にアクションを書いて頂いて結構です。
ただし、あまりにシナリオから逸脱したアクションは不採用となりますので注意して下さい。
以下、登山行に参加して、主要3目標の達成に挑戦する方向けのアクション記述方法について、説明していきます。
★☆★ 参加グループの決定 ★☆★
まず最初に、PCたちが登山行の中でどのチームに所属するのかを決定します。
チームはそれぞれの役割ごとにに分けられ、全部で『白峰岩葛』捜索、『深山姫雪草』捜索、『登山ルート確立』、『護衛』、『サポート』、『その他』の6種類あります。
A.『白峰岩葛』捜索チーム
御上を蝕む四面草の毒を解毒するための、シラミネイワカズラを探すチームです。
シラミネイワカズラの生えている場所についてですが、『本草秘経』に記されている、「標高3000〜3500メートル地点位の、風があまり強くなくて、水はけのあまり良くない、半日陰のような岩場に生える」という以上の情報は、全く手に入っていません。
またシラミネイワカズラや、生えている場所についての情報収集を行うPCも、このチームに含まれます。
なおシラミネイワカズラの外見ですが、本草秘経によると、名前の通りのツル植物で、黄色い花を小さな花をつけるようです。
B.『深山姫雪草』捜索チーム
東野公たちを癒すための秘術、『白雪の想い』に必要な、ミヤマヒメユキソウを探すチームです。
ミヤマヒメユキソウに関する情報収集を行うPCも、やはりこのチームに含まれます。
ミヤマヒメユキソウは、シラミネイワカズラよりも少し低い標高2700〜3000メートル地点の、開けて風通しの良い、水はけと日当たりの良い場所を好んで群生します。
C.『登山ルート確立』捜索チーム
ミヤマヒメユキソウの群生地が特定された後、「東野公にミヤマヒメユキソウを届けたい」という一般の四州島の人々のために、
そこまでの登りやすい登山道を確立するアクションです。
群生地までのルート上にある、雪崩の起きやすい場所や足場が不安定な場所、それに危険な動植物の生息する地域を確認したり、登山道に
ロープを張ったり、ハーケンを打ったりして登りやすいように整備するのが、主な仕事になります。
D.『護衛』チーム
ミヤマヒメユキソウの群生地に行く人四州の人たちやNPCの、護衛に当たるチームです。
PCの護衛に当たる場合(Bチームに参加するPCを護衛したい)などの場合には、そのチームに参加して下さい。
なお一度に護衛出来るのは、MC/LC一人につき、『一般の四州島民』か、『特定のNPC一人』に限られます。「四州島民とNPC」や
「NPC二人」、「PCとNPC」などは出来ませんので、間違えないようにして下さい。
また「どのスキルやアイテムを、どのように使って護衛するのか」を、必ず書くようにして下さい。
E.『サポート』チーム
ミヤマヒメユキソウの群生地に行く人四州の人たちやPC、NPCのために、治療や炊事、物資の調達や輸送、スケジュールの調整や連絡などに専従するチームです。
このチームはEチームと違い、PCを含む登山行の参加者全員をサポートする事が可能です。
F.『その他』チーム
これは厳密に言うと、チームではありません。
これまでのA〜Eのチームに含まれないアクションを取るPCをひとまとめにして、便宜上Fチームと呼んでいるのです。
マスターが思いつかないような、それでいて登山行の役に立つアクションを考えついた場合、このチームを選択して下さい。
なお、そもそも登山行に参加しないPCの場合、このチームに参加する必要すらありません。
これまで説明した形式に縛られる事なく、自由にアクションを記述して下さい。
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★☆★ 『白雪の想い』について ★☆★
『白雪の想い』をかけられた人が、同じく術をかけられたミヤマヒメユキソウを摘み取ると、(『白雪の想い』は、花だけではなく人にもかける術
です)花は結晶化して砂糖細工のようになり、食べることが出来るようになります(実際に、大変上品な甘みがあります)。
ミヤマヒメユキソウを手折ると、花を手折った人が直前に経験した記憶の数々が、花に刻み込まれます。花を口にした人には、花を手折る際に
込めた想いと共に、贈り手の経験した記憶の数々(主に、登山にまつわる苦労になるでしょう)が伝わります。
想い人のために味わった辛い記憶が伝わるからこそ、花を手折った人々の『想い』が、より一層強く、想い人に伝わるのです。
なお、以前円華が『白雪の想い』を行った際には、「満月の前後一日しか術が使えない」という制限がありましたが、その後円華が研鑽を積んだ
ことにより、わずかでも月の光があれば、術が使えるようになっています。ですので、今回は月齢について心配する必要はありません。
★☆★ 『白雪の想い』に込める想いと、贈る相手について ★☆★
登山行に参加した各PCは、一人につき一輪、ミヤマヒメユキソウを手折る事ができます。
このシナリオでは、各PCの手に入れたミヤマヒメユキソウは、原則的に東野公に贈られる事になっていますが、特に強制される訳では
ありませんので、それ以外の人に贈りたければ、贈っても構いません。
本シナリオに登場するキャラクター(PC・NPC含む)へ贈った場合には、そのシーンの簡単な描写がありますので、贈る相手と込めた想いを
アクションに記載するようにして下さい。
一方、本シナリオに登場しないキャラクターに贈った場合には、特に描写はありません。注意して下さい。
★☆★ 戦闘について ★☆★
このシナリオでは、いつどのような形で戦闘に巻き込まれるかわかりません。ですので「戦闘で活躍したい!」という方は、アイテムやスキルなどをどう使うかも含めて、具体的な戦闘方法を書いておいて下さい。
逆に「戦いたくない」という方は(「逃げます!」「隠れます!」等)、どうやって戦闘を回避するのかを(スキル・アイテムの使用も含めて)記述して下さい。
戦闘描写は必要ない(あるいは書いて欲しくない)という方は、書かなくても構いません。
★☆★ ダブルアクションについて ★☆★
このシナリオでは、MCとLCは、違うチームに所属しても構いません。
ただし一人のPCは、自分の所属するチームの仕事しか行えません。
自分のパートナーが他のチームにいるからといって、そっちの仕事まで手伝うことは出来ません(助言くらいなら出来るかもしれませんが)。
ダブルアクションになりますので、注意して下さい。
★☆★ アクションの集中と分散 ★☆★
今回のシナリオでは、どのチームの人員が足りなくても任務失敗となりますので、掲示板などでよく相談して、参加するチームを決定するように
して下さい。
また特に「人手がいる」とか、同チームでも「緊密な連携が必要となる」と判断した場合には、GAを取ることをオススメします。
兎にも角にも、掲示板などを使って、積極的にアクションについて相談してみてください。
★☆★ NPCと称号について ★☆★
このシナリオには、神明寺が管理するNPC(五十鈴宮円華等)と、シナリオガイドに名前の出てきたNPC以外は、一切登場しません
(話の流れ的に、名前だけ登場することはあります)。
PCが環菜やハイナと顔見知りであるなら、彼等から誘われて参加したことにしてもいいでしょう。
それ以外のNPCを登場させるアクションは、失敗したり、そもそも不採用になることがありますので、注意して下さい。
また他のMSのシナリオで獲得した称号を名乗るのは自由ですが、特別な場合を除き、本シナリオ内では原則として効果はありません。
★☆★ 四州島におけるインフラについて ★☆★
四州島はつい最近まで数千年に渡り鎖国を続けていたこともあり、パソコンやインターネットに携帯電話、さらには電気に至るまで、近代的な
インフラはほとんど普及していません。
発電は主に小規模な太陽電池で行われており、その量はとても少ないです。
電線は各藩の首府や一部の大きな都市に敷かれ始めたばかりで、どこでも使えるようにはなっていません。
中には個人で自家発電を導入している人もいますが、発電量のほとんど全てを自家消費してしまいます。
ガスも同様で、一部でLPガスが使われていますが、一般には普及していません。
水道は大きな都市であれば上下水道が整備されていますが、小さな村などにはありません。
パソコンは四州島に進出している外国企業の関係者が利用しているのみで、一部の好事家を除けば、藩などの公的機関も含めて全く使用して
いません。
携帯電話は、各藩の首府の、さらにごく一部にのみ基地局が整備されているという状況なので、原則PC〜LC間での通話以外には使用出来ない
と思って下さい。
このため各PCには、無線機が貸与されています。
また、公衆の固定電話回線や光ファイバーケーブルなどは一切ありません。外国企業で構内専用回線が使われているのみです。
一応調査団本部には空京と通信するための専用回線がありますが、それも不安定なもので、恒常的かつ快適に使えるようなモノでありません。
特に今回のシナリオは高山が舞台となりますので、ケータイはMC/LC間を除き完全に通話不能、その他ネットワークの存在が前提となる
スキルやアイテムは使用不能だと思って下さい。
★☆★ シナリオ内時間について ★☆★
このシナリオ内で扱う日時ですが、既に述べたように、2022年3月中旬と、現在の蒼フロ公式の時間よりも半年以上前になっています。
これは、2月末に始まった『四州島記』キャンペーン3作において、10日程度しか時間が経っていないためです。
と言っても、キャラクターデータについては特に変更はありません(今年の3月以降に追加された種族やクラスなどについている方であっても、
そのままで問題ありません。スキルやアイテムも同様です)。
ですが、データ以外の設定などについては、例えそれが公式のモノであっても、話の整合性の問題から、採用できない場合があります。このキャンペーンは基本的に他のシナリオから完全に独立していますので、特に問題ないとは思いますが、不明な場合には掲示板から質問して下さい。
またキャラクター個々人についてですが、特にアクションに記述がない場合、半年前も現在も同じと判断して、リアクションを作成します。
逆に、「折角半年前なのだから」という事で、「実はあの頃〜という事があったんだよ」と言うカンジでアクションを書くのも面白いとおもいます。
★☆★ 質問を受け付けます ★☆★
このシナリオはアクションの記述方法が特殊なので、特例として掲示板からの質問を受け付けます。
掲示板の『アクション相談/リアクション感想』スレッドに、質問を記入してください。
マスター側で「回答の必要がある」と判断した質問については、回答致します。
また、必ず書き込みの冒頭に、【質問】とつけるようにしてください。
冒頭に【質問】とない書き込みについては、質問ではないものと判断しますので、注意して下さい。
なお、質問の回答はマスターページにて行います。
質問はアクション締切日の2日前の午前10:30まで受け付けます。
時間は、掲示板の投稿時間で判断します。
締切以降のご質問につきましては、原則ご返答できません。
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★☆★ クリティカル(大成功)判定について ★☆★
今回のシナリオでは、『クリティカル』というシステムを導入します。
以下に、その判定方法を説明します。
皆さんが掲示板に書き込みをすると、書き込みの一番右端にダイス(サイコロ)が2つ表示されますが、判定には、このダイスを使用します。
まず2つあるサイコロの内、左側を十の位、右側を一の位として、2ケタの数字を導き出します。
例えば、左側が「5」右側が「2」なら、「52」になります。
一方マスターは、アクションが締め切られた後、一度だけダイスを振ります。
使用するダイスを2つ。一つは赤、一つは青です。
赤いサイコロを十の位、青いサイコロを一の位として、サイコロを振ります。
例えば 赤いサイコロが「1」、青いサイコロが「6」なら、「16」になります。
皆さんの書き込みのダイス目とマスターのダイス目を比べ、両方の数字が同じなら、そのプレイヤーの担当する
MC(およびLC)のアクションは「大成功」になり、予想外の素晴らしい結果を生み出します。
【個人】調査が大成功すれば、これまで誰もマークしていなかった人物が、東野公暗殺を企てた黒幕として浮かび上がるかもしれません。
【集団】調査が大成功すれば、暴動を企てているテロリストを発見し、そのアジトまで突き止めることが出来るかもしれません。
【商品】調査なら、日本の技術で簡単に養殖出来るような、「幻」の高級魚を発見するかもしれません。
【自然】調査では、数千年の眠りについていた古龍を発見するかもしれません。
【文物】調査では、失われた魔法技術や、女王器に匹敵するような、強力な魔法の品が見つかるかもしれません。
(以上は、あくまで一例です。実際には、キャラクターのアクションなどを参考にして、マスターが決定します)
言葉でいうとなんだかややこしく感じるかもしれませんが、「宝くじ」をイメージするとわかりやすいと思います。
皆さんの書き込みのダイス目が抽選番号、マスターのダイス目が当選番号という訳です。
なお、もし当選者が一人も出なかった場合は、再抽選を行います(マスターがもう一度ダイスを振ります)。
それでも当選者が出なかった場合は、マスターは当選者が出るまでダイスを振り続けます。
当選者が複数いる場合は、当選者全員のアクションが大成功になります。
ちなみに、6面ダイス2つによって作り出されるダイス目は、6×6=36通りになりますので、クリティカルが発生する確率は
1÷36=2.7777……≒2.8%となります。
ちなみに過去のキャンペーン3作では、
一本目の『調査編』では、掲示板に書き込みのあった49人のウチ、3人がクリティカル、
二本目の『擾乱編』では、同じく45人中、3人がクリティカルとなっています。
三本目の『解明編』では、少し減って43人中、1人がクリティカルとなっています。
クリティカル判定には、参加者用掲示板への書き込みのダイス目を使用します。
複数の書き込みがあった場合には、最初の書き込みのダイス目を、判定に使用します。
書き込みが無かった場合は、そのプレイヤーの担当するキャラクターについては、クリティカル判定は行いません。
当選番号と当選者は、アクション締め切り後に、マスターページにて発表します。
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長くなりましたが、説明は以上となります。
プレイヤーさんによって、様々なアクションが取りうるシナリオだと思いますので、色々と頭をひねってみて下さい。
『白雪の想い』については、自分が過去に執筆したシナリオ「ひとひらの花に、『想い』を乗せて」のP.7に詳しい描写がありますので、よろしければそちらもご覧下さい。
では、皆さんのアクションを楽しみにしております。