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魔王からの挑戦状? ~起動せよ魔王城!~

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シナリオガイド【イコン参加可】

イコンや戦艦を駆使し、仲間と協力して勝利を掴め!
シナリオ名:魔王からの挑戦状? ~起動せよ魔王城!~ / 担当マスター: 蘭鈴六

 大地が軋み、亀裂が入る。
 崩れる大地に、飛び立つ多数の鳥。
 大きな震動と共に荒野にそびえ立つ魔王城はゆっくりと浮上を始め、その姿はまるで空中要塞そのものです。

「ふははーっ! 怯えて竦みやがれですぅ!」

 起動した要塞『魔王城』の玉座の間にて、魔王エリザベートは相対する敵艦隊を見て高らかに笑っています。

「好き放題できるのはこの精神世界だからですぅ! 今日こそ積年の恨みを晴らしてやるですぅ!!」

 相対するのはシャンバラ教導団の金鋭峰率いる艦隊。
 前回の戦争の敗北を覚えているのか、全学園に設置した魔術式催眠型学習装置を使用して空いた時間に鋭峰を呼び出したようです。
 今回は単純な戦争ではなく、艦隊とイコンを率いた別の形での戦い。
 魔王城を要塞へと改造した上での戦いなら勝てる、と魔王は考えているようです。

「……うん? まだ出撃命令なんてだしてねーですぅ?」

 モニターに映るのは、次々と出撃していく魔王軍の小イコン群。
 空飛ぶゴブリンのような見た目をしているのは魔王によるデザイン案の為です。
 しかし、まだ出撃命令など出しておらず、これではルール違反。

「どういうことですぅ!? さっさと配置に戻れですぅ!!」

 魔王は叫びますが出撃は止まりません。
 それどころか、要塞内ではアラームが鳴り響きます。
 侵入者と異常発生を告げる警告音。
 そして、目の前に現れるグニャグニャとした異物。

「何事で……うひぃーっ!?」

 それを確かめようと立ち上がった魔王。
 次の瞬間、魔王の腰掛けていた玉座はスライドし、残された魔王は真っ暗な空間へ滑り落ちていきました。


■■■


「ふむ、随分と展開が早い。 開戦の合図はまだのはずだが?」

 金 鋭峰(じん・るいふぉん)は旗艦のブリッジで要塞から出撃する魔王軍の小型イコン群を見て、副官の席に座るエリザベート・ワルプルギス(えりざべーと・わるぷるぎす)に問いかけていました。

「魔王はあんな奴でもルールを破るとは思えねーですが……」
『おぉ、これでいいかのぅ?』

 エリザベートが悩んでいると、突然ブリッジの大型モニターに現実世界で待機していたアーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)の姿が映ります。

「聞こえてるですぅ。 外部との同期機能もばっちりですぅ」
『うむ、それは何よりじゃが、緊急事態じゃ』

 緊急事態、という言葉を聞き鋭峰の表情は途端に鋭くなります。

「緊急事態とは?」
『うむ、先ほどお主らの環境にコンピューターウイルスなるものが侵入したという知らせがあった』
「う、ういるすですぅ!?」

 うむ、と頷くとアーデルハイトは続ける。

『どこのどいつの仕業かは解らん、だが浸食された機能はウイルスに乗っ取られるような仕組みじゃ』
「……つまり、魔王城が浸食されたと?」
『残念ながら』

 目の前に展開している敵軍は既に戦闘態勢を取っています。

『対応としては、これ以上ウイルスを拡散させぬよう、お主らの環境を遮断した』
「なるほど、ここでウイルスを倒せばいいのですね?」
『うむ、魔王城に居る現況を破壊すればこの現象は収まるはずじゃ』

 では、といいながら鋭峰は今回の演習に参加したメンバーへと連絡を取り始めます。

「魔王はどうなったですぅ?」
『こんなこともあろうかと、脱出装置を作動させておいたのじゃ!』

 モニター越しにふふんと笑うアーデルハイト。
 要塞の様子を眺めていると、要塞からは1機のイコンが出撃してきます。
 真っ直ぐこちらへ向かってくるイコンは背中に三つ首のヒュドラを背負ったような外観を見せており、正直悪趣味です。

「……聞こえやがるですかオリジナルぅ!」

 イコンからつながった回線から聞こえてくるのは魔王エリザベートの声。
 スラスターを全開にしてこちらへ直進してくる機体は魔王軍の敵機による砲火を浴びているが、今のところ目立った損傷はないようだ。

「各艦、それぞれに応戦開始! 正面の魔王機は味方であり、出撃できるイコンは順次対応せよ!」

 鋭峰が指示を出すと、一斉に艦隊は動き出し迎撃の姿勢を見せます。

「この【魔王専用ヒュドラーン】上手く動かねぇですぅ!」

 味方の掩護射撃を受け、無事に回収され始めた魔王の機体。
 しかし、乗り手だった魔王はうまく動かせなかったことに不満を言っています。

『魔王1人ではうまく動かせんと思ってのぅ。 オリジナルをサブパイロットに登録してあるのじゃ!』
「何てことしてやがるですぅ……」

 アーデルハイトの言葉を聞き、魔王は頭を抱えています。
 少なくとも今の状況ではエリザベートもアレに乗り、戦う必要性があるでしょう。

「悪趣味ですぅ……」
「気持ちはわかるが、今は少しでも人手が欲しい。 対応してやってくれんか?」

 回収されたヒュドラーンの見た目やカラーリングは正直良い趣味とは言えません。
 
「ちくしょーですぅ! こうなったらさっさとウイルスをぶちのめすですぅ!」

 エリザベートは魔王城に向かい、大きく吠えました。

担当マスターより

▼担当マスター

蘭鈴六

▼マスターコメント

また、今回のシナリオに登場している装置や登場人物につきましては、下記のシナリオを参照頂ければ幸いです。
βシミュレーター
魔王からの挑戦状 〜今度は戦争だ!〜
魔王SOS!

■事件の概要

今回の演習は、前回鋭峰に敗北した魔王エリザベートが、
「巨大要塞があれば今度は負けねーですぅ!」
と、言い張って技術者達に無理矢理イコンや戦艦のデータを反映させることに成功し、そのテストも兼ねた演習という内容でした。

しかし、魔王が慈悲をくれてやると見栄を張り、契約者達は全員鋭峰軍側に参加していました。

現時点では外部から侵入したコンピューターウイルスにより、要塞を含む魔王軍が乗っ取られています。
ウイルスに乗っ取られた魔王軍は鋭峰率いる自軍に向けて攻撃を開始しており、既に戦闘は開始しています。

また、ウイルスの拡散を防ぐために契約者達の参加するサーバーは他へアクセスできないように遮断されています。
その為、事件を解決しなければ無事に精神世界から戻ることは難しいでしょう。


■コンピューターウイルスについて

どこで作られたのか、出所も全く不明なウイルスですが、
感染した電子機能を乗っ取るという性質を持っています。

しかし、人の精神を乗っ取るまでの効力はありません。
それゆえに、乗っ取れないという『異常』を排除する為に攻撃してきているようです。

ウイルスの大本は魔王城の玉座の間に鎮座していますが、
魔王以外にウイルスの大本を見た者はいません。

魔王にはぐにゃぐにゃした異物に見えたようですが、貴方にはどう見えるでしょうか
ひょっとしたら姑息にも大切な人の姿やパートナーの姿へ見た目を変貌させるかもしれません。


■精神空間における戦争時のルール

魔王のルール説明タイムですぅ!

今回もしっかり作ったルールがあったですが、状況が状況ですぅ。 殆どの制限は解除してるですぅ。
だから今回はルールというよりも演習においたあんたらの状況説明ですぅ!

・舞台は荒野

巨体な浮遊要塞を相手に広大な荒野で繰り広げられる大規模戦争ですぅ!
特に遮蔽物になる物はないから防御に回ったほうが不利になると思うですぅ!


・契約者一組に戦艦1隻を配備

巨大要塞を生身で相手にするのはかわいそうだと思ったから戦艦をくれてやったですぅ!
勿論、乗組員も一式配備してるですぅ!

戦艦の性能や武装なんかは精神世界だから配備した奴に自由に考えて実装してもらったですぅ!
でも、装備積み込み過ぎだと処理しきれなくて武装が減ってるかもですぅ!

相手が相手なんで地上戦艦よりは空中を飛行できる戦艦のほうが活躍できると思うですぅ!

しかし、イコンを乗り回す場合はそっちに集中してもらうから戦艦は動かせねぇですぅ!


・データを持ち込んだイコンは自由に使用可能

戦艦ときたらロボは代名詞ですぅ!
イコンデータも読み込めるように調整させたし、自由に使えるですぅ!

勿論、ぶっ壊れてもデータだから本物には影響ねーですぅ!
思いっ切りぶちかましてやれですぅ!


・魔王城の防衛機能は無し

魔王城は空中要塞に改造するので精いっぱいだったですぅ。
残念ながら対空砲撃とかの防衛装備は積んでねえですぅ。

だから、さっさと取り付いちまえば侵入も簡単ですぅ!

後、サイズがSサイズ以下なら内部でもそれなりに動けるですぅ!
流石に玉座の間は生身じゃねーと入れねぇですが。



■登場するイコンについて

・魔王エリザベート専用機【ヒュドラーン】

魔王が精神空間で使用する為に、アーデルハイトと共に設計したイコン。
サイズはMサイズで背中に背負った三つ首のヒュドラのような大型ビームキャノン砲が特徴的です。
しかし、魔王1人ではうまく起動しなかった為、アーデルハイトが勝手にエリザベートをサブパイロットに設定していました。

砲撃性能は非常に高いのですが、魔王はイコン操縦があまりうまくなく、
武装に関しても他に用意がされていない為、旗艦の傍で援護砲撃が主体となります。

やったらめったら撃ちまくるので、誤射には注意してあげてください。

モチーフになったのは、前回魔王が部下にしたヒュドラです。
カラーリングは紫、悪趣味なデザインをしていますが目をつぶってやってください。
魔王はあれがカッコいいと思ってるようです、カッコいいですかね?


・魔王軍用一般機【ゴブブリン】

魔王が急増設計したゴブリンのような小型イコン。
サイズはSサイズと小さく、見た目は殆どゴブリンと一緒です。

武装は片手に持つ棍棒型ライフルのみですが、頭頂部からはビームを放て、打撃にも使える汎用的な武装です。
最も、それ以外に目立った点はなく、大した相手にはなり得ないでしょう。

飛行能力は有していませんが、数は非常に多く、
要塞からは生み出され次第次々に投入されているようです。


■戦場の説明

魔王の説明もあった通り、戦いの舞台は広い荒野となり、地形を駆使した戦術は難しそうです。
魔王城は空中に浮遊している為、要塞に突入する為には戦艦での突貫か飛行可能なイコンで乗り込む必要があるでしょう。

また、今回の戦場は緊急事態の為、独自に動いてもらって構いません。
指揮官である鋭峰も早期決着の為に戦略の提案はいくらでも受けるつもりのようです。


■最後に
今回のシナリオは戦艦を使用する事が可能となっておりますが、
希望があれば、他の契約者の戦艦に搭乗して要塞への突入要員になることも可能です。

特にルールによる縛りはありません。
皆さんで協力し、是非今回の事件を解決してください。


▼サンプルアクション

・イコンに乗って戦いたい

・突入の足掛けになりたい

・自分の手で決着を付けたい

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年05月13日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月14日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年05月18日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年05月28日


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