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魂の研究者・序章~それぞれの岐路~

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シナリオガイド【イコン参加可】

パラミタに来てから幾年。進む道は、決まっている?
シナリオ名:魂の研究者・序章~それぞれの岐路~ / 担当マスター: 沢樹一海

 とあるデパートで兎の大量変異事件が起きる前――2月初旬のとある日。

 フィアレフト・キャッツ・デルライド(ふぃあれふと・きゃっつでるらいど)ラス・リージュン(らす・りーじゅん)ピノ・リージュン(ぴの・りーじゅん)の2人と共にファーシー・ラドレクト(ふぁーしー・らどれくと)の家へと向かっていました。今日は、アルバイトに行くファーシーの代わりに、イディア・S・ラドレクトの面倒を見る予定になっています。
 自分で自分の面倒を見るという、字面にすればごく当然の事は彼女にとっては何ともむず痒い行為でした。未だに、しばしば奇妙な感覚に囚われます。
『この時代』に来て、彼女にとって身近な人々と接触して、過去の自分と関わらずにいられるわけはない。
 それは承知しているのですが、慣れないものは慣れないのです。
「ったく……実家なのに1人で帰る事も出来ないのか?」
「じ、実家だから勇気が要るんじゃないですか。へ、変なボロが出ないかな、とか。ちゃんと普通にしてられるかな、とか」
 面倒臭そうに小声で言うラスに、同じく小声でフィアレフトは答えます。自分の正体を知らない――伝えていないピノに聞こえないように。冷たい外気の中で、ピノは白いふかふかの耳あてを着けていました。普段より声は届きにくいでしょうが、念の為です。
 ピノに正体を明かせば、何故この時代に来たのかも話さなければいけないでしょう。命を狙われている当人にそれを伝えないという事が正しいのかどうかは判りません。
(私は、怯えているのかな……)
 未来の世界の根本を変えてしまう、その引き金とも言える少女に全てを話せば、この、平和な時は確実に終わってしまう。“彼”と対峙する時が訪れてしまう。
 そんな気がして、それが怖くて、決心がつかないのかもしれない――彼女が、そう思った時。
「そうそう、今日はブリュケ君も来てるんだよ!」
 先を行くピノが声を発し、彼女ははっと我に返って顔を上げました。いつの間にか着いていたラドレクト家の前で、ピノはこちらに笑顔を向けつつチャイムを押します。「はーい!」とファーシーの声が聞こえたのは、間もなくのことでした。

 リビングには、3歳位に見える男児――ブリュケとイディアの姿がありました。
「あっ……!」
 子供2人を前に声を上げたフィアレフトは、目を瞠ったままイディアに近付きます。幾つかの部位を取り外された彼女は、鈍色の内部を露出させていました。配線は知恵の輪のように絡み合っていて、『何故こうなったのか』は辛うじて解るものの『何故こうしたのか』が全く予測できません。ただ、このままだと爆発の危険があるのは確かです。
「こ、これは……」
「あ、今ね、メンテナンスをしてたの。最近、ヒラニプラにも行けてなかったしね」
「メンテナンス!?」
 これが!? と半ば耳を疑うフィアレフトの反応には気を留めず、ファーシーは平然と作業を再開しようとします。というか、知恵の輪配線のまま蓋をしようとしています。ブリュケと茶トラ猫のアムネ、機晶ドッグとミニ機晶犬のうーは見守るだけで、手を出そうとはしません。
「きゃーーーーっ!!」
 思わず悲鳴を上げたフィアレフトは、慌ててそこに割り込みました。
「ファーシーさんはアルバイトに行ってきてください! 後は私がやっておきますから……!」
 もう、緊張している場合ではありません。自分の安全が懸かっています。
(私、よくここまで成長できたな……。先生達が居たから? でも、私が覚えているママは……)
 最低限の基礎知識は持っている筈――なのですが。
(少しずつ、記憶と違う……。やっぱり、私の影響で――)
 バタフライエフェクト、という言葉を思い出し、修正作業の手が止まります。蝶が羽ばたくだけで気候まで変わってしまう、と喩えられる現象は確かに存在し、『この時代』に来る前に彼女は幾つもの『同じ人物』が住む『違う世界』を見てきています。この『2024年』もフィアレフトが来た事で――もしくは多くの未来人が訪れる事で、様々な事が変わってきているのかもしれません。
(それなら……)
 ぐっちゃになった配線を見ながらフィアレフトは考えます。それなら、ファーシーの技術がこのまま向上しない、という可能性も無きにしも非ずという事です。
 ――しかし、それでは流石に困ります。
「じゃあ、行ってくるわね」
「はい。あ、あの、ファーシーさん……」
「? 何?」
「機晶技術について、もっと本格的に学んだ方が良いんじゃないですか? それに、アルバイトの数ももう少し絞った方が……。ちょっと、多すぎのような……」
 廊下の先で立ち止まっていたファーシーは、それを聞いて数度瞬きをしました。
「そう? でも、ほら、皆も依頼とかたくさん受けて生活したりしてるんでしょ? それと同じだと思うわよ」
「依頼とアルバイトは違うと思います! 毎日違う仕事をするのって、そんなに安定性もありませんし……」
 いつまでもは続けられないでしょう。出来れば、機械関係の職場に落ち着ければ――と思いながらのフィアレフトの言葉に、ファーシーはあまり危機感の感じられない表情で首を傾げます。
「うーん、そうねー……色んな仕事をするのは楽しいんだけど……」
 それでも、もっともな意見だとも思ったのでしょう。
「ちょっと、考えてみるわね」
 最後に、ファーシーはそう言いました。

              ◇◇◇◇◇◇

「中々、理想的な物件はありませんね……」
 その頃、アクア・ベリル(あくあ・べりる)は空京で不動産巡りをしていました。機晶技術の勉強を始めてから日も経ち、続けていたアルバイトによって懐も大分暖かくなっています。少し大きな――住居兼工房に使える程度の家屋を借りられるくらいには。
 ――本当に進みたい道があれば、気にせず進みなさいな。
 心の何処かに残っていた記憶が、ふと思い出されます。
 進みたい道は、もうはっきりとしていました。
 以前の自分が聞いたら、きっと冷笑し、馬鹿にし、罵倒すらしていたかもしれません。
 本質的には当時と何も変わっていないし、決してその頃の自分を捨てたわけではない――と、思います。けれど、矛盾した選択とも思わない彼女に迷いはありませんでした。
 機晶技師として、これからの日々を送っていくことに。
 そして、機晶技術に魔法技術を組み合わせていく『研究者』となることに。
 アクアは『研究者』を憎み、忌み嫌っています。約5000年という長い間、自分を披験体にしてきた『研究者』達を許すことは出来ませんし、そうでなくとも生体を実験に使用するような研究者とは関わりたくもありません。
 かつて、モーナ・グラフトンは言いました。
『技術者と研究者は違う』と。
『技術者』は存在する知識を使って機械を扱い、
『研究者』はまだ判っていないことを研究して解明するのだ、と。
 それなら、自分は技術者になればいい。技術者になり、機械を直し、その機能を維持する為の存在として生きていけばいい、とアクアは考えました。ですが、それは違うのです。
『技術者』に新たな技術を与えるのは『研究者』であり、彼等が居なければ、技術の発展は在り得ません。
 技術者にとって、研究者は無くてはならない存在――否定しきれない、表裏一体の存在なのです。
 そう気付くまでには、アクア自身が『研究をしてみたい』と望んでしまったという背景がありました。
 機晶技術を学ぶと同時、イルミンスール魔法学校で魔法を学んでいた彼女は、思ってしまいました。魔法を、機晶技術にも応用してみたいと。それは『研究者』がやることだと自身の変化に戦慄し、悩み――気付いたのです。
 その上で、彼女は答えを出しました。
 何かの『研究』をするにしても、決して意識と心を持つ存在を披験体にはしない。
 誰かを恐怖に陥れるような、そんな『研究者』が現れたら同業者として見過ごさない、と。
「此処は、少し狭いですね……」
 工房を何処にしようか、彼女はまだ決めていません。けれど、気がつくとツァンダの物件を探している事も確かでした。
「……他に行ってみましょう」
 その理由が、1つではなく幾つかあることは自覚せず、彼女は不動産巡りを続けます。

              ◇◇◇◇◇◇

 一方、ファーシーが出かけた後のラドレクト家では。
「そうそう、今月、ドルイドの試験を受けに行くよ!」
 イディアやブリュケと遊びながら、ピノがそう報告していました。時は2月15日から数日。場所はツァンダ郊外にあるリュー・リュウ・ラウン。試験監督はその管理人。ペーパーテストはなく、実技試験のみだそうです。
 試験内容は単純で、
 期間中、1日に1体無作為に選ばれた生物と過ごすというものです。1日おきに担当する生物が代わり、各生物とどう対し、暮らしていったかを総合的に判断して合否が決まる、ということのようです。
「あたしがメインでお世話するなら、お友達からサポートとかアドバイスを受けてもいいんだって! だから、皆で行こうよ!」
「……カンニングありなのか?」
「とにかく、適正を見たいんでしょうか……。まあ、ドルイドの試験はきまぐれに内容が変わるらしいですし、今回は、ということなのかもしれませんね」
 頭を使う系ではなかったことに喜ぶピノを前に、フィアレフトはラスと顔を見合わせます。その時、リビングに設置してある固定電話が鳴り出しました。
「はーい! あ、環菜さん?」
 近くにいたピノが受話器を取ります。御神楽 環菜(みかぐら・かんな)かららしいその電話に、ピノは明るく受け答えしました。
「ファーシーちゃんなら出かけてるよ! え? 大したことじゃないけど、一応? 巨大機晶姫の左足が盗まれた?」
『続いてのニュースをお伝えします。パラミタ各地で起きているイコン部品盗難事件及び投棄鉄材消失事件についてですが、未だ犯人の目撃証言は得られないようです。数ヶ月前から断続的に起きているこの事件は、巨大な部品が盗まれているにも関わらず、痕跡も証拠も一切残っていないという奇怪な事件であり、犯人の目的は――』
 ピノが話を続ける中で、点けっぱなしのテレビからはそんなニュースが流れてきます。
「…………」
 フィアレフトはテレビを見ながら、何ともいえない胸騒ぎを覚えました。不安を表情に宿し、ブリュケに目を移します。無邪気に絵本を捲っている彼を見ていると、微笑ましさと同時に胸に痛みを感じました。彼女は、カーペットの上にあったA4サイズ程のホワイトボードを拾うとラスに話しかけました。
「あの……おじさん」
「……何だ?」
「彼が来る前に、これだけは確認しておきたいんです」
 ピノはまだ、環菜と世間話をしているようでこちらに背を向けています。まだ暫く続きそうな今のうちに、彼女は手早く書いたホワイトボードの文字をラスに見せました。
『もし、おじさんの子孫がピノさんのせいで亡くなっていたとしたら、どうしますか?』
「…………?」
 文章を読んだラスが眉を顰めました。
「どういう事だ?」
『そのままの意味です。ピノさんの行動が元で、未来ではおじさんの子供と孫が亡くなっています』
「は……はあ!?」
 それは、彼に限った話ではありません。フィアレフトがこの『2024年』に来て“再び”知り合った人々。彼等彼女等の子供、孫、もしくは彼等自身の中にも『未来のピノ』の行動が元で命を落とした者はいるのです。それだけ、ピノが世界に齎した影響は甚大なものでした。
 夏の日に、『何者なのか』と訊かれたあの時の気持ちを思い出します。全てを話した時、自分の――ではなくイディアの誕生日パーティーが壊れてしまうかもしれない――そう思った時の気持ちを。
 彼女は友人達が、事情を知っても尚、味方でいてくれるのか解らなかったのです。
 味方でなくなってしまったとしても、それを責めることは出来ません。
 それは、目の前に居るラスについても同じでした。
 胸騒ぎを感じる中でフィアレフトが確認しておきたいのは、彼が“味方(協力者)で居続けてくれるのか”ということです。
『元凶となったピノさんも亡くなりますが、もし、今、ピノさんが死ぬことで子孫を助けられるとしたら、おじさんは』
「……ちょ、ちょっと待て」
 ホワイトボードに走り書きを続ける手を慌てて押さえ、ラスは彼女をリビングから連れ出しました。玄関を出て、扉に背を預けて見下ろしてきます。
「詳しく話せ。未来で、何があったんだ? 子供って、孫って……ピノはそんな大層な事をやらかしたのか? つーかお前、歳は……」
「私は、27歳です」
「…………」
 即答が意外だったのか、不意を打たれたようにラスは口を噤みました。思ったよりも若かったのかそれともその逆だったのか、驚いた様子の彼に、フィアレフトは順を追って話していきます。
「ラスさんは今年、先生と結婚して子供を作ります。カテゴリーとしては『地球人』になるんでしょうか。ただ、ラスさんはそれを知る前に亡くなります。お子さんは、私ともう1人の……」
「……いや、待て待て待て待て! 今、誰と結婚って言った!? 他にも気になる事はあるとして、今、誰と結婚って……せ、先生って、何の先生だどこの先生だ? どっかの学校の……」
「いえ、学校の先生ではなく、アクア先生です」
「……………………」
「ママの話では、うっとりするような恋愛結婚だったらしいです」
「……………………」
「先生は、私にとって『叔母』にあたる人になります。その相手であるラスさんは、私にとっては『叔父』さんなんです。勿論、これは私が過ごした時間軸での、私の記憶の中での出来事に過ぎません。この『2024年』でどうなるかは分かりませんが、1つの事実なのは確かです」
「……………………」
 説明を重ねていく度、ラスの顔が愕然としたものに変わっていきます。フィアレフトにとっては本題ではない単なる『事実』ですが、本人にとっては本題が吹っ飛ぶ程の問題だったようです。その表情は純粋に信じられない、というようにも見えましたし、再びの身の危険を感じているようでもありました。
 そして30秒程の間を経て、彼の表情は概ね元に戻りました。聞かなかったことにすると決めたようです。
「……で? その子供と孫が、ピノの影響で死ぬって……? ピノ本人も?」
「はい」と、真顔でフィアレフトは頷きました。同時に、ファーシーの顔も浮かびましたがそれは口に出しません。
「今年、俺が死ぬっていうのは……」
「それはまた、別の話です。私は直接見てはいませんが……叔父さんは、サトリさんとリンさんに会いに行って、そこでサトリさんと共に亡くなっています。妹さんの死を伝えに行って、そこでリンさんに殺されたんです。でも……それに関しては、今のところの危険は無い、と私は思っています。元々2024年後半の事でしたし……リンさんの症状が良くなる前に真実を話すのは、止めたんですよね? この段階で話さなければ、叔父さんとサトリさんがリンさんに殺されることはありません。……恐らく、ですが」
「それって……」
「おにいちゃん、フィーちゃん、サボっちゃだめだよ! イディアちゃん達がぐずってるよー!」
 その時、ベランダ側から草を踏む音が聞こえ、ピノが叱りに出てきました。2人はぴたりと話を中断し、子守へと戻って行きます。

              ◇◇◇◇◇◇

 その数週間後、とあるデパートで兎の大量変異事件が起きた後――2月中旬のとある日。
「……悪いな、ラス。嘘を吐いて」
 フランスのアヌシー・メッツテシー空港空港に降り立ったサトリ・リージュンは、数週間前にラスから掛かってきた電話を思い出して微かに、どこか寂しげに笑いました。妙に切迫した声音で、リン・リージュンにピノについての話はしていないか、気は変わっていないかと息子に訊ねられた彼は、穏やかな声で『何もしていないしする気もないよ。まだ時期ではないと話しただろう』と返していました。その手に、1人分の航空券を持ちながら。
「今度会う時は、記憶の戻ったリンを連れていくよ。……きっと、な」
 そうして、サトリ――覚は、確かな足取りで空港を歩き出しました。
 

担当マスターより

▼担当マスター

沢樹一海

▼マスターコメント

シリーズの序章となります。ストーリーとしては「Welcome.new life town 2―Soul side―」の続きとなりますが、一部初詣シナリオの内容も汲んでいます。
物語としては主に、各キャラクターの進路決定についての話、プラス第一章に続く未来関連話、リージュン家に纏わる話を扱います。

★★★
この序章では、NPCと関わらずフリーにアクションをかける事も可能です。
テーマは「仕事、未来」。進路であったり、アルバイトの様子だったり、PCの仕事、未来に関する一シーンを扱います。春SSでほぼ同じテーマを扱った気がしますが、あの時よりもかなり「仕事」寄りな感じです。
ガイドを見るとどこにフリー要素入れるのか、という気がするかもしれませんが、ファーシーの進路等を扱う前半はほのぼのすると思うので、そのほのぼのターンでそれぞれのSSとして描写させていただく予定です。
また、ドルイド試験を受ける事も可能です。ドルイド試験については、別途ピノの項目を参照ください。

☆☆☆ストーリー側アクション解説☆☆☆
※ダブルアクション、及びそれに類するアクションを許可します。文字数の許す範囲で自由にアクションをかけてください(ただし、何種類でも書けてしまう箇条書きはNGです。具体的に行動アクションをお願いします)。

ストーリー側で今回行えることは、以下になります。
<ガイド時に続く形で>
子守。

<ファーシー・ラドレクト>
就職(アルバイト?)先決定(ここで決定した設定は蒼フロ終了時まで続きます)。
とか、一緒に臨時アルバイト体験、とか、色々。
日時は、2月初旬から中旬くらい、ピノのドルイド試験以前の出来事となります。アクアの工房探しとほぼ同時進行、と捉えてください。合同でやった兎事件を挟む挟まないはあまり気にしなくて大丈夫です。

<アクア・ベリル>
新しい工房探し。見つけたら工房の中を整えたりとか、工房の名前を決めたりとか、色々。
日時はファーシーの色々とほぼ同時期。ピノのドルイド(略)。兎事件(略)。

<ピノ・リージュン>
2月15日、ドルイド試験。兎事件後。
勿論、ドルイド試験にPC単独でチャレンジする事も可能です

メインNPCは全員揃っている予定です。第一章に舞台、ストーリーが継続します。ピノのクラスはプロフィール上はウィザードですが、ドルイドになる前の前提クラス条件を全て満たしている状態、とお考えください。
試験はガイド本文にある通り、
「1日に1体、ランダムに選ばれた生物(動物)と過ごす」というものです。
彼女の試験の手助けをする際には、アクションで
「一緒に過ごしたい生物(動物)」を指定してください。
蒼空のフロンティア内でイコンカテゴリに入っている「巨大生物」も含め、公式でアイテム化されている生物であれば大体は可能です(生息地域がシャンバラ以外だったり特殊環境だったりする場合は別の生物に置き換わる可能性もあります。尚、召喚獣、聖獣は不可とします)。
試験日数は、アクションの数に因って変動します。

※試験後に起こるかもしれない「何か」に対応する場合は上記の限りではありません(申し訳ありませんが「何か」について詳しく書くと予定調和になる事甚だしいのでガイドやサンプルアクションの情報から予測してください)。

<ラス・リージュン、フィアレフト・キャッツ・デルライド&ミンツ>
ピノと一緒に行動しています。臨機応変に、大体どのシーンにも登場可能です。
ピノが近くに居ない時であればかなりストーリーに突っ込んだ話も出来るかもしれません。進行度に因ってはピノが近くに居ても突っ込んだ話が出来るかもしれませんが。
ラスは一応就職済の設定なので進路に関する話はありません。何の仕事してるのか予測書き込みとか頂くときまぐれに採用されるかもしれません。

<サトリ(覚)・リージュン>
日時は兎事件後。ドルイド試験前か最中かは進行内容に因って変わります。
フランスの精神病院(といってもマンションのようなもの。看護師、医師は必要最低限のみしか患者には関わらない。その代わり、部屋には監視カメラがついている)にて妻のリンと話をします。リンは自分の住んでいる場所を病院とは認識していません。マンションの一室だと思っています。
序章の結果によって、状態が変わります。第一章への影響もあるかもしれません。
パラミタではなく舞台が地球の為、シナリオ難易度としては最も高いです(関わり易さという点で)。
ラスは覚がフランスにいることを知りません。
リンの病状については、現状把握しているPCの数は多くありません。
事前情報を新たに得た状態でスタートしたい場合は、ラスか覚に聞き出す、及び、過去シナリオで実は耳にしていた等何らかの理由が必要です。

※全てのパートに於いて※
ガイドに書かれている情報は大半がPL情報でPC情報ではありません。
PL情報をどうやってPC情報に変換するのか、は常に念頭に置いておいてください。

その他、ガイドを読んで気がついた事、マスターページを読んで気がついた事など、ストーリーから大きく逸脱しない事なら何でもOKです。

★★★
また、このシナリオでは公式NPCを誘う事が可能です。公式NPCについてはこちらを参照ください。

公式NPC1人につき、LC1枠をご使用ください。

・NPC枠となるLCの欄には「○○を誘います」とお書きください。
 基本的には、この一文のみで問題ありません。
(個別で公式NPCを登場させる場合は、どうしても描写量が多くなる為の措置となります。ご了承ください)
 NPCのアクション=行動 を書いてしまうと、確定ロールになってしまいますのでご注意ください。

・公式NPCとの関係称号は必須ではありませんが、なるべくセットしてご参加ください。関係称号が無い場合は、アクション失敗の可能性もあります。

また、公式NPCであっても、『すぐに来ることの出来ない場所にいる』NPCは呼び出せません。

<フリーアクションにおける公式NPCの扱い>
「四季の彩り」シリーズと同様の扱いと考えてください。つまり、いつも通りです。

<ストーリー側における公式NPCの扱い>
基本的に、PCとほぼ同じ扱いとなります。
いつもの「公式NPCの依頼を受ける」とか「公式NPCの手助けをする」とかではなく、
「公式NPC“と”一緒に冒険する」という感覚が一番近いのではないかと思います。

NPCなので、時には私の都合で動いてもらう事もあるかもしれませんが、PC達と大きく立場は変わりません。
公式NPC個人個人の特性は、もちろんそのまま有効となります。
アクションをかける際には、フリーシナリオ時と同じく、「○○と一緒に△△をしてみます」とか「○○を※※に誘って、□□をします」とか、公式NPC自身が何をする、という書き方ではなく公式NPC「に」何をする、という書き方でお願いします。
上との繰り返しになりますが、こちら、「すぐに来ることの出来ない場所にいる」だったり「来る事が不自然そう」だったりする場合は呼び出し失敗になることもありえますのでその部分だけご留意願います(まあ殆ど失敗しないと思いますが)。
★★★

以上、よろしくお願いいたします。

▼サンプルアクション

・アルバイトをする。

・アクアと新しい工房を探す。

・ドルイドの試験を受ける。

・フランスに行く。

▼予約受付締切日 (予約枠が残っている為延長されています)

2014年03月25日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2014年03月26日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2014年03月30日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2014年04月26日


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