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第四師団 コンロン出兵篇(第1回)

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第四師団 コンロン出兵篇(第1回)

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シナリオガイド

舞台はいよいよ、シャンバラ地方の外へ。教導団の最重要任務
シナリオ名:第四師団 コンロン出兵篇(第1回) / 担当マスター: 今唯ケンタロウ

 
――コンロン。闇に沈んだ土地。
 聳え立つコンロンの山々。その頂は、天上世界へ通ずると言われている。
 しかし、この数百年、山々は活火山として炎を噴出し続け、その天上への道を閉ざしているのだと。天へ昇れぬ死者たちは、山の麓に住み着いた。闇に沈んだこの地の中心に、無数に浮かびあがる色とりどりの灯かり。それは、幻の光。亡霊たちの都ボーローキョーの街灯かりである。
 死者たちは、長く続いた争いによってとめどなく溢れた。死の都からもあぶれた死者の群れは生者を襲い、多くの都を廃都と化した。かつて、コンロンの首都として栄えたミロクシャさえ例外ではない。 
 山々より立ち出ずる黒煙がこの世界を覆い闇に沈めたとも、死者たちの蔓延により死の世界が現世に現出したのだとも言われている。
 闇のなか、最も古い時代より土地に根を張る八軍閥が目を光らせ、エリュシオン帝国に接する東の森からは、飛龍の羽ばたきが聞こえてくる……――

 
 
 今、シャンバラ地方の北に位置するコンロン地方に動きが見られています。
 かつては飛空船貿易を中心に栄えたがシャンバラ崩壊のあおりを受け、以降は土地の軍閥が何十年かごとに小競り合いを続け、コンロンの国土は衰えてきていました。
 古い八つの軍閥に対し、この数年の間に、新興勢力として浮かび上がってきたのが、死者の都ボーローキョー。とは言え、多くのアンデッドには統率もなく、都からあぶれ、国中に散らばり人の住む地域を次々襲いました。それを更に、夜盗の類が漁り、とくに亡霊の灯かりの数多輝く都の対岸は廃墟地帯となりました。この夜盗たちもまた新たな勢力と化しつつあります。
 
 国土の東は深い密林帯を境界に、エリュシオンに接します。
 シャンバラ地方と同様、コンロンとエリュシオンの行き来もほとんど途絶えていましたが、近年、この密林を越え、雲海のちぎれ雲の舞うコンロン上空を飛来する龍の姿が頻繁に見かけられるようになったと言います。
 コンロンの闇に紛れ……動乱の兆候が随所で色濃くなり始めているようです。
 


 
 そんななか、シャンバラ教導団は第四師団のコンロン派遣を決めました。シャンバラ地方と細々とした交易のあるコンロンの一地域より情報を受けてのことです。
 表向きはその地域を助け争いを収めるということで各兵士たちは聞いていますが、第四師団は辺境での討伐戦や、近くはヒラニプラ南部奥地における平定戦等の特務を担ってきた部隊……今回の、真意は……?
 
 第四師団は、情報提供を受けたコンロン入口の都クィクモに、陸路空路から兵の第一陣を集結させました。その数は、およそ二千五百(陸路800、空路1,000+味方勢力)。
 また、そこから内海に進んだミカヅキジマにもすでに先遣隊が派遣されており(こちらは契約者のみから成る三十名程に過ぎない)、これも協力を申し出ている当地の勢力と拠点「クレセントベース」の設営を開始しています。先遣隊は更に現地調査班をコンロン内地である北岸へと送り出しました。
 
 そして……教導団の与り知らぬ幾つかの波紋もまたこのコンロンの暗がりに広がりつつあり、やがてコンロン全土を飲み込む黒い渦を予兆させているのでした。
 
 
 ――「波紋、か」
  静かに揺れる内海を見下ろし、急速度で南の方角へ飛んでいく、翼。
 「何かが……」
 「ハァァ! 龍騎士になって初の任務だ」
  龍……と言っても、その男が乗っているのは、ひ弱な小さい龍。同じ龍が、後ろに四騎。そして、もう一騎は彼らの上空を飛ぶ、
 「フン。(貴様が龍騎士だと。ただ蛮族めが何とか小龍に跨って、振り落とされんよう必死にしてるだけだろう!)
  手柄を焦るな。まだ、真実は明らかになっておらぬのだ」
  巨きい。その翼は、夜空の闇に消え入ってどこ迄伸びているのかというくらい……そして美しい龍。しかし、乗り手の顔は、抑えきれない醜い感情に歪められたような表情。垣間見えただけで、すぐに仮面が付けられた。「間もなく見えるな。ミカヅキジマか」柄に手を置く。
 「しかし、ラスタルテ殿。そこにいるのが、教導団であれば……」小蛮族風情の男はもう曲刀を抜いている。巨きな龍に乗る者はその抜いた剣を制し、
 「フン。まあ実際そうだとして愉しみは後にしておいてもいいだろう。
 (しかし、教導団め。やつらもこの地へ、来たか……)」
 

 ――「おい騎凛先生。起きろ」パンツを被った不良が言い放った。
 「はっ、ぁぁ」いきなり縛られて登場の、第四師団・師団長の騎凛 セイカ(きりん・せいか)。「え。まだ、夜じゃないですか……?」
 「もう昼だ。これがコンロンなんだ!」
 「コン、ロン、……そうだ私は皆と遠征に……来ていた筈……何で?」
  しかし、彼女は自分が率いていなければならない筈の本隊とはまったく離れて、パンツの不良に縛られ抱えられ遠くまでさらわれてきてしまっていたのだった。
 「あ、それ私のパンツ……」
 「なめんじゃねぇ!」不良の隣を歩くなめねこが、木刀を騎凛に突きつける。反対側にはちょっと不憫そうな顔の優しげな女性が、しかし巨大な斧槍を掲げ、ゆっくり歩いている。「武尊さん、もう下ろしてあげては……」
  国頭 武尊(くにがみ・たける)……何故?
 「こまけぇこたぁいいんだよ!! オレと第四師団の因縁だ。付き合って貰うぜ。お、とりあえずあの灯かりまで歩くか。そろそろ、飯にしねえと! それに道も尋ねないとどうもこないだとは様子が……むっ」
  彼らを取り囲む、暗闇のなかに黒くぼんやりぼやけた集団。
 「何だ。幽霊か?」国頭が一蹴するとまっ白い骸骨が周囲に飛び散る。「……ちっ。これが、コンロン、か」
 

担当マスターより

▼担当マスター

今唯ケンタロウ

▼マスターコメント

 シャンバラ教導団の今期キャンペーンシナリオを担当させて頂きます今唯ケンタロウです。皆様よろしくお願い致します。
 
 ※この「第1回」の前に、コンロン着までの旅程と、先遣隊の現地勢力との接触および調査開始までを描いた、「序回」が有ります。
  そちらに参加されていなくても問題なく、今回のガイドを読んで頂ければ必要な情報を得て参加することができます。
  新規参加の方、シャンバラ教導団以外の方の参加も、歓迎致します。(但し、抽選の場合、シャンバラ教導団の方に補正がつきます。)
  「序回」に参加された方は、その回で示された位置からスタートし、得た情報や設定をお使い頂けます。 
 
 
 このキャンペーンは、コンロン地方の公式マップを舞台に行われます。
 マップについては現在制作中で、公式サイトに公開されることになりますがもう少し時間を頂くことになりますので、それまでは、私が描いたマップ下絵をマスターページに公開致しますのでそちらを参考にご覧下さい。そちらに、(後日)距離や移動時間についても記せると思いますので、ご参考にして下さい。
 
 ワールドガイドについても同様ですが、以下に、今回アクションを取って頂くための情報と共に、現時点で公開できる各地域の設定を載せておきます。今回、(ガイド本文がコンロンの状況を語っているに留まるので)主に以下の情報からヒントを得てアクションを取って頂くことになると思います。
 ※新規参加の方は、最初の「◇クィクモ」のみ読めばアクションがかけられます。他は必要に応じてお読み下さい。
 
 
◇クィクモ
 シャンバラ地方から訪れた旅人が最初にたどり着くコンロン入口の都市。コンロン地方全体では南西に位置し、雲海と内海に挟まれたところにあります。空と海の港(飛空船のための港と通常の船のための港)も有する。かつては飛空船貿易で栄えたが、現在、サルヴィン川を上ってくる商人との間に細々と取引が行われるのみ。
 シャンバラ教導団の味方勢力であり、現在、第四師団の陸・海・空それぞれの部隊が結集。
 陸路800
 空路1,000+味方勢力(海軍兵力となるヒラニプラ南部湖賊300、空軍兵力となるヒラニプラ南部鴉賊200、傭兵勢50、他校協力者) これに、尉官や士官候補生ら契約者たち。
 通常は、ここからのスタートになります。
 以下、情報
 ・ クィクモには軍閥の一つがあり、港や施設を提供してくれているのは彼らです。
 ・ 交易は陸路を来るサルヴィン川商人との細々としたもののみであり、ミロクシャ周辺が滅んでからは海路は閉じ、また雲海に魔物や雲賊が増えたため空路も閉じている。付近の三つの小島の内一つは魔物が巣を作り、二つは雲賊に抑えられている。雲賊については下手に手を出せないのは「かつて対立関係にあったヒクーロが裏で手を引いているのでは……?」との声があるため。
 ・ 船・飛空船とも、使用可能な小型艦が数隻は配備されている。
 ・ 第四師団・師団長、騎凛セイカが陸路国境における戦いで、パラ実の不良にさらわれた件。不良どもがクィクモを通過した目撃談があり、その進路からすると北か北東に向かっている筈。不良は騎凛先生と旧知であり、無茶をすることはないのではないかと思われるが、目的・行き先等が不明。どうするか。
 ・ 当初の予定通り、今回の拠点となるミカヅキジマへ兵を運び移動する必要がある。まだミカヅキジマには飛空艇を着陸させるための設備ができていない。また、今回の飛空艇は、船に変形できるタイプの飛空艇であるが、港での整備が必須である。クィクモの港で船に変形後、整備を整え内海を行くことになるだろう。また、内海は薄い霧に覆われており、方角さえ誤らなければにキャッチされる心配も少ないだろうが、空は目立ち敵にキャッチされる可能性もある。
  ミカヅキジマそのものの発展度は予想以上に低い。クィクモはコンロンの端っこであり、全面的に教導団に使用許可が認められるのも難しいだろうが、初期的な拠点としての役割も求めるべきか。
 ・ これら兵の再編成や配置について。会議や調整のため、一週間程は滞在することになる予定。
 ・ (上記の後、危急の連絡として)ミカヅキジマにて、現地調査班が対岸で(おそらくエリュシオンの)龍騎士と何らかの接触を持ったらしい。また、ミカヅキジマに、飛行するものが接近しつつある、飛龍ではないか? という不確かな情報。
  もし……攻撃を受けることになれば、防備も不完全であり、兵力も少ない。どうするか。
 
 
 ・ それから、空路・陸路共にルートが確保できたため、基地設営のための必要物資や兵力を、ヒラニプラ本校(あるいは「序回」における他校協力地)から運ぶことになります。
  今回は、この第二陣をロンデハイネ中佐(空路)、騎凛セイカの新パートナー・ニケ(陸路)がそれぞれ、率います。 
  これについて、コンロンから基地設営のための必要物資等を要請するアクションを取ることや、
  あるいは、今回参加の方は、第二陣に加わりコンロンまでの旅をする、というアクションを取ることも可能です。ルートはすでに確保されているので、その場合、LC・他PC・NPCらとの旅程と、雲海の魔物(空路)もしくは蛮族(陸路)との小戦闘が予想されることになります。
 
 
◇ヒクーロ
 クィクモより北へ250km。「空の滝」の両岸に築かれた都市。かつてはコンロン最強を誇る飛空艇団を従えた軍閥であり、今もその戦力は温存されているのでは……と言われていますが?
 クィクモと空を巡り争っていた時代もあり、関係は良くありません。そしてここにも、飛龍の影が……
 以下、情報
 ・ 彼らは、何故か、雲賊には困らされていません。しかし、空の滝から生まれてくる魔物のとめどなさにはさすがに頭を悩ませています。
 
■空の滝 内海から続く河が雲海へと流れ出す巨大な空の滝です。ここから雲海の魔物がとめどなくわき出し、歯止めがきかない程に溢れ返っている危険地帯でもあります。
■雲海 コンロン西一帯に広がる厚い黒の雲海。雲賊たちが暴れ回っており、幾つかの小島(浮き島)を自分たちの縄張りとして暴れ回っている。空の魔物も多数漂っている。
 
 
◇ミロクシャ
 内海の河口付近に、かつて首都として栄えた都市でした。戦乱で衰え、死者の襲撃でほぼ壊滅。幾つかの豪族らがちらばっていますが、夜盗勢力に乗っ取られつつあり、夜毎彼らによる残党狩りが行われていると言います。
 「序回」参加の現地調査班の方々は、このミロクシャ首都から、河口を隔てて東岸の町にいます。
 以下、情報。現地調査班の得た情報になります。
 ・ ミロクシャ東岸を占拠し、ミロクシャ新軍閥を名乗っているのは、夜盗の首領のようです。序回において調査員が得た情報により、彼らは龍騎士と結んでいることが判明しました。接触を持った方は、その直後(その場)もしくはそこからひとまず引き返してどうしたか、お考え下さい。更にその後を記して頂いてもかまいません。
  また、龍騎士に出会った方は、その場でアクションを起こした場合どういうアクションを起こしたか、あるいはその場は立ち去って(この場合、相手に発見はされません)どうしたか、お考え下さい(別所へ移動可能)。
 ・ 西岸では、おそらく何らかの別勢力が、夜盗とそれと結ぶ龍騎士に立ち向かえる戦士を募集しているようです。
  
 
◇ボーローキョー
 コンロン山の麓、河の北岸にある、もとはかつての激戦地跡の廃墟でしたが、コンロン山からあふれた亡霊たちが住み着き都市を形成しました。亡霊たち独自の文化が形成され、幻のネオンライトが都市中を常に照らし続けています。河岸は、亡霊船や数多の光が漂う水上都市になっています。
 
■廃都群 ボーローキョーの対岸(河南岸)、かつて栄えた時代のミロクシャの衛生都市であったり、それ以前は宿場や、寺社の多く存在した地でもありました。現在は廃墟と化し、夜盗の根城であり、蛮族や狂人等の闊歩する第二のキマクとなりつつあります。ドージェが修行したとされる寺院もこの廃都群の何処かにある……と言われています。
■暗い内海 コンロン地方の南一帯に広がる内海。常夜の地方にあるためかこう呼ばれています。
 幾つかの秘密が隠されていると言いますが、現在のところ、亡霊船が幾箇所かに屯し、海上を行く船を見つけると、襲ってくるということが注意されています。船は脆く、亡霊も戦闘力に乏しいので危険は低いようです。
 
 
◇ミカヅキジマ
 暗い内海に浮かぶ三日月形の島。表面はごつごつした丘陵と林に覆われ住む者もなく、島の住人であり支配者である「ながねこ」一族が地下に都市を形成して暮らしています。文明の発展度は低いです。
 現在、シャンバラ教導団がコンロンにおける当面の拠点とすべく「クレセントベース」を設営中。
 「序回」参加の教導団現地組はここからスタートになります。
 こちらの詳細情報は「序回」第二部(p38-45)をお読み下さい。
 引き続き、本隊・本部と連絡を取りつつ、任務を進められる方、更に、「◇クィクモ」の方に、ミカヅキジマに迫る事態が記されています。そちらへ対処される方も必要になってくる筈です。
 
 
◇シクニカ
 ルヴ砂漠とエルジェタ密林との境にある、コンロン最東の小都市です。治安は悪く、砂漠や密林を避けて通る旅人から高い通行税を取っています。
 ミカヅキジマからは内海を渡り(70km程)、何もない平野を北東寄りへ300km程進むことになります。が、この平野は視界を遮るものがなく、敵の目に付きやすいです。
 「序回」においてとある外部勢力と交戦が起こりましたが、まだ国内における小規模な乱にとどまっています。(この情報はシャンバラ教導団にもエリュシオンにもまだ伝わっていない。)
 
■ルヴ砂漠
 天上世界へ行けなかった死者や、ボーローキョーからあぶれた霊魂が、種々のアンデッドモンスターとなって彷徨っている危険な砂漠です。
■エルジェタ密林
 コンロンと東のエリュシオン帝国の国境とも言える大密林地帯です。凶悪な魔物が棲息。密林の東側には、エリュシオンの軍事基地が点在していると言います。
■雲流れ平野
 シクニカの北に広がる。ここには、雲海からコンロン山を越えて流れてくるちぎれ雲が上空から地上付近までを漂っています。雲と一緒にまれに雲海の魔物が流れてくることもあります。

◇ユーレミカ
 雲流れ平野よりも更に北、雪原を越え雪の森の奥にあるコンロン最北の小都市です。戦乱を避け、ここにひっそり生きてきた秘術師たちの一族が暮らしています。彼らも旧い軍閥に数えられますが、明確に、争い参戦しないことを述べています。
 コンロン地方の世界樹「西王母」がここに在る、と伝えられています。


その他・特殊
・ 「序回」において、独自の旅を行った方、また、コンロン入り後独自の行動に移った方:前回アクションの目的が、シナリオの流れと適っていましたので、そのまま教導団とは別行動で可。クィクモは通過することになりますが、その後の経路は自由とし、目的に適う場所でのアクションをおかけ下さって構いません。
・ 「序回」において、特殊な状況に陥った方は、登場シーンの最後に、たどり着いた、もしくはたどり着く場所のヒントがあります。そこでのアクションをかけるのが最も自然で効果的になるかと思います。判断に迷う場合は、ともかく状況を抜け出す最善策や、地図上で近いと思われる場所を目指して移動する等のアクションをお考え下さい。難しいかとも思いますが、折角の特殊な状況でもありますので是非生かしてリアクションにつなげて下さい。
 
・ また、今回、初参加の方でも、どうしても最初の位置付けに納得いかず、必然性のある理由を記述できる場合、思いきって自らの思う位置付けから書いてみるのもありです(その際に、次章設定でなく、称号やシナリオでの実績をなるべく具体的に添えて下さると有り難いです)。但し、調整させて頂く可能性はあります。


*注意点*
・ 今回まだ、イコンはコンロンに運び込まれていません。イコンの使用はできません。
 
 
*プレイ上の留意点・判定や描写についてのマスターの見解等(必要であればお読み下さい)*
・ ダブルアクションへの判定は厳しくなります。
  (よくない例:ミカヅキジマで基地の設営をしてから、北岸に向かって調査も手伝う。)
  また、MCとLCが離れて別々の行動を取るのもこれに該当します。
  (よくない例:MCが本校からコンロンへ移動/LCは先に現地入りしておりMCに状況を連絡する。)
  コンロン地方においてはパートナーとの別働は(あまり距離が離れすぎると)お互いの力を極度に薄めてしまうという危険が生じる(失敗の可能性が高まる)、という設定でいこうかと思います。
 
 LCのアクションの取り方について若干の補記を行いますが、(位置的に同じ場所で行動を取っていても)LCのアクションがそれのみで成立している、というのは本来好ましいアクションとは言えません。どういうアクションが好ましいのかをわかりやすく言えば、LCがMCを補助をするようになっているアクションということになるでしょうが、そのイメージだけで考えるとどうしても味気なくなって良いアクションが浮かばない、という場合、蒼フロにおいて重要な「契約者」ということを思い出してみてください。どういう形で契約したにせよ、蒼フロの世界ではこの契約というのは大事なものです。MCとLCのアクションが互いに必然性をもって関連し合っている、補い合っている、かどうかを、アクションを書いた際に考えてみてください。(時と場合によっては、LCの方をメイン(MCを補助)に添えてみる、というのはありです。)
 それが上手くいった場合に、MCとLCを一緒に描写するにあたって、いちばん小説としての旨みが出せると思います。
 逆に上手く行っていない場合(別々に行動している、LCのアクションが独立気味等)、LCの方は結果を記すのみ、という感じになってしまうと思います。今回、ここは厳しくいきたいと思います。
 しかし、ダブルアクションでない限りそれのみで失敗判定とは致しませんので、あくまで陰で・舞台裏でMCらを支えることになればそれでいいという意図のある場合や、またあえてLCアクション欄をMC欄の補足メインに使う、という方法も全く否定するものではないので、描写が結果のみでよい、特に小説的な絡み等を希望しない場合、それでも構いません。
 以下・マスタリングにおける判定やリアクションの在り方(書き方・読み方(受け取り方))について見解が続いたのですが、また、マスターページの方を、ご覧ください……
 
 
 では、皆様のご参加とアクションの方をお待ち申し上げております。

▼サンプルアクション

・クィクモで魔物退治

・クィクモからミカヅキジマへ

・案を述べる

・調査

・ミカヅキジマ防衛

▼予約受付締切日 (既に締切を迎えました)

2010年12月06日10:30まで

▼参加者募集締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月07日10:30まで

▼アクション締切日(既に締切を迎えました)

2010年12月11日10:30まで

▼リアクション公開予定日(現在公開中です)

2011年01月27日


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