校長室
創世の絆 第三回 リアクション公開中! |
シナリオガイド黒い月へ向かい、世界を救う方法を探れ!
シナリオ名:創世の絆 第三回 / 担当マスター:
蒼フロ運営チーム
「黒い月が、また大きくなった」 ■ ニルヴァーナの何処か。 「なるほど……我々の拠点とするには具合の良さそうな場所だ」 鏖殺寺院ブラッディ・ディヴァインのリーダー、ルバート・バロン・キャラハンは、 幾つもの扉が存在する奇妙な広間に立っていました。 「ココはヴィマーナとイう」 顔までも覆う衣装を身に纏った者が、 硬いながらも、どこか辿々しい口調で言って、扉の一つを指さしました。 「じキに新たナ回廊が開ク。 お前達ハ、その先ニある黒イ月へ行クがいい」 「ニルヴァーナの上空に浮かぶ、あの黒い月か? そこに何がある?」 「サンダラ・ヴィマーナ……裁きの力ヲ持ったニルヴァーナ文明の兵器ダ」 ■ 繊月の湖の底。 ルシア・ミュー・アルテミス(るしあ・みゅーあるてみす)たちは巨大なクジラ型ギフトの中に居ました。 「これで黒い月へ行くの?」 「ええ、この羅針盤が導と証となって湖底にある回廊を通ることが出来る、とのことです」 熾天使リファニー・ウィンポリア(りふぁにー・うぃんぽりあ)は、ラクシュミより届けられたギフト“羅針盤”をクジラ型ギフトの制御部へと設置しました。 すると、深く暗い湖底の一角が眩い光を放ち、回廊が開きました。 そうして、 クジラ型ギフトは契約者たちを乗せて、黒い月へと至ったのでした。 ――黒い月。 そこにあったのは…… 空を覆う黒い殻と 地上に広がる2022年の東京の街並みでした。 「え、これって、どういう事……?」 「わからな――きゃあ!?」 クジラ型ギフトを攻撃したのは、 日本の自衛隊イコン・イザナギとイザナミでした。 更に、無人の地上には、大量のイレイザー・スポーンが現れ始めていました。 「なんで地球のイコンがここにいる!?」 長曽禰 広明(ながそね・ひろあき)らはすぐにクジラ型ギフトの砲撃で応戦しようとしましたが、 ギフトは砲撃を放つことが出来ませんでした。 「駄目です! クジラ型ギフトを制御するクジラ船長が反応してくれなくて―― 全体を動かすことすら出来ません。 何かの力で抑え込まれているのかも」 「羅針盤は!?」 羅針盤の光はまっすぐに、街の中にある黒い奇妙なドームを差しています。 「あのドームの中に月の中枢とデータボックスがあるってわけか。 つまり、この状況であそこに行け、と。 ――ったく、ハードだな……もしもの時は後を頼むぜ、大尉」 ■ ニルヴァーナ校付近の丘。 「皆、大丈夫かな。……ん?」 ラクシュミが見上げていた空を一筋の光が走りました。 「流れ星?」 と思ったら、それは凄まじい速度で落ちてきて、 ラクシュミのそばの地面に突き刺さりました。 『失礼。我輩は鳥人型ギフトだ。 諸君らに興味を持ったので、馳せ参じた次第。 引き抜いてもらっても良いかな?』 「え、いいけど」 ラクシュミは、 地面にクチバシから刺さっていた、 シルクハットを被った鳥人型ギフトを引き抜きました。 「なんていうか…… 今まで見てきたギフトの中で、一番、胡散臭い感じがする」 『そんな気持ちの者に、我輩は力を貸す事は出来ないな。 我輩は、人の思いやりを試す、至高のギフト。 分かるかな?』 「いまいち」 『素晴らしい食事、素晴らしい芸、素晴らしいトーク…… そういったもので我輩をもてなし、我輩をあがめ、我輩の心を満たすことが出来れば、力を貸す事もやぶさかではない』 ラクシュミは、困ったので鳥人型ギフトを連れて学校へ戻りました。 食いついたのは金元 ななな(かねもと・ななな)でした。 「鍋をご馳走するよ!」 『ほう、鍋か。別世界の鍋とは、興味がある』 なななは大きな鍋でグツグツと鳥人型ギフトを煮始めました。 『って、我輩でダシをとるんかーい』 「鳥鍋だよ! でも、やっぱり他に具材がないと寂しいね。 折角だからニルヴァーナで採れる食材をぶち込んで、鳥人型ギフトさんをもてなす美味しい鍋を作ろう!」 なななは意気込んで、狩りに出掛けました。 『って、我輩はこのままなんかーい』 ■ 一方、再廻の大地の北西部の砂漠。 「マグ・メル地方では、皆さんに多大な迷惑を掛けてしまいました……。 頭を丸めただけで許してもらえるなどとは思っていません」 小暮 秀幸(こぐれ・ひでゆき)は、とあるイレイザー討伐の任についていました。 「出たぞ!」 どぅっと砂漠の中から、 遺跡を丸ごと背負った巨大イレイザーが現れました。 最近、クジラ型ギフト内部で発見された資料によって、 このイレイザーが背負っている遺跡の中には、 非常に大きなシールドを張る事が出来る古代の装置があることが分かりました。 それこそ、ニルヴァーナ校をスッポリ覆い守れるほどのシールドだといいます。 「スポーンやイレイザー、インテグラルの襲撃を考えれば、可能な限り早く学校へ持ち帰る必要がある……。 それに――」 水晶化しているメルヴィアを助けるためには、 イレイザーの胸部にある水晶を、なるべく傷つけずに得る必要があるという事が分かっています。 それらのため、小暮を含む契約者たちは、 このイレイザーを追っていました。 「ニルヴァーナ校とメルヴィア大尉を助けるため、 自分は刺し違えてでもヤツを倒します!」 小暮は、強烈な爆発力を持つ超宝珠を手に砂漠を駆けました。 ■ 黒い月、ドーム内部。 「……まさか、ここで彼を見ることになるとはな」 回廊を通って現れたルバートの視線の先に居たのは、 ドームの中の荒野に立つ、ドージェ・カイラスの姿でした。 担当マスターより▼担当マスター ▼マスターコメント
■5月14日追記 ▼サンプルアクション ・【1】狩りに行く ・【2】シールド装置を手に入れる! ・【3】ドームまでの道を切り開く! ・【4】中枢に向かう仲間の援護! ▼アクション締切日(既に締切を迎えました) 2012年05月20日10:30まで ▼リアクション公開予定日(現在公開中です) 2012年06月10日 |
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