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【光へ続く点と線】遥か古代に罪は降りて (第1回/全3回)

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【光へ続く点と線】遥か古代に罪は降りて (第1回/全3回)

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エピローグ

 アイールの街は平静を取り戻した。避難していた人々が街に戻り、保養と観光の街は再びその本来の姿を取り戻した。風光明媚な街は、再びもとの賑わいを見せている。
 パラ実校舎はアイールを迂回し、人里はなれた山の中を進み続けて、夕日海に進水した。そのまま針路を保ち、改定を進んでゆく。アクリトの元に、その先に海中トンネルのようなものがある、と追跡調査を続けている契約者たちから連絡が入った。ヒトガタはあの光を放ったとき以降、再びもとどおり微動だにしない状態に戻っていた。
 遺跡から発見された剣の形状の巨大光条兵器は、ゴダード、ヘクトル、ジェイダスらと共に現在専門の調査員がスポーンの街に逗留しながら調べている。スポーンの街の住人たちは契約者たちを歓迎して、さまざまな人間たちの習慣や生活について教えてほしいと言ってきているらしい。概して調査員とスポーンたちとの間には平和的で友好的な関係が築かれていた。ただし、ゴダードだけはスポーンの友好的な態度を一顧だにせず、スポーンたちが友好的な態度に出ているように『見える』だけだと主張して譲らないらしく、ヘクトルを悩ませていた。
 また、今回遺跡から採取された藻類のひとつからは、湖上水棲生物研究所での研究の結果すばらしい『旨み』を持つことが判明した。研究所はそのほかにも採取された水生生物や藻類の研究を続けることを表明した。また、巨大ゴキブリ型生物に高い知能があることがわかり、そちらの調査も行われることとなった模様だ。

 表面的には今回の事件は一件落着したかのように、見えた。
しかし、スポーンたちの平和な町に多くの水中適応したイレイザーとインテグラルが遺跡を破壊しつくすべく迫っていた。遺跡の結界が解かれてしまったため、保護のシステムが働かなくなってしまったのだ。
 静かな街に、黒い影が兆し始めている……。

担当マスターより

▼担当マスター

鷺沼 聖子

▼マスターコメント

 こんにちは、鷺沼聖子です。今年は冬が長かったですね。そして初夏を迎えた今も、気温の乱高下が激しいです。どうぞ皆様、体にはお気をつけください。

 今回は種族を超えての交流や、逆にそういったものを良しとしないゴダードの登場など、波乱含みのストーリーです。多少なりとも楽しんでいただけたならよいのですが。またよろしかったら、私のシナリオにご参加いただけますと幸いです。