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ブラッドレイ海賊団2~その男、ワイバーンを駆る者なり~

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ブラッドレイ海賊団2~その男、ワイバーンを駆る者なり~

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●終章

 ランスロットを初め、降参したブラッドレイ海賊団2番隊の海賊たちを“黒髭”海賊団に協力していた学生たちや、独自に駆けつけていた学生たちが取り囲む。
 ベアトリーチェがランスロットを縛り上げた縄の先を、ラナに向けて差し出した。
「ラナさん、後はお任せしますね」
 尋問などは頼む、と言外に告げる。
「分かりました」
 ラナも頷いて、その縄の先を受け取る。

「ランスロットを捕まえたはいいけれど、アーダルベルトが逃げたのは、痛いね。本隊に合流されたら……」
 気付くことが出来たのに、脱走を手引きした者のパートナーに阻まれて追えなかったことを明子は悔やむ。
「ここで悩んでても仕方ねえ。こいつが目を覚ましたら、本隊について知ってること、洗いざらい吐いてもらえばいーだろ」
 “黒髭”は、縛られたまま気を失っているランスロットを指し、告げる。
「そうね」
 明子も納得するように頷く。

「雅羅さん、大丈夫ですわよね?」
 美緒は、救護室のベッドにて横たわったままの雅羅を見て呟く。
「疲労から、お休みになられているだけです。目を覚ましたら、すぐに良くなりますよ」
 傍らに立っていたラナが美緒の肩に手を置いて、励ますように告げる。
「美緒も帰るまで、休んでくださいね」
「お気遣いありがとうございますわ、お姉さま」

 こうして、ランスロットや他の海賊たちを連れ、“黒髭”と美緒たちは帰途へと着いたのだった。

担当マスターより

▼担当マスター

朝緋あきら

▼マスターコメント

 リアクションお届けします、朝緋あきらです。
 まずは、参加ありがとうございました。

 皆さんの健闘結果、ランスロットを捕まえ、雅羅を救出することは出来ましたが、アーダルベルトが逃げてしまいました。
 果たして、アーダルベルトは他の部隊と合流し、“黒髭”たちの前に現れるのか――!?

 気になる話は、次回、最終回『ブラッドレイ海賊団3〜(サブタイトル未定)〜』へと続きます。

 ではまた、次のシナリオでお会いできることを楽しみにしております。