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夏のグループシナリオ!

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夏のグループシナリオ!

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エンディング

 幻影の剥がれたトコナッツ島。
 荒野の続くその島は、廃墟のよう。
 闇夜が閑散とした様子を際立たせている。
 その島の端。海を見下ろす崖。
「闇は光によって存在する。だが、我に光はまぶしすぎる。我の求めるものは闇の中に存在する闇」
 夜の海を眼下に、エリックは呟く。
「この深淵の海の様に、どこまでも暗く、存在を主張する闇」
 一度だけ空を見て、
「夜に浮かぶ朔。我はそうなりたかった」
 崖から身を投げるエリック。
 そして、島自体も海の中へと沈む。



 一方、今まで遊んでいたアトラクションの数々が霧散し、驚きと戸惑いを隠せない参加者たちはというと、流石にこの状態で留まっていても意味はなく、帰路へ就いていた。
 その帰りの船の中、最後の騒動が起こる。
「おい、見ろよ!」
 船尾から指を刺す男。
 つられて視線を送ると、トコナッツ島は跡形もなく消え去っていた。
 エリックも島も闇の中へ。
 残ったのはバカンスを楽しんだという経験だけ。
「ねえ、海」
「どうした、雅羅?」
「結局、あの島ってなんだったのかしら?」
「さあ? オレにはわからない。でも、十分楽しめたんだ。それでいいじゃないか」
「確かにそうね」
 真相を知るものは、いずれそれを語るのかもしれない。

担当マスターより

▼担当マスター

菊池五郎

▼マスターコメント

■梅村 象山マスター
マスターの梅村です。
本シナリオに参加して下さった皆さま、ありがとうございます。
今年は夏っぽいシナリオを出してなかったので、この機会に存分に夏を満喫させて頂きました。
このシナリオも楽しい夏の思い出になって頂ければ幸いです。


■小川大流マスター
 こんにちわ、こんばんわ。
 夏の暑さに苦しめられ、三時間毎に起きてしまう小川大流です。
 実は今回のシナリオの初めの案は、海の家を占領したテロリストどもから海の家を取り戻せ! といった内容のものでした。
 ……はい。夏と全く関係ないうえに意味が分かりませんね。そもそもテロリストが海の家を占領してどうするのか。宿代でも浮かすつもりだったのでしょうか?
 と、脇に逸れた話はさておき。

 この度は本シナリオにご参加頂きありがとうございました。
 またこのような機会がありましたら、是非とも挑戦させて頂きたいと思います。
 それでは失礼します。


■車 修理マスター
車 修理です。みなさま、夏のグループシナリオに参加いただきありがとうございました。
もう、なんと言いますか色々と……ね。『かつてないほどのヒドさ』を自負してお送りいたします。
例のごとく全力で逝っておりますが、この車パートに参加された強者の方々は、これしきの出来事笑って受け流す度量と鋼鉄の精神を備え持っていると信じております。

最後までお付き合いいただき感謝しております。
またどこかのシナリオでお会いできれば幸いです。


■東安曇マスター
東安曇です。今回は夏のグループシナリオに参加、ありがとうございました。
また皆さんと何処かの島で冒険出来る日が来ると良いなと思いつつ。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!


■Airyマスター
はじめましての方、そうでない方、ゲームマスターのAiryです。
今回はグループでのリアクションということで、その結末部分を書かせていただきました。
いつもの私とは違い、笑いの成分が極端に低くなっております。
書いているたび、何度笑いに持って行こうと思ったことか……
それでも頑張ってシリアスなものを書き上げたつもりです。
……シリアスですよ? シリアス。
あのAiryが。
シリアスと感じられなければごめんなさい。
以後、努力いたします……。

それはさておき、参加してくださった方、読んでくださった方、本当にありがとう御座いました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
初の試みでしたが、これからも続けていけるといいな、と思う次第であります。

それでは、短いですがこれにて。
またお会いできることを願って。