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【後編】『大開拓祭』 ~開催期間~

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【後編】『大開拓祭』 ~開催期間~

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♪ピンポンパンポーン
ご来場の皆様、本日は『大開拓祭』にお集まり頂きありがとうございます。
名残惜しくはありますが祭りももうすぐ終わりとなります。
その前に二つほど連絡させていただきます。
まず常時開催されていた『大開拓祭征服イベント』の勝利側の発表です。
今回スタンプ総数が多かった陣営は……最後に正義は勝つ!
ということで正義側の勝利です。おめでとうございます。
そしてもう一つ、西側と東側に立てられているインフォメーションセンターでただいまあるものをお配りしています。
お手数ですが、お一人一つずつ受け取り頂きたく思います
ではまた後ほどアナウンスさせて頂きます。
♪ピンポンパンポーン

 ミルキーのアナウンスの通り、インフォメーションセンターからあるものを受け取る。
 見たところ植物の種のようだが。

♪ピンポンパンポーン
皆様、行き渡りましたでしょうか。
そちらは改良を重ね、過酷な環境でも育つようにした植物です。
それを風船を使って飛ばします。どこかに落ちた際にそちらについている小型の機械が土に穴をあけ種を植えます。
また風船はそのまま土に、機械は『大開拓祭』の時に飛ばした種だという目印に。
機械の方も年月がたてば土に溶けていく素材です。
それを皆様に今日飛ばしていただき、ニルヴァーナ大陸に花を咲かせて頂きます。
さあ、準備はよろしいでしょうか。……それでは、飛ばしてください。

 ミルキー掛け声と共にいくつもの風船が空へ向っていく。
 そのまま上空の風にさらわれ右へ左へと散らばっていく。
 これだけの数を飛ばしてもニルヴァーナ大陸を埋め尽くすほどの緑は期待できない。
 それでも今日という祭りが開催できたこと、それを忘れないためにもと、ミルキーが考えたサプライズだった。
 
ありがとうございます。
それでは残り時間僅かとなりますが、最後までお楽しみください。
みなさまにとって、今日という日が掛け替えのないものとなりますように。
以上、ミルキーヘミングウェイでした。
♪ピンポンパンポーン

「カメラさーん! ちゃんとあれ撮っておいてねー!」
「あらら? 私たち以外にもロケしてるところがあったんだー」
「ちゃんととっておきましょうね」
「そうね。映像として残しておきたいものね」
 セレンたちと理沙たちが散らばっていく風船たちと、それを見る穏やかな人々を最後の最後まで映していた。
 これにて、『大開拓祭』無事に終わりを。
「ってちょっと待って。私たちのオーディションは?」
 あっ。
「ちょっと! いろいろセリフとか考えてたのよ!? まさかこのまま」
「まあいいじゃない。それ以外にたくさんリポートしたでしょ」
「セレアナだって『……滅びなさい!』とかちょっと練習してた」
「さっレポートももういいでしょ。最後くらい祭りを回らないとね」
「ちょ、ちょっと、セレアナー! 置いてかないでー! 私も行くー!」
「あら、お二人とも面白そう! 私たちもついていっちゃおう!」
「はい」
 ……こうして、『大開拓祭』はおおむね、大成功のまま無事に終わりを迎えた。
 最後に。




 ニルヴァーナ大陸に更なる繁栄を!

担当マスターより

▼担当マスター

流月和人

▼マスターコメント

問題?、NPCキャラクターである夏來 香菜は委員長である。○か×か。
正解は、×でしたー。彼女は【委員長肌】です。
そんなわけでして、今回本シナリオを担当させて頂いた流月と申します。
普段見かけないようなNPCがあっちゃこっちゃで大暴れで、
キーボードを叩いている自分の指も暴れまくりでした。
今回で『大開拓祭』は終わりとなります。
偏に、前編、後編に参加してくださったみなさまのアクションがあったからこそ、
『大開拓祭』が大成功のうちに幕を閉じられたのだと思います。
これに終わらず是非ニルヴァーナ大陸をこれからも発展させていってください。
以上、流月でした。しーゆーねくすとすてーじ、です。

▼マスター個別コメント