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死いずる村(後編)

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死いずる村(後編)
死いずる村(後編) 死いずる村(後編)

リアクション




■□■終章


 結局、コームラント・ジェノサイドが使用されることは無かった。
 聡が山場村に到着した時、村に死人は存在しておらず、あったのは夥しい数の死体だった。
 その後、村を訪れた陸自とシャンバラ国軍の混成部隊によれば、閻羅穴の方はもっと酷い状況だったらしい。
 しかし、奇妙なことに、状況から考えて多くの遺体が落ちているであろう穴の中には、誰の身体も無かったという。


 必要な調査を行った後に、村は『地図から消える』こととなった。

 生き残った者たちは、必要な検査を受けた後、表向きは解放される。
 おそらく、一生、軍の監視を受けながら生活することになるだろうが。


 後日――。


 河城 綾の同僚は、
 ダムに沈む前の立ち入り禁止の村からラムズ・シュリュズベリィ(らむず・しゅりゅずべりぃ)の記録を持ち出すことに成功した。
 それは、民宿ハナイカダの部屋に隠されていたティ=フォンから入手されたもので、
 どうやら、ラムズの銃型HCに録音されたものが自動的にティ=フォンに送信され、残されていたようだった。


『――のように、事件は解決され、死人たちはただの躯へと返りました。そして――』


 音声はラムズのものだった。
 ラムズは秘祭が終わった翌日の村で、事件の顛末を最後まで語っている。
 
「よくまぁ、手に入れてきたもんだと思うがねぇ……」
 先輩記者の顔は苦かった。
「まず題材がヤバイから、まともには載せてもらえねぇぞ?
 それに――そもそも、このデータが証拠だってんなら……編集長に突きつけるよりゃ、テレビ局じゃねぇか?
 面白がって使ってくれんだろ」

 録音されたデータの中で、ラムズは事件の詳細を語りながら、軍の拘束を逃れるため、山の中を進んでいるようだった。
 
「冬でも良い題材がありゃ心霊特集をやっちまうのが昨今の流行りだそうだ」

 この音声データには、最後だけラムズとは違う、別の人物の声が入っていた。









『ねえ、ブルーズが居ないんだ』


 聞こえ、その後、ラムズの声は唐突に途切れる。


担当マスターより

▼担当マスター

密巴

▼マスターコメント

代筆を行った村上収束です。
リアクションをお送りするのが大変遅くなってしまい、誠に申し訳ありません。
深くお詫び申し上げます。

シナリオへのご参加及び、アクションの作成お疲れ様でした。
密巴マスターが皆様に届けたかったものが、少しでも語ることが出来ていれば幸いです。


■追記:2012/12/27■
<前編開始時に送られた死人通知>
********************
■状況
・あなたは村で山場弥美によって生気を奪われ死人にされました。しかし、他の誰が死人かは分かりません。
・死人になったことであなたは人間の生気によって飢えを満たしたくなっています。
・生気を奪うためには人間を傷つけ生気を吸い取る必要があります。吸い取るのは口に限らず手や足からでも可能です。
・理性で抑えたとしても1日に最低1人の生気を吸わないと飢えに耐えられません。
■能力
・生気を奪われた人間は死亡し、死人として復活します。死人は生前と能力的には基本変化ありませんが、傷を受けても再生し、決して死ぬ事はありません。アイテムやスキルなどもそのまま使用出来ます。
・ペナルティもあります。日光の下だと朦朧とした状態となって活動が鈍くなります。またステータスの「弱点」に対して非常に嫌悪感を感じ、場合によっては意識を失うなどがあります。
例:
弱点が「字がヘタ」の場合、文字を見ると気持ち悪くなり、無理矢理文字を書くと気絶する。
※弱点に対してどの程度嫌悪感を感じるかは実際に体験しなくては分かりません。そのため最終的には状況に応じてゲームマスターが判定します。
・また契約者が生気を吸われると、パートナーも連動して死人になる事が分かっています。つまりあなたのパートナーも死人となっています。
※元村人でプレイされる際はパートナー的な誰かが一緒に死人になったとご解釈ください。
■指令
・あなたは弥美が主人であると本能的に感じており、弥美より死人を少しでも多く増やすよう命令されています。
・弥美からはアクリトの抹殺と山葉涼司の確保命令も出ています。これらの行為のためには特別にダブルアクションをかける事も可能です。
・また弥美によれば「アクリトのアンプルが何であれ死人が死ぬことはありえない。だが警戒する必要がある」とのことです。
■アクションについて
・死人の情報については現時点で自身でも分かってない事があります。そのためこの通知にある事以外はシナリオ上で明かされていく可能性があります。
・上記の内容に基づいてアクションをお書きください。
・またシナリオガイドの方の注意事項もご覧ください。
・死人の人数は参加者総数からのバランスで割り出しているので、アクションをかけていなくともマスターの判断で描写される場合があります。
********************

<前編開始前に死人だった方のリスト>
SFM0005391黒崎 天音
SFM0003121水橋エリス
SFM0007191鷹村 真一郎
SFM0034088ロイ・グラード
SFM0002413ラルク・アントゥルース
SFM0009333夜薙 綾香
SFM0018105スウェル・アルト
SFM0008575雷霆 リナリエッタ (山場 愛)


<前編内で死人になった方のリスト>
SFM0045755ナイン・ルーラー
SFM0008853ローザマリア・クライツァール
SFM0000934瓜生 コウ
SFM0001622ニコ・オールドワンド
SFM0038544多比良 幽那
SFM0006051椎名 真
SFM0005471橘 恭司
SFM0029803氷室 カイ
SFM0043882高月 玄秀
SFM0037694村主 蛇々
SFM0005045赤嶺 霜月
SFM0007233綾原 さゆみ
SFM0016365神楽坂 翡翠 (水島 慎)
SFM0029643アキラ・セイルーン
SFM0038069貴宮 夏野
SFM0042780クローラ・テレスコピウム
SFM0002467クレア・シュミット


<後編開始前に送られた死人通知>
********************
■状況■
(1)あなたは村で山場弥美や死人によって生気を奪われ死人にされました。しかし、リアクション内で分かっている方以外は、他の誰が死人かは分かりません。
(2)死人になったことであなたは人間の生気によって飢えを満たしたくなっています。
(3)生気を奪うためには人間を傷つけ生気を吸い取る必要があります。吸い取るのは口に限らず手や足からでも可能です。
(4)理性で抑えたとしても1日に最低1人の生気を吸わないと飢えに耐えられません。
■能力■
(1)生気を奪われた人間は死亡し、死人として復活します。死人は生前と能力的には基本変化ありませんが、傷を受けても再生し、決して死ぬ事はありません。
アイテムやスキルなどもそのまま使用出来ます。
(2)ペナルティもあります。日光の下だと朦朧とした状態となって活動が鈍くなります。またステータスの「弱点」に対して非常に嫌悪感を感じ、場合によっては意識を失うなどがあります。
(例)弱点が「字がヘタ」の場合、文字を見ると気持ち悪くなり、無理矢理文字を書くと気絶する。
※弱点に対してどの程度嫌悪感を感じるかは実際に体験しなくては分かりません。そのため最終的には状況に応じて密巴が判定します。
※弱点は今回のアクション投稿時に設定されていた弱点となります。次回アクション締切りまで、プロフィール変更で弱点を変更されないようお願い致します。
(3)また契約者が生気を吸われると、パートナーも連動して死人になる事が分かっています。つまりあなたのパートナーも死人となっています。
※元村人でプレイされる際はパートナー的な誰かが一緒に死人になったとご解釈ください。
■指令■
(1)あなたは弥美が主人であると本能的に感じており、弥美より死人を少しでも多く増やすよう命令されています。
(2)弥美からは山葉涼司の確保命令も出ています。これらの行為のためには特別にダブルアクションをかける事も可能です。
(3)また弥美によれば「アクリトのアンプルが何であれ死人が死ぬことはありえない。だが警戒する必要がある」とのことです。
※前編によると、体が崩れてスライム状となります。ただし、死んではおらず他の人の体を乗っ取ることが出来るようになります。
■アクションについて■
(1)死人の情報については現時点で自身でも分かってない事があります。そのためこの通知にある事以外はシナリオ上で明かされていく可能性があり ます。
(2)上記の内容に基づいてアクションをお書きください。
(3)また後編に際しては、前編のシナリオガイド・マスターコメントの注意事項もご覧ください。
(4)死人の人数は参加者総数からのバランスで割り出しているので、アクションをかけていなくともマスターの判断で描写される場合があります。
********************


▼マスター個別コメント