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シャンバラ一武闘大会

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シャンバラ一武闘大会
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第四回戦対戦表

 
 
『さあ、シャンバラの強者たちが絞り込まれてきました。ここを勝ち抜けばベスト8に入ることができます。みなさん、踏ん張ってください』
 
ニーナ・ノイマン ………………………… 大神御嶽
ビュリ・ピュリティア …………………… 鳴神裁
超娘子 ……………………………………… 日堂真宵
立川るる …………………………………… 緋山政敏
アリアス・ジェイリル …………………… 欠場
樹月刀真 …………………………………… 欠場
メイドちゃん ……………………………… 緋桜ケイ
フォン・ユンツト著『無銘祭祀書』 …… 魔導書『複韻魔書』
 
 
第四回戦第一試合

 
 
『さあ、第四回戦、第一試合に登場するのは、ニーナ・ノイマン(にーな・のいまん)選手と大神 御嶽(おおがみ・うたき)選手です。
 これはまた魔法合戦となるか?
 なお、ニーナ・ノイマン選手は、ゴチメイイエローのコスプレです。
 さあ、試合開始です』
「いきますわよ。轟雷閃!」
『ニーナ・ノイマン選手、チャスタティソードから雷光を発しました』
「雷華!」
『身構えていた大神御嶽選手、呪符を使った雷術でその攻撃を細かなスパークに変えて散らします』
「まぶし……」
『ニーナ・ノイマン選手、閃光にちょっと怯みました。その間に、大神御嶽選手、次の技を完成させます』
「我、求むるは眠るべき炎。界にあっては、封。炎を持って、蕾となす!」
『ファイアストームでしょうか、ニーナ・ノイマン選手の足許に炎の花が咲きました。その花が、花弁を閉じていきます』
「あち、あちちですわ」
「停!」
『大神御嶽選手、花が完全に閉じる前に術を止めました。ニーナ・ノイマン選手があわてて中から飛び出してきます。服があちこち燃えて黒焦げです。当然、紙風船は灰になっています。
 勝者、大神御嶽選手です』
 
 
第二試合

 
 
『さあ、続いては、鳴神 裁(なるかみ・さい)選手(&ドール・ゴールド(どーる・ごーるど)物部 九十九(もののべ・つくも))と、ビュリ・ピュリティア(びゅり・ぴゅりてぃあ)選手です。
 さて、どのような試合になるのでしょうか。早速開始しましょう。
 ビュリ・ピュリティア選手、得意の火球を鳴神裁選手に投げつけます。おおっと、お約束のミラージュです。
 鳴神裁選手の本物は、別方向から突っ込んできます。
 ビュリ・ピュリティア選手、床を凍らせた。そのまま武舞台の外へと滑り落ちるのを狙う。もろに突っ込んだ鳴神裁選手、すれ違い様にキックで決めようとしますが届かない。勢い余って滑って行ってしまいます。
 おお、鳴神裁選手、跳んだ。まるで見えない壁があるかのように、軽身功で武舞台の上ぎりぎりを走り抜けます』
「風は、渦巻くんだよ!」
『ぐるりと回ってきた鳴神裁選手、ビュリ・ピュリティア選手に跳び蹴りを放ちました。これなら、滑りません。
 ビュリ・ピュリティア選手、あわてて空飛ぶ箒で上へ逃げます。
 それを追って、床にキックをあてた鳴神裁選手が跳んだ。これは高い、ビュリ・ピュリティア選手の上を取りました』
ごにゃ〜ぽ☆ これで決めるよ〜♪
『鳴神裁選手、空中で激しく回転を始めた。そのまま大きく巻いた風をキックでビュリ・ピュリティア選手に叩きつける。突風にあおられて、ビュリ・ピュリティア選手墜落です。だが、それでも風は収まらない。武舞台に吹きあたった風が、氷で滑るビュリ・ピュリティア選手を吹き飛ばします。これはもう、ダウンバーストだ。ビュリ・ピュリティア選手、あっけなく武舞台の外へ吹き飛ばされました。
 勝者、鳴神裁選手選手です』
 
 
第三試合

 
 
『ただいま、武舞台の解凍が終了いたしました。試合を再開いたします。
 日堂 真宵(にちどう・まよい)選手、超 娘子(うるとら・にゃんこ)選手、どうぞ』
「むきーっ、なに、またたっゆんが相手なの。殺す、殺す、呪い殺す!」
『日堂真宵選手、初っぱなから超娘子選手のたっゆんを見てヒートアップです。いつも通り、懐から藁人形を取り出して、超娘子選手の名前を書いた紙を貼りつけます』
「そうはさせないにゃ、世界のたっゆんを敵に回す悪者は、この超娘子が許さないのにゃ。そら、チェストー!!」
『ああっと、今までの試合を見ていた超娘子選手、日堂真宵選手を悪と認定しました。即座に、肉球つきロケットパンチを放ちます』
「ちょ、ちょっと、待って。まだ準備が……」
『日堂真宵選手、完全にふいをつかれました。もろにロケットパンチをボディに受けて、そのまま吹っ飛ばされていきます。その手から、呪いの藁人形が投げ出されました。このまま場外に……。おおっと、超娘子選手、どうした!? なぜか、日堂真宵選手と一緒に吹っ飛んでいきます。
 呪いです。藁人形が投げられたため、超娘子選手まで吹っ飛んだ模様です。
 ああっと、勢いのついた超娘子選手、日堂真宵選手とぶつかった。両者、縺れるようにして武舞台の外に落ちます。相討ちです!
 ということで、日堂真宵選手、早くバイトに戻りなさい。キリキリ働け!』
 シャレード・ムーンに言われて、日堂真宵がひーっと悲鳴をあげてスタッフルームへ駆け込んでいく。
「ううっ〜。寒い負け方をしてしまったにゃ。寒いにゃ。こ、こたつー!」
 なんとか立ちあがると、超娘子はコタツを求めてかけだしていった。