天御柱学院へ

なし

校長室

蒼空学園へ

【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

リアクション公開中!

【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル 【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

リアクション

37)涼介・フォレスト(りょうすけ・ふぉれすと)

2度目の出演となる涼介・フォレスト(りょうすけ・ふぉれすと)は、
トッドさんに温かく迎えられた。

スタジオには大きく写真が映し出されている。

【VDカップル】甘い、甘いバレンタイン

「また、新婚さんいらっしゃい!
今年のミリアさんとのバレンタインの甘い思い出を語ってくださらないかしら。
この後、やっぱり、クリームはキスで取られたの?」

いきなり写真が登場していることにやや驚きはしたものの、
涼介はミリア・フォレスト(みりあ・ふぉれすと)とのバレンタインについて、真面目に答え始めた。

「今年のバレンタインですか。
確か二人でザッハトルテを作りましたね。
二人共料理が好きなので普段もそうですが記念日にはこうやってお菓子作りをしてるんですよ。
それで今回はチョコレートケーキの王道をということで本格的なレシピでザッハトルテをね」
涼介は写真を振り返る。
「これは最後に添えるホイップクリーム作りですね。
これを立ててる時にミリアさんの顔についちゃって、
それで取ってあげてるのですが……はい、ご想像通り、ほっぺにチュッとキスをして取ってあげました」
「まあ、すてき!」
トッドさんが言い、会場から羨望まじりのどよめきがあがる。
「ご夫婦でお菓子を一緒に作れるバレンタイン、うらやましいわね」
「ありがとうございます」
涼介がはにかむ。

「では、もうわかっている気もしますが」
トッドさんが微笑を浮かべつつ言った。
「あなたの大切な方はどなたですか?
その方について、そして、どう思っていらっしゃるか、
なるべく具体的に教えてくださらない?」
「私の大切な人ですか。
パートナーや友人・仲間といますがやはり、奥さんであるミリアさんですね。
世界で一番愛してる人。
何があっても笑顔を守りたい人。
ありきたいかもしれませんが、私は彼女を愛してますから」
穏やかな笑みを浮かべて涼介が言った。
もとより優しい性格だが、
ミリアのことを語るとき、涼介はいっそう、慈愛に満ちた雰囲気になるのだった。

「ごちそうさまです。

じゃあ、次の質問ね。
あなたの将来の目標はなんですか?
それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか?
まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」

「そうですね。やはり、立派なカニングフォーク……魔法医師という意味合いで……になることですね。
そのために治療魔法と医学を両立するために日々勉強中ですね」
「涼介さんのご実家は魔法使いの家系で、お医者さんなのよね」
「ええ。イルミンスールでは薬草学も専攻しています」
涼介がうなずいた。
「魔法医師、パラミタの魔法と地球の医学を修められる、契約者ならではのお仕事ね。
がんばってくださいね」
「ありがとうございます」
トッドさんのエールに、涼介が礼を言った。

「最後に、青葉 旭さんからの質問です。

キミの根源的な行動原則は、
どの集団(国や宗教等)の法律・規則や習慣・風習に根ざしている?

また、その行動原則とシャンバラの法律・規則や
習慣・風習が異なる場合はどちらにしたがって行動する?」

「私の場合は基本的な行動原理は日本国の法律に根ざしてますね。
それは私の生まれが日本であるからです。
ただ、郷に入っては郷に従えという言葉がある通り、
シャンバラに来てからはなるべくこちらの風習に従うようにしています。
やはり、シャンバラの方と共存するならこちらの風習を覚え、実践する必要があるからです。
たしか、どなたかの質問で異種族間での恋愛・結婚の話がありましたが
まずはお互いの文化・風習をよく知ることが大切だと思いますよ」
「なるほど、涼介さんは異文化でのご結婚を実践されていますものね」
トッドさんが深くうなずいた。

「では、本日はありがとうございました」
「それではお疲れ様でした」
深く礼をして、涼介は退場したのだった。