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なし

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蒼空学園へ

【特別シナリオ】全学最強決定戦!

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【特別シナリオ】全学最強決定戦!
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■幕間

あいかわらず百合園女学院の敷地から出ることのない、
茅ヶ崎 清音(ちがさき・きよね)のパートナー、
ろくりんくんこと、キャンディス・ブルーバーグ(きゃんでぃす・ぶるーばーぐ)は。

「この大会に不足しているのは賞品だと思うワ!
一位総取りみたいな事では現代っ子はついて来ないワヨ。
特に教導団なんて鞭の割りに飴がサッパリヨネ」

そう宣言して、各学校の校長たちの元を回って、
予選が始まる前に、賞品の追加を掛け合っていたのである。

「馬場校長自ら、
必勝祈願の料理を振舞うのはイカガカシラ?」

馬場校長に提案するキャンディスであったが。

「いや、ここは、目に見える商品というよりも、名誉を与えるのが本道じゃ。
いわば、今回はスポーツの大きな大会が開かれているようなもの。
そこで、決勝戦では、
各学校の校旗を持って、入場するというのがよいじゃろう」

「まあ、ステキだワ!
まるで、ろくりんピックの開会式みたいじゃナイ!?」
馬場校長の思わぬ提案に、
喜びの声をあげるキャンディスであった。

馬場校長は、
テレビ電話で、団長やコリマ、ルドルフたち他の学校の校長たちとも話し合い、
全学校の生徒が、校旗を持って入場することになった。

「さすが、馬場校長、スポーツを愛する方なだけあるワ。
ところで、今回の全学最強決定戦を冬季ろくりんピックと位置付けて、
夏季ろくりんピックを開催しまショウ!
その時には、馬場校長も、野球の選手として出場されテモ……」
「こうしてはいられん、さっそく準備をせねば!
ここは、わしが蒼空学園校長としての責務を果たさねばならん!」
「あ、待って、馬場校長ー!」

馬場校長が立ち上がり、キャンディスが慌てて追いかける。

というわけで、蒼空学園の旗は、
超人的なスピードで、
一針一針縫って作られた、馬場校長の手作りである。