リアクション
4.
「――ありがとうございました。しばらくすれば水場も元通りになるでしょう」
「できる限り被害は防いだし。こっちに少し毒を受けた奴もいたけど、幸い解毒を使える人間もいたからさ」
「生き残ったゴブリンは森へ帰ったようですが、しばらく悪さをすることもないかと。本当に、ありがとうございます」
瑛菜に対し、村長は心からの感謝を込めて頭を下げた。
「手伝ってくれた皆のおかげだよ。……でも、本当にそれで大丈夫?」
しばらく、ということは、いつか再びゴブリン達が害をなす可能性はあるということで。
「ええ。すぐにすべてが解決、という訳には行きませんが。彼らにも対話のできるものがいたのでしょう?」
それでも村長の顔に悲壮感はなく、より良い未来を信じているようだった。
「我々は同じ地に住む生き物なのですから。いつか、共に手を取り合うこともできると信じますよ」
理想論かもしれない。
けれど、瑛菜はその『甘さ』を否定しなかった。
ひとまず、この事件はこれで幕を下ろす。
契約者たちはまた、自分たちの日常へ帰ってゆくだろう。
初めまして、今回マスターを務めさせていただきました和式燐寸と申します。
挨拶通り初めての経験だったので拙い部分も多くあったかと思いますが、少しでも皆様に楽しんでいただけたのなら幸いです。
ぶっちゃけてしまうと、自分で考えておきながらシナリオの流れには結構難儀しました。
ご不満があるとすれば全て私の能力不足でしょう。今はこれが精一杯。今後、鋭意努力させていただく所存であります。
文章力ってどうやったら身に付くのかなぁ、なんて。
また機会があれば積極的に参加していただくと当方泣いて喜びます。
シナリオご参加いただいた皆様に最大限の感謝を。
ここまでのお付き合い、本当にありがとうございます。