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【第三次架空大戦】這い寄る闇

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【第三次架空大戦】這い寄る闇

リアクション

「ヒャッハァァァッ!! 戦だ! 破壊だ! 殺戮だァ! 勇者だかなんだかしらねぇが……まとめてスクラップにしてやるぜァ!」
 そう叫んだのはネームレス・ミスト(ねーむれす・みすと)こと龍魔騎将ネームレス。ヘルガイアの客将にして魔神帝国の双璧。多くの魔龍達を意識だけで指揮する空の蹂躙者である。見た目は子供っぽいが素手で機動兵器を粉砕できる怪力と鋼鉄よりも硬い皮膚をもつ、戦闘狂で好戦的な武将だ。
「必殺、ドローラルストローク!」
 ネームレスがその手にした100m超の大斧「要塞崩し(フォートスレイヤー)」を渾身の力を込めて振るうと、斬撃の軌跡に沿って空間が二つに割れる。そしてその衝撃波だけで町に大きな亀裂が入る。
 幾百もの建物が半壊し、瓦礫で舗装された道が出来上がる。
「いけ! 魔龍ども! この大地を破壊し尽くせ!」
 ネームレスの指令とともに、大量の魔龍が学校めがけて押し寄せる。
「させない!」
「朋美! 撃て!」
 朋美とシマックの勇者であるウィンダムが反転して急行し、魔龍の前に立ちはだかる。
「いっけえええええええええええええええ!」
 ウィンダムのアサルトライフルが火を噴く。マズルフラッシュが視界を塞ぐが、シマックから精神感応で敵の位置を受け取っている朋美には関係ない。
 ウィンダムは、ゲーム風に分類すればスーパーではなくリアルタイプの勇者である。それだけにその機動力と命中・回避の性能は他の勇者や国軍機とは段違いに高い。このような多数の敵を相手に単騎で立ちまわるのには非常に好都合な機体と言えた。
(右の魔龍が電撃のブレスを吐くぞ)
 シマックから精神感応でそう言われた朋美は、機体をわずかに左に逸らす。
 たったそれだけの動作でブレスを回避したウィンダムは、そのままバーニアを吹かして左にいる魔龍にビームサーベルで切りつける。
 魔龍の叫び声と血しぶきが空間に広がる。
(下だ)
 そしてそのまま急降下。逆手に持ったビームサーベルで魔龍の背中を貫く。
(ん……拙い! 緊急回避!)
 一匹の魔龍が、ウィンダムの背後に回りこんでその顎(あぎと)を大きく開き、噛み付こうとしていた。
「くっ! 間に合わない!!」
 だが、ウィンダムの反応速度でも、回避できないかと思われたその時、突如ワープをして現れた機体のレイピアが魔龍の頭蓋を貫いた。
「危ないとこやったなあ……」
 そう通信を入れたのは泰輔で、彼の乗機バンデリジェーロはカスタムワンオフの特別機だった。噂によれば鹵獲したヘルガイアやらオリュンポスの技術が導入されているといわれるが、その真偽は定かではない。
「ありがとうございます!」
 泰輔に礼を言う朋美に、顕仁が「例は無用」と返す。
「嬢ちゃん、あんたは少し下っててや。勇者はもう少し決戦用にエネルギーやら何やらとっとかんと。こっから先は国軍におまかせや。とはいえ……スケジュールは押してるんやけどな。ミレリア、準備はよろし?」
「問題ないわ! 地獄の大公ベルゼバブ殿に申し上げる。我、汝が妻アスタルトの名代にして汝が真名バアル・ゼブルを識る者なり。イナンナ、イシュタル、及びグリモワールに穢されし大公爵アシュタロスの名において希う。我が怨敵にその力識らしめよ。汝、バアル及びセトとして、嵐と雷槌にて我が怨敵を打ち砕け!」
 ミレリアの声とともに、ミレリアの乗機アスタルトが持つビームキャノンに莫大なエネルギーが集まる。それは、戦艦の主砲をも凌駕するほどのエネルギー。
「蹂躙せよ!」
 ミレリアがそれを放つと、そのエネルギーは薄く拡散され、嵐のように戦場全体を漂い、魔龍たちを翻弄する。薄まった分単体に与える威力は少ないが、嫌がらせとしてはきつすぎるほどであった。
「くおおおおおおおおおおおお。魔龍たちが!!!」
 ネームレスが雄叫びを上げる。
「鬱陶しい!」
 ネームレスが一喝とともに解き放った闘気が、嵐を打ち消す。
「ふーん。これを打ち消すなんてやるわねぇ。じゃあ泰輔、予定どうり情報収集と行きましょうぁ? まあ、今の一撃だけでも、十分に情報としての価値はあるけどぉ……」
「せやな。国軍が本格的に出揃うまでにはまだ時間がかかるから、それまでの間、なんとか持たせつつ情報収集や」
「了解! 行くわよリリア」
「はい。ミレリア様!」
 そして、ミレリアが突進する。
 ミサイルを放出して回避性能を見る。斬撃の威力を調整しつつ防御力を推し量る。そして――
「泰輔、追いかけっこ開始!」
「了解!」
 ミレリアの指示を受け、泰輔はアサルトライフルで魔龍の群れを挑発しつつ、ワープで距離を置く。挑発に乗った魔龍が追いかけてくると、アサルトライフルで攻撃しつつ卓越した技能で魔龍の爪や牙、ブレスを回避しつつ、突如としてワープを行い魔龍たちを混乱させる。
「さて、そろそろ国軍も出揃ったかな?」
 顕仁に尋ねると肯定の返事が帰ってくる。
「ほな、そろそろまじめに戦いますかな」
「いままでは遊んでいたのか?」
 泰輔がそう言うと顕仁は皮肉めいた言葉で返してくる。
「ちゃうがな」
「ま、わかっておる」
 どうやら泰輔をからかっただけらしい。
「……ったく」
「そう腐るでない。それより、収集したデータの分析は終わった。基地に転送するぞ」
「よし。ほな、フルスロットルで行くで!」
「ご随意に」
 そして、満を持して国軍の本隊が出撃した。
「全艦隊一斉射撃! その後に艦載機出撃。基地より発進した部隊と連携して敵の掃討に当たれ!」
 そう命令を下したのは艦隊指令の葛城 吹雪(かつらぎ・ふぶき)。少将にして提督である。
「主砲、三連斉射!」
 その指示を受けて振り上げた右手を力強く下ろしたのは旗艦である空母伊勢の艦長コルセア・レキシントン(こるせあ・れきしんとん)である。
 伊勢と、それに従う数隻の戦艦から主砲が放たれると、その光条は魔龍の群れを引き裂いた。
「やるじゃないか……だが、戦艦ごときの紙装甲、敵じゃないんだよ!!」
 ネームレスは要塞崩しを振り回して艦載機を蹴散らしながら空母機動部隊に接近する。
「くっ! 拙い。近づけるな!」
 コルセアが叫ぶ。
「任せろ!」
 そう言って立ちふさがったのは戦艦並みの巨大な人型兵器、バロウズである。かつてブリッツ小隊を率いて戦っていた夜刀神 甚五郎(やとがみ・じんごろう)大尉が、度重なる激戦の末、部隊として維持できなくなった小隊の代わりの戦力として投入した機体だった。
 エネルギー系統の問題でお蔵入りしていた機体を、勇者の技術等を導入して強引に問題を解決。その後に上層部に掛けあってやっとの思いで投入した。
「大尉、バロウズはまだ完全では無いので荷電粒子砲とファイナルイコンソードは使えません。そのことに注意してください」
 バロウズの再設計を手がけた技術部の阿部 勇(あべ・いさむ)が甚五郎に注意を促す。四人がかりでないと動かせない巨大な兵器のため、勇もパイロットとしてかり出され、機体情報とダメージコントロールを担当していた。
「敵武将、10秒で接触。カウントダウン開始します。……7……6……5……」
 小隊の生き残りのホリイ・パワーズ(ほりい・ぱわーず)もパイロットして組み込まれ、索敵と通信を担当していた。
「シールド展開! エネルギーを注入して防御力を上昇させます!」
 火器管制とエネルギーコントロール担当のブリジット・コイル(ぶりじっと・こいる)がそう言いながら防御体制をとる。
「大尉、堪えてください!」
「了解!」
 甚五郎が防御姿勢をとるのと、ネームレスが要塞崩しを振り下ろすのはほぼ同時だった。
 金属と金属がぶつかる音。そしてその衝撃が戦場に響く。
「ほう! 受け止めるとはなかなかやる! これでも、機動要塞ですら切り裂くはずなんだがなあ!」
「ふん。こちらは、勇者の技術も応用しとるのでね」
 感心するネームレスに甚五郎はそう応えた。
「ブリジット!」
「了解」
 甚五郎が指示をすると、バロウズの肩に搭載され、正面に移動してネームレスの攻撃を防いだシールドがそのままネームレスに襲いかかる。
「うわあああああああああ!」
 切り裂かれるネームレス。だが、超再生能力によってその傷はすぐに修復される。
「痛いなああああ! 痛かったぞこのやろう! アーマード、来いよ。こいつをぶっ潰すぞ!!」
 ネームレスは双璧の片割れたるアーマード レッド(あーまーど・れっど)こと鋼魔機将アーマードに呼びかける。アーマードは機械魔たちを指揮する陸の破壊者である。その巨体から想像できない高速機動と凄まじい火力を持った戦闘兵器で無慈悲で冷静沈着。魔神皇帝の娘である戦魔皇姫カグヤたる緋王 輝夜(ひおう・かぐや)の配下であり、今回の作戦の立案者でもある。
 かれらはエッツェル・アザトース(えっつぇる・あざとーす)こと魔神エッツェルも属する魔神帝国ヘルガイアの最高幹部でもある。
 
 アーマードは目視不可能なほどの速度で控えていた後方からバロウズの前まで移動すると、正確無比なビームアサルトライフルの攻撃をバロウズに行う。
「左腕部損傷! ダメージは軽微です」
 勇が報告を行う。さすがにバロウズは戦艦並みの巨体だけあって、その装甲は分厚い。どうやらアーマードの所持するビームアサルトライフルは規格品のようでそれほど攻撃力は高くない様子で、バロウズにとってはそれほど痛撃ではない。それ単体ならば。
 だが、アーマードが牽制を行いできた間隙にネームレスが攻撃を叩きこんでくるため、索敵担当のホリイは非常に苦労していた。
「大尉、このままじゃジリ貧です!」
 ホリイが叫ぶ。悲痛な悲鳴。目視できない速度のアーマードの攻撃を、レーダーで必死に捉えているため、ホリイはすでに限界に近かった。
「なんとか一瞬でも時間が稼げれば……」
 甚五郎がそうつぶやくと、通信回線に声が響いた。
「まかせろおおおおおおおおおおおおおお!」
 上空から、レーザーバルカンをばらまきながら急速急降下してきたのは{ICN0003180#翔龍(飛行形態)}。国軍の人工勇者エヴァルト・マルトリッツ(えう゛ぁると・まるとりっつ)の愛機だった。
「ロートラウト、索敵全開。敵は小型の上すばしっこいからな!」
「了解。スパイ騒動だなんだのでイライラしてたからね! かっとばすよ!」
 ロートラウト・エッカート(ろーとらうと・えっかーと)が答えて、システムにダイレクトリンクした電脳をフル稼働させる。
「……転送するよ」
「オーケー」
 そして転送されたデータを元に、翔龍は弾丸をばらまく。
 それが牽制として有効に働き、バロウズがアーマードとネームレスを捉えることに成功する。
「レーダーに感!」
「二連式対地対空機銃一斉射撃!」
 甚五郎の指示で地上と空に大量の銃弾がばら撒かれる。
「100メートル後退」
 そして、後退すると、甚五郎はセーフティーを解除した。
「ファイナルイコンソード行くぞ!」
 だが、それに勇が待ったをかける。
「待ってください。最初にもいいましたがそれを使うと行動できなくなります」
「わかっとる。だが、奴の再生能力を加味した結果、それくらいの破壊力がなければ倒すことができんのだ!」
「くっ……了解。ファイナルイコンソードシーケンス」
「エネルギーバイパス問題なし。全エネルギーをファイナルイコンソードに注入する」
 ブリジットがエネルギーをコントロールする。
「こちらバロウズ。エネルギー注入の間の時間稼ぎをお願いします」
「こちら空母機動部隊の葛城だ。バロウズ了解。笠置大尉、艦載機部隊の全機で敵武将及び周囲の魔龍と機械魔に集中攻撃! バロウズに近づけるな!」
 吹雪は艦載機部隊の隊長笠置 生駒(かさぎ・いこま)に指示を飛ばす。
「笠置了解。聞こえたね? アルファ1から各機へ。アルファ、ベータは空を、デルタとイプシロンは地上の防衛を担当。友軍機に敵を近づけるな!」
『『『『了解!』』』』
 何機ものジェファルコンが、空と地上に展開しする。
「伊勢とのデータリンク完了。ミサイルの操作を伊勢のオペレータに一任します」
 シーニー・ポータートル(しーにー・ぽーたーとる)が部隊のすべての機体のシステムを伊勢とリンクさせる。これによって、無数のミサイルの管理が伊勢に一元化されることになる。
「よし、ミサイル発射。その後散会して攻撃!」
『Lets Party!』
 生駒の命令で、すべてのジェファルコンから多弾頭ミサイルが発射される。一発しか装填できないが、その攻撃は戦場を埋め尽くすほどだ。これぞまさに、正しい飽和攻撃といえるだろう。
「くっ! 鬱陶しい!!!」
 ネームレスが要塞崩しを左右に振るうと、衝撃波が発生してミサイル同士が接触。その余波を受けて艦載機部隊も大きく体勢を崩される。
 アーマードは全身が赤く発光する粒子に包まれ、移動速度が段違いに早くなり始めた。そして残像がいくつも残るほどの速度で物理法則を無視した動きを見せる。そして全ての残像からビームアサルトライフルの光が出るほどの高速で、そしてその弾幕がミサイルを尽く撃ち落としてゆく。
「流石はバケモノですね……」
 ホリイがうめき声をあげる。
「奴らを我らの常識で図るほうが間違っている」
 甚五郎がそう言って、エネルギーの注入率をブリジットに尋ねた。
「あと5秒でコンプリートです……いけます!」
「よし、ファイナルイコンソードだ!」
 そして、神域に到達した剣が振るわれる。常人の目には止まって見えるほどの高速剣。それがネームレスに襲いかかる。
 それはネームレスを切り裂いて、切り裂いて……途中で停止した。ネームレスの再生能力とファイナルイコンソードの威力が拮抗したのだ。
「くっ。これでもだめなのか。なんという再生能力……」
「リミット突破出来ればいいんだが……今この期待が破損したら後がないからな。これは戦艦主砲を集中させるしかないのか?」
 エヴァルトがそう言うと、ロートラウトが思い出したように告げた。
「そういえば、勇者の機体を解析して格闘戦主体の機体開発されてるもん。しかも完成間近だもんね!」
「それを早く言え! ロールアウト真近ってことはこの期待で無茶をしてもいいってことだろうが!!」
「そうだね!」
「遠慮は無しだ、【リミッター解除】ッ!翔龍、突貫する!!」
 翔龍は飛行形態に変形するとエネルギーフィールドを纏い最高速でネームレスに突撃する。
「があああああああああああああああああああああああ!」
 ネームレスの悲鳴が戦場にこだまする。
 そしてそのままネームレスを上に弾き飛ばして人型に変形し、落ちるネームレスに追い打ちを掛けるように拳を叩きつけてはたき落とす。
 地上に降りるとそのまま残像が残るほどの拳撃の連打を浴びせて、そこから地面スレスレで拾う水面蹴りから膝蹴り。
 浮かせて踏ん張れない敵に鉄山靠。
「こ……の!!」
 連続攻撃にネームレスはなすすべがない。
 そして、吹き飛ばして跳ね返ってきた勢いと体勢を戻す回転の勢いを交差法で合わせ――
「破邪逆鱗脚ッ!!」
 エネルギーを集約した跳び蹴りを放つ。
「ぐあああああああああああああ!!! ま、まだだあああああああああああ!!!!!」
 激しい攻撃を受けながらも、ネームレスは再生を続ける。
「くっそ……こっちはもう限界だってのに……」
「任せなさい! 子供たち、あっちの機械は任せたはよ!!」
 エヴァルトを受け継いで、群青色のフィーニクスが受け継ぐ。そして、勇者たちがその間アーマードを相手取る。
「ストライカー・フルバースト!」
 イーリャは{ICN0004078#フィーニクス・ストライカー/F}を{ICN0004078#フィーニクス・ストライカー/H}に変形させると、全兵装から弾丸を発射する。
 ビットが展開し、周辺を浮遊してレーザーを発射して行動を阻害する。
 ミサイルポッドがからになるまでミサイルを放出し、全弾を叩きこむ。
 そしてツインアサルトライフルを連射しつつネームレスに接近する。が、これがイーリャの運命を決めることになった。
「この……クソがああああああああああああああああああああああ!!」
 瀕死のネームレスが振るった要塞崩しが、至近距離でフィーニクスに命中する。
「先生!」
 フレイが叫ぶ。
 勇者たちの動きが止まる。その瞬間にアーマードの反撃で勇者たちに無数の弾丸が注がれる。
「ジヴァ……脱出しなさい」
 イーリャが、切れ切れにそうつぶやく。
「ちょっ、ちょっと何してるの!? 脱出って、あんたも早く……」
「無理よ……もう……」
 ジヴァがイーリャをみると、フィーニクスの内部のパイプが、イーリャの体を貫いていた。
「内臓が……やられたわ。私は、もう……あなただけでも……クッ」
 そして、イーリャが口から血を吐き咳き込む。
「嘘でしょ……やめてよ、ママ……ママ……!」
「ママって呼んでくれるのね……生きて、お願い……」
 イーリャは、ジヴァの分だけ脱出シートのスイッチを入れる。
「やめて! ママ! ママァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
 ジヴァが射出された直後に、フィーニクスが爆発を始める。
「私一人では逝かない。おまえも道連れだ……」
 フィーニクスの腕がネームレスを拘束する。
「やめろ! やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ!!!!」
 そして、イーリャが自爆装置のスイッチを押す。
 暴走したエネルギープラントが激しい熱量を持つ。
「みんな……負けちゃだめよ……」
「せんせええええええええええええええええええ!」
 勇者たちの悲鳴が、重なる。
 刹那、真っ白な光が戦場に広がった……