リアクション
数分後 迅竜 格納庫
「これが、新たに生まれ変わった艦竜」
リハビリを終え、復帰した蓮華。
彼女が艦竜を眺めていると、背後から声がかかる。
「身体の調子はすっかり良いみたいね。良かったわ」
振り返り、敬礼する蓮華。
「クライツァール少佐」
それに答礼しつつ、ローザマリアも艦竜を眺める。
「お見事です。少佐のセント・アンドリューと合体し、艦竜は新たな力を得たのですね。やはり次も少佐が?」
するとローザマリアは一枚のカードキーを取り出し、蓮華に差し出す。
「これは……?」
「セント・アンドリューの起動キーよ。次はあなたが乗りなさい。セント・アンドリューは私の艦でも、あの機体……艦竜、そのもとになった盾竜はあなたが乗ってきた機体なのよ」
姿勢を正し、カードキーを受け取る蓮華。
そして彼女は再び敬礼する。
「董蓮華、謹んでお受けします!」