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リアクション
5)赤城 花音(あかぎ・かのん)
「皆様、こんにちは。
アイ・アム・ミュージックファイター♪
赤城 花音(あかぎ・かのん)だよ! よろしくお願いします☆
そして、二度目のお招き!ありがとうございます♪」
「また、お会いできてうれしいわ」
赤城 花音(あかぎ・かのん)の元気な挨拶に、
トッドさんは微笑した。
パートナーの
リュート・アコーディア(りゅーと・あこーでぃあ)、
申 公豹(しん・こうひょう)、
ウィンダム・プロミスリング(うぃんだむ・ぷろみすりんぐ)たちは、
スタジオ観覧者として、花音を見守っている。
「今回は、お写真を交えながら伺うわね」
トッドさんは、さっそく、映し出された写真を示した。
合言葉はメトロック!
「……「合言葉はメトロック!」だね。懐かしいな」
花音は写真を見て、微笑んだ。
「こちらのステージの時はどんなお気持ちで歌われたのかしら。
詳しく聞かせてくださらない?」
「当時のボクは、パラミタに来て日が浅くて……期待と不安が入り混じっていたね。
だから……十八番の「楽園」を歌う事で、
どれだけリスナーさんに響けるのか……確かめたい……気持ちはあったのかな?」
「ご自身で作詞作曲された曲を歌われたのよね」
トッドさんの言葉に、花音はうなずく。
「当時のロックフェスへの意気込みはどのようなものでしたの?」
「音楽の可能性を切り開きたい!
会場が一体になってメトロック!コールを!!
夏の思い出に……みんなの魂に刻まれるような、素敵な音楽ができると良いな!
そんなふうに……目の前の機会に一生懸命だったね」
楽しい思い出を振り返り、花音は続けた。
「有志のみんなでのロックフェスは、とても嬉しく楽しい思い出だよ!
トリを務める事ができて……ボクの音楽活動の原点でもあるよ。
メトロックの成功を記念して、写真に残す事もできたからね!」
「たしかに、素敵なお写真ね。
躍動感が伝わってくるわ」
トッドさんがうなずいた。
「さて、過去に想いを馳せた後は、これからの事の話しを……できるかな?」
「どうぞ。せっかくのインタビュー番組ですもの」
花音は、視聴者に向かって訴えるように言った。
「ボクはニルヴァーナの学校のために、基金の設立を計画しているんだ。
音楽活動を生かした社会貢献なんだよ。
最初に謝ると……ボクは会議を仕切る事が苦手なんだ……。
基金の立ち上げに関して……個人技で突っ走る……予感がするんだよね。
過去を振り返っての……ボクの反省点だね…。
できるだけ……意見と提案を公開して行ける様に……頑張りたいな。
正直……ボクが個人的にできる事には……限りがあると思う……。
音楽関係者の方は……よろしくお願いします!」
ぺこりと頭を下げる。
「リスナーのみんなへ!
期待に応え!心に残る音楽を届けに!頑張るよ!」
そして、顔を上げ、花音は力強く宣言した。
「では、次の質問に移らせていただくわね。
あなたの大切な方はどなたですか?
その方について、そして、どう思っていらっしゃるか、
なるべく具体的に教えてくださらない?」
「最近はパートナー一同を、改めて……大切に思う様になったね。
……大切に思っても……届かない気持ちもあるから」
「花音……」
観客席のリュートがつぶやき、申 公豹とウィンダムも、花音を見守った。
「なるほど。
では、次の質問です。
あなたの将来の目標はなんですか?
それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか?
まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」
「今は音楽活動を……具体的な社会貢献に役立てる事だね!
ニルヴァーナの学校の音楽科は、
定期的にコンサートを開く事を目指していて……その提案は賛成だよ。
先に話した基金との……タイアップ企画の構想を立てていたりするよ。
例えば……アニメ主題歌の採用を目指して!
選抜会をやろう……とか、考えているかな?」
「なるほど、花音さんらしいお答えね。
では、皆様からお寄せいただいた質問にもお答えいただけるかしら。
アキラ・セイルーンさんの質問です。
「これまでの活動を振り返り、一番印象に残っている出来事は?」」
「先の質問でも話したメトロックだね!
ボクの……初めての大きな音楽イベントだったからね。
ボクの活動は……あの時から始まった……印象が強いよ」
「なるほど。
アキラ・セイルーンさんからもうひとつ質問をいただいています。
「俺僕私がおススメする冒険譚(シナリオ)はこれだ!」
お答えいただけますかしら?」
「ボクは参加していないけど……。
【学校紹介】四天王を目指す歌姫
……かな?
また……新入生向けに各学校を、気軽に紹介する話があっていいと思うよ」
「なるほどね。
次は、瀬山 裕輝さんの質問です。
『僕私のおススメ又は自慢したいアイテムやスキル〜』
いかがかしら」
「自慢する訳じゃないけど……。
申師叔とボクの雷公鞭は、戦時には簡単に負けられないよ!」
観覧席の申 公豹(しん・こうひょう)と視線を交わし、
花音は微笑した。
「戦っているときの花音さんはどんな感じなのかしら。
では、次の質問です。
国頭 武尊さんからです。
異種族との恋愛や結婚について
「地球出身の出演者全員」にどう考えているか答えて貰いたい」
「ボクは……差別を作る事ができないように心掛けてる……許せないし……。
自分に無いものを持つ人は、素敵に思うけどね。
結婚観は……ゴメン、今は考えていられない……」
「なるほど。
では、最後にアイドルの先輩に、
ピュリア・アルブムさんの質問です。
「アイドル活動の中で嬉しかったことや苦労したこと、
またアイドルとして心がけていることなどがあったら教えてください」」
「ボクの音楽活動が……じわりじわり……認められて来ているとしたら……何よりも嬉しいね。
苦労? 作詞・作曲は……頭の中が何時も戦場だよ!」
花音はおかしそうに言った。
「心掛け……ボクは、シンガー・ソング・ライターとしての意見になるけど……。
みんなが公開している楽曲は、丁寧に聴かせて頂いているよ。
上手い表現などは……とても参考になるんだ。
ボクは作詞の本で勉強して、実戦配備で鍛えているつもり。
気合を入れて取り組むなら、気に入った本での勉強はお勧めするよ」
「なるほど、先輩として頼もしいお言葉ね。
まだ、いくつか質問はあるのだけど……」
「時間が押して……答えられなかった質問は……ごめんなさい」
「いえ、たくさん答えてくださってありがとう。
そして、また今回もご出演いただき、ありがとうございました」
「こちらこそ、トッドさん、今回もありがとうございました♪」
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