イルミンスール魔法学校

リアクション

■□■２■□■「しょうがないからつぁんだとも同盟組んで戦うざんす！」

　「わははははは！
　　きまくは、普段は素朴な農民娘のような性格だが、
　　ひとたび刃物を持つと、狂戦士になる性格なのだよ！
　　そして、ひらにぃは、超絶素直クールで、
　　『オマエ、スキ』、『オマエ、コロス』しか言わない無表情キャラなのだ！
　　きまくに刃物持たせて、
　　ひらにぃにオイルが出土したらやる約束した我の作戦、大成功である！
　　しゃんばらだいこうやは、されたことはけして忘れない！
　　つぁんだにざんすかに契約者ども！
　　我の領域で、我に断りもなくこのような所業を働いたこと、
　　ナラカで後悔するがよい！！」
　しゃんばらだいこうやが杖で地面を叩いて勝ち誇る。

　「わあああん、ざんすかあああああ」
　「つぁんだは、昔から口ばっかりで、どうしようもない奴だったざんす！
　　でも、きまくとひらにぃがいるのはヤバいざんす！！
　　こうなったら、学生と協力して対処するしかないざんす！！
　　じゃたも一緒に戦うざんす！！」

　「争いはいやじゃた」
　しかし、じゃたは、いろいろな治療と、
　満足するまでチョコを食べたことで、
　カカオ依存症が治り、暴走時の力を失っていたのであった。

　「じゃたが腑抜けになってしまったざんす！
　　しょうがないからつぁんだとも同盟組んで戦うざんす！」
　「……ざんすかが味方になれば、学生たちが味方に？
　　ははははは、しょうがないなあ、
　　僕の力が必要なんだったら、協力してあげなくもないけど？」
　「チョコで固めて、
　　きまくとひらにぃの前にぶっ飛ばしてやるざんす！！」
　「いやああああ、じょ、冗談に決まってるじゃないか、
　　僕たち友達だろざんすかー」
　
　かくして、
　しゃんばらだいこうやと、ひらにぃ、きまくという新たな脅威の前に、
　ざんすかとつぁんだは一時的に同盟を結ぶのだった。