リアクション
■□■2■□■ イルミンスールの時空転送
場所は変わり、イルミンにて。
未来のブルタ・バルチャ(ぶるた・ばるちゃ)は、
エリザベートへのストーカー的執念が実り、研究助手になっていた。
(エリザベート達の
過去と未来を行き来できる転送魔法に何らかの形で関わっていれば
ダーク静香を過去に送り込む際に何か役立つかもしれないからね)
未来・ブルタは、そう考えていた。
(それにしても、
エリザベートは成長してしまったのが残念だね。
若返らせる方法はないかなあ)
未来・ブルタのなめまわすような視線を感じ、エリザベートは言う。
「何か悪いことたくらんでますねぇ!」
「え? いいがかりだよね!?」
「あなたはいつもそうですぅ!」
「うわあああああああああ!?」
エリザベートは、未来・ブルタをぶっ飛ばした。
★☆★
「なんだか、いろいろ心配じゃし、
さらに過去から増援を呼んだ方がいいかもしれんのう」
アーデルハイトは言う。