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【蒼空に架ける橋】第4話の裏 終末へのアジェンダ

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【蒼空に架ける橋】第4話の裏 終末へのアジェンダ

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第四章 仕切り直し

――数日が経過した。何処かへと出ていたオミ・ナは日が暮れた頃、部下を引き連れ戻ってきた。
 オミ・ナは戻るなりモリ・ヤとウヅ・キを呼び出し、部屋で現状を聞いていた。

「――成程ね、協力は難しいか」
 小さく溜息を吐くオミ・ナにウヅ・キは「すいません」と頭を下げる。
「ああいいっていいって。少なくとも敵に回らなけりゃ問題は無いさ。で、そっちは?」
 オミ・ナが目を向けるとモリ・ヤが頷く。
「こっちは問題ない。ウグノツに加えてヒトガタも獲れたからな。闇医者が『ヒトガタくれたら診てやる』っていうからくれてやったよ。大喜びで解剖して『中から人が出てきた』って大騒ぎだ」
 ちなみにその出てきた人というのは美味しく頂かれた垂のことである。
「様態は?」
「『全力を尽くしたので問題ない。その内目を覚ます』だとよ」
 その言葉を聞いてオミ・ナは少し安堵したような表情を浮かべる。
「で、そっちは何をしてきたんだ?」
「ああ、そうそう」
 オミ・ナは何処からかずた袋を取り出した。
「それは?」
「あの地上の人の荷物。アンタから兄貴の船が大破した場所を聞いてね、風の流れで瓦礫とかが行き着くところがあるんでもしかしたら、と思ったらビンゴよ。ちょいと時間はかかったけど拾えるものは拾ってこれた。これであの人たちも戦える」
「まあ、協力してくれたらの話だけどね」とオミ・ナが小さく付け加える。
「後はアイツ――ナオシが目を覚ますだけか」
 モリ・ヤが呟いたその時だった。

「俺を呼んだか?」

 振り返ると、入り口に未だ尚包帯を巻いたナオシが立っていた。
「あ、兄貴……大丈夫なのか?」
「ああまだふらつくけど何とかな。それよりも――」
 ナオシは少し間を置いて言った。
「俺が寝ていた間の状況を教えろ」

<続>

担当マスターより

▼担当マスター

高久 高久

▼マスターコメント

 ここまでお付き合い頂きありがとうございます。裏シナリオ担当の高久高久です。
 毎度御参加頂きありがとうございます。少しでも楽しんで頂けたのであれば幸いです。

 さて、今回のシナリオの結果に関してです。

・ナオシが完全復活しました。
 漁で稼げたためにナオシが完全復活を遂げました。
 今回はほぼ登場しませんでしたが次回問題なく登場するでしょう。

・参ノ島の警戒がある程度解かれました。
 皆様の説得により、今回の件は裏でタタリが関わっていると感じた参ノ島副官達の皆様への警戒がある程度解かれました。
 といっても協力体制が取れるほどではありません。あくまで「他の事で忙しいからお前ら構ってる暇はない」程度です。
 またクク・ノ・チやアク・タの過去の事件が関わっているかどうかという事は伝わりませんでした。
 ただ「敵の敵は味方」という言葉があります……あったっけ?

・武装使用が可能になります。
 オミ・ナが拾ってきたため皆様の武装が返却されたことになります。
 次回武装の使用が解禁されます。

 その他の小ネタ等はマスターページの方で書くかもしれないので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 次回も今回の参加者の方々には招待を出させていただきました。
 いよいよ大詰めが迫ってきました。よろしければもう少しお付き合いください。

 Q、次回どうなるの?
 A、どうなるの?

▼マスター個別コメント